名古屋市「新瑞橋」美容外科・美容皮膚科・形成外科・一般皮膚科

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ADMとは?シミ・肝斑との違いと正しい治療法

高級な美白ケアを試しても消えない、ファンデーションで隠そうとするとかえって灰色に浮き出る…。そのしつこいシミの正体は、皮膚の奥深くに原因がある特殊なシミ「ADM」かもしれません。主に20歳前後から現れるこのADMは「あざ」の一種で、セルフケアでの改善は極めて困難です。

さらにADMは肝斑と誤診されやすく、間違った治療で悪化させてしまうケースも少なくありません。この記事では、ご自身でできるADMのセルフチェック法から、保険適用も可能な最新レーザー治療、気になるダウンタイムの経過までを徹底解説します。長年のシミ悩みに終止符を打ち、美肌への最短ルートを見つけませんか?

もしかしてADM?シミ・肝斑との見分け方とセルフチェック

鏡を見るたびに気になる、頬骨やこめかみに広がるシミ。 「高級な美白美容液を試しても、一向に薄くならない…」 「ファンデーションで隠そうとすると、逆に灰色に浮き出て目立つ…」 このように感じている場合、そのシミは「ADM」かもしれません。

ADMは「後天性真皮メラノサイトーシス」という特殊なシミ(あざの一種)です。 多くのクリニックでも肝斑や他のシミと間違われやすく、適切な治療が行われていないケースも少なくありません。 誤ったケアは症状を悪化させる可能性もあるため注意が必要です。 まずはご自身のシミの正体を知ることが、美肌への重要な第一歩です。 ここでは、医師の視点からADMと他のシミとの違いを詳しく解説します。

ADMの正しい治療法|ルビーレーザーとステラM22を徹底比較 - 画像 1

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)とは何か?真皮メラノサイトを解説

ADMは、その名前が特徴を正確に表しています。

  • 後天性  生まれつきではなく、多くは思春期以降、特に20歳前後で現れます。
  • 真皮  皮膚の深い層である「真皮層」に原因があります。
  • メラノサイトーシス  シミの原因となるメラニン色素を作る細胞「メラノサイト」が増えている状態です。

私たちの皮膚は、外側から「表皮」「真皮」という層でできています。 通常、メラノサイトは表皮の最も深い部分にしか存在しません。 しかしADMでは、何らかの理由でメラノサイトが真皮層に現れます。 肌の土台ともいえる深い場所でメラニンが作られるのが特徴です。

ADMの主な特徴

  • 原因細胞  真皮に存在するメラノサイト
  • 色調  灰色、青みがかった褐色、紫がかった褐色など、少しくすんだ色に見えます。  これは、色素が深い場所にあるため、光の反射で青みがかって見えるためです。
  • 形状  1~3mmほどの小さな斑点が集まり、一つのシミのように見えます。
  • 発症部位  頬骨の高い位置、こめかみ、目の下、小鼻などに左右対称に現れることが多いです。

市販の美白化粧品は、表皮に作用するものがほとんどです。 そのため、真皮層に原因があるADMには効果が期待しにくいのです。

画像で比較!ADMと間違えやすいシミ・肝斑・そばかす・あざの特徴

ADMは見た目や発生部位から、他のシミやあざと非常に間違われやすいです。 特に肝斑と併発しているケースも多く、正確な診断には専門知識が求められます。 それぞれの特徴を比較し、見分けるポイントを理解しましょう。

種類好発年齢色調形状・境界好発部位主な原因
ADM20代前後〜灰色〜青みがかった褐色点状の斑点が集まる頬骨、こめかみ(左右対称)不明(遺伝、ホルモンなど)
老人性色素斑30代以降茶色〜濃い茶色円形、境界がはっきりしている頬骨、手など紫外線が当たる部位紫外線
肝斑30〜40代薄茶色〜濃い茶色面状にもやもやと広がる、境界が不明瞭頬骨、額、口周り(左右対称)女性ホルモン、摩擦、紫外線
そばかす幼少期〜明るい茶色小さな斑点が鼻を中心に散らばる鼻を中心に頬に広がる遺伝、紫外線
あざ(太田母斑)生まれつき〜思春期青色〜灰褐色面状に広がる主に片側の目の周り、頬、額生まれつきの異常

特にADMと肝斑の見分けは重要です。 ADMは「点」の集まりですが、肝斑はもやもやとした「面」で広がります。 メイクをすると、ADMはファンデーションの下からグレーに透けて見えます。 一方、肝斑はコンシーラーで隠しやすいですが、範囲が広いため厚塗り感が出やすいです。

自分でできるADMセルフチェックリスト【5つのポイント】

ご自身のシミがADMかもしれないと感じたら、以下の項目を確認してみましょう。 当てはまる項目が多いほど、ADMの可能性が高いと考えられます。

【ADMセルフチェックリスト】

  • ☐ 発生時期:20歳前後からシミが気になり始めた  老人性色素斑や肝斑は30代以降に多く、20代での発症はADMの特徴です。
  • ☐ 場所:頬骨の高いところや、こめかみに左右対称にある  ADMは、顔の骨格に沿って左右対称に出現する傾向があります。
  • ☐ 形:ひとつひとつは小さな点状のシミが集まっている  地図のように広がる肝斑とは異なり、点描画のように見えます。
  • ☐ 色:一般的な茶色ではなく、灰色や青っぽく見える  素肌では褐色でも、メイクをするとグレーに見える場合は要注意です。
  • ☐ 効果:美白化粧品やサプリを試しても、ほとんど効果を感じない  原因が皮膚の深い「真皮」にあるため、セルフケアでの改善は困難です。

【チェック結果の考え方】 3つ以上当てはまる方は、ADMの可能性があります。 ただし、これはあくまで簡易的な目安です。 老人性色素斑や肝斑などが混在している場合も多く、自己判断は禁物です。 特にADMと肝斑では治療法が大きく異なるため、誤った治療は症状を悪化させます。 気になる方は、一度専門のクリニックで肌診断を受けることをお勧めします。

なぜADMができるのか?主な原因と発症のメカニズム

ADMが発生する明確な原因は、残念ながらまだ完全には解明されていません。 しかし、臨床現場からはいくつかの要因が関わっていると考えられています。

ADMの主な原因として考えられるもの

  • 遺伝的要因  ご家族に同じようなシミがある場合、発症しやすい傾向が見られます。
  • ホルモンバランス  女性の発症率は男性の約10倍と非常に高いです。  妊娠やピルの服用をきっかけに目立ち始めることがあるためです。  このことから、女性ホルモンの影響が指摘されています。
  • 人種的要因  日本人や中国人など、特定のアジア人に多く見られることも特徴です。
  • 紫外線や物理的刺激  これらが直接の原因ではありません。  しかし、肌へのダメージがADMを悪化させる一因になる可能性があります。

これらの要因が複雑に絡み合い、発症すると考えられています。 通常は皮膚の表面(表皮)にいるはずのメラノサイトが、なぜか皮膚の深い層(真皮)に迷い込んでしまうことでADMが発症します。 深い場所でメラニンが作られるため、肌表面からは独特の色調に見えるのです。

ADMに関するよくあるご質問(FAQ)

  • Q. ADMは自然に消えますか?  A. ADMは皮膚の深い層に原因があるため、残念ながら自然に消えることはほとんどありません。適切な治療が必要です。
  • Q. ADMは悪い病気ですか?  A. ADMは良性の色素沈着であり、健康上の問題や、悪性化する心配はありません。しかし、見た目のコンプレックスにつながることが多いため、治療を希望される方が多くいらっしゃいます。
  • Q. ADMは予防できますか?  A. はっきりした原因が不明なため、確実な予防法はありません。しかし、紫外線対策や肌をこすらないといったスキンケアは、症状の悪化を防ぐ上で大切です。

長年シミだと思い込んでいたものが、実はADMだったというケースは非常に多いです。 ご自身のシミがどのタイプか正確に知ることが、美肌への最短ルートです。 自己判断でケアを続ける前に、一度専門のクリニックへご相談ください。 私たちは、あなたの肌の状態を的確に診断し、最適な治療プランをご提案します。

ADMの正しい治療法|ルビーレーザーとステラM22を徹底比較

ご自身のシミがADMかもしれないと分かった時、次に考えるのは治療法でしょう。 ADMは皮膚の深い「真皮層」に原因があるため、治療には専門的な知識と機器が不可欠です。

残念ながら、ADMを肝斑や他のシミと誤診し、効果の期待できない治療を続けているケースは少なくありません。 ここでは、医師の視点からADM治療の選択肢を徹底比較し、あなたに合った治療法を見つけるお手伝いをします。

ADM治療の第一選択 ルビーレーザーの効果と限界

現在、ADM治療において最も標準的で効果が高いとされているのが「Qスイッチルビーレーザー」です。 これは、ADMの原因である真皮のメラニン色素を、ピンポイントで破壊できる強力なレーザーです。

■Qスイッチルビーレーザーの効果の仕組み Qスイッチルビーレーザーは、メラニン色素に非常によく吸収される特定の波長の光を使います。 この光をナノ秒(10億分の1秒)という極めて短い時間で照射するのが特徴です。 これにより、周りの正常な皮膚への熱ダメージを最小限に抑えられます。 標的となる深い場所にあるADMの色素だけを選択的に破壊することが可能です。

  • 高い治療効果  通常は数ヶ月の間隔をあけて2〜3回の治療で、ほとんど目立たない状態を目指せます。
  • 根本的なアプローチ  色素を作る細胞そのものを破壊するため、治療完了後の再発リスクは低いとされています。

■知っておくべき限界と注意点 非常に高い効果が期待できる一方、治療にはいくつかの注意点も伴います。

  • ダウンタイム  照射後は肌が軽いやけどのような状態になり、かさぶたができます。  このかさぶたを守るため、1〜2週間ほど保護テープを貼って過ごす必要があります。
  • 炎症後色素沈着(PIH)  レーザーの刺激に対する肌の防御反応として、一時的に茶色いシミ(PIH)が生じる可能性が高いです。  通常3〜6ヶ月で自然に薄くなりますが、この期間の紫外線対策が非常に重要です。
  • 痛み  輪ゴムで強く弾かれたような痛みを伴います。  そのため、多くの場合は麻酔クリームを塗って痛みを和らげてから施術を行います。

レーザー技術は日々進化しています。 例えば、1927nmのチューリウムレーザーは、肌全体の質感改善や色素沈着の軽減を目的とした研究が進んでいます。 しかし、ADMのように真皮深層に原因がある色素疾患には、Qスイッチルビーレーザーのような専門的なレーザー治療が不可欠です。

新しい選択肢 ステラM22(IPL)によるADM治療の特徴

ステラM22は、IPL(Intense Pulsed Light)という幅広い波長の光を照射する「光治療」の機器です。 シミや赤ら顔、くすみなど、様々なお肌の悩みに同時にアプローチできるため、人気の高い美肌治療です。

■ステラM22(IPL)で期待できること ステラM22は複数のフィルターを使い分け、一人ひとりのお悩みに合わせたオーダーメイド治療が可能です。

  • 複合的な肌トラブルの改善  ADMだけでなく、顔全体のくすみや浅いシミ、そばかす、赤みなどが混在している場合に効果的です。  肌全体のトーンアップ効果が期待できます。
  • ダウンタイムがほぼない  施術直後からメイクができ、日常生活への支障がほとんどありません。
  • 肌質の向上  コラーゲンの生成を促し、肌のハリやキメを整える効果も期待できます。  IPL治療が涙液膜の安定性を改善するといった眼科領域の報告もあり、その作用は多岐にわたります。

■ADM治療におけるステラM22(IPL)の位置づけ ここで非常に重要な点があります。 ステラM22(IPL)の光は、ADMが存在する真皮層まで十分なエネルギーを届けることが困難です。 そのため、原則としてADMそのものを消す効果は期待できません。

もしADMと診断されているのに、IPL治療を長期間続けても改善しない場合、それは治療法が合っていない可能性が高いです。 ただし、ADMと他のシミが混在している方が、肌全体のコンディションを整える目的でルビーレーザー治療と組み合わせることは有効な選択肢です。

治療法別メリット・デメリット比較表【効果・回数・ダウンタイム】

ADM治療を検討する上で、それぞれの治療法の特徴を正しく理解することが大切です。 代表的な治療法である「Qスイッチルビーレーザー」と「ステラM22(IPL)」、そして近年選択肢の一つとなっている「ピコレーザー」を比較してみましょう。

項目QスイッチルビーレーザーステラM22(IPL)ピコレーザー(スポット照射)
ADMへの効果◎(非常に高い)△(直接的な効果は低い)〇(効果あり)
主な対象ADM、深いシミ、あざ浅いシミ、そばかす、くすみ、赤ら顔ADM、タトゥー除去、シミ
治療回数の目安2~3回5回以上(肌質改善目的)3~5回
痛み強い(麻酔クリーム使用)軽い(輪ゴムで弾く程度)やや強い(麻酔クリーム推奨)
ダウンタイムあり(テープ保護1~2週間)ほぼなし短い(テープ保護数日~)
治療後のリスク炎症後色素沈着、白斑やけど(まれ)炎症後色素沈着
メリット・少ない回数で高い効果が期待できる
・再発のリスクが低い
・ダウンタイムがほぼない
・複数の肌悩みに同時に対応
・ダウンタイムが比較的短い
・色素沈着のリスクがルビーより低い傾向
デメリット・ダウンタイムが長い
・炎症後色素沈着のリスクが高い
・ADM自体への効果は期待できない
・複数回の治療が必要
・ルビーレーザーより回数が必要な場合がある

このように、ADMをしっかりと治療したい場合はQスイッチルビーレーザーが第一選択となります。 ダウンタイムを極力短くしたい場合はピコレーザーも良い選択肢です。 ステラM22は、ADM以外の肌悩みも同時に改善したい場合に補助的に用いる治療と考えるのが良いでしょう。

■ADM治療に関するよくあるご質問(FAQ)

  • Q. ADM治療は保険適用になりますか?  A. 「あざ」の一種として診断された場合、保険適用となることがあります。ただし、適用範囲や回数に制限があったり、クリニックの方針で自由診療となる場合もあります。まずは診察でご自身の症状が保険適用の対象となるかを確認することが重要です。
  • Q. 治療費の総額は事前にわかりますか?  A. はい、カウンセリングの際に、ADMの範囲や個数、予想される治療回数に基づいた総額のお見積もりを提示いたします。ご納得いただいた上で治療を開始しますので、ご安心ください。

ADM治療は、あなたの肌の状態を正確に診断することから始まります。 自己判断で悩む前に、まずは一度クリニックにご相談ください。 最適な治療計画と費用について、一緒に考えていきましょう。

治療前に解消したい不安|ダウンタイム・痛み・失敗リスク

ADMの治療を決意する際、多くの方が不安に感じる点があります。 「治療後の赤みはいつまで続くの?」「痛みは我慢できるだろうか?」 「失敗してシミが濃くなることはない?」といった疑問は当然のことです。

特にお仕事や日常生活への影響は、誰もが気になるポイントでしょう。 ここでは、ADM治療で起こりうるダウンタイムの具体的な経過を解説します。 さらに痛みの対策や、考えられる副作用とその予防法も丁寧にお伝えします。 事前に正しい知識を持つことで、安心して治療への第一歩を踏み出せます。

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症例写真で見る治療経過|ダウンタイムの赤み・かさぶたの変化

ADM治療で主に用いるQスイッチルビーレーザーの後は、肌が回復する期間が必要です。 個人差はありますが、一般的に次のような流れをたどります。 治療後の変化を事前に知っておくことで、落ち着いて対処できます。

【治療後の一般的な経過】

  • 治療直後~当日  照射した部分が赤みを帯び、少しヒリヒリとした熱感を感じます。  これはレーザーに対する正常な反応で、皮膚が軽いやけどをした状態に近いです。  通常は数時間から1日程度で落ち着きます。  クリニックでは冷却処置を行い、炎症を抑える軟膏を塗布して保護します。
  • 治療翌日~約1週間  照射部分に、薄い膜のようなかさぶたができます。  このかさぶたは、下の皮膚の再生を促す「自然の絆創膏」の役割を果たします。  無理に剥がしたり、こすったりしないように注意しましょう。  この期間は、処方された軟膏を塗り、保護用のテープを貼って過ごします。
  • 治療後1~2週間  肌のターンオーバーとともに、かさぶたが自然に剥がれ落ちます。  下からは、新しく生まれたピンク色のデリケートな皮膚が現れます。
  • 治療後1ヶ月~3ヶ月  「炎症後色素沈着(PIH)」といって、一度シミが戻ったように色が濃くなる時期です。  これは肌が回復する過程で起こる一時的な反応であり、失敗ではありません。  レーザーの刺激から肌を守ろうとして、メラニンが一時的に過剰に作られるためです。
  • 治療後3~6ヶ月以降  炎症後色素沈着が徐々に薄れ、ADMの色素も薄くなっていきます。  レーザーで破壊されたメラニン色素が体外へ排出されるのには時間が必要です。  そのため最終的な効果がわかるまでには、数ヶ月単位の時間が必要です。  ADMは皮膚の深い層にあるため、複数回の治療が必要になることが多くあります。  研究報告でも月1回程度の治療を3回ほど繰り返すケースが見られます。

治療の痛みはどれくらい?麻酔クリームと痛みを和げる工夫

「レーザー治療は痛い」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。 しかし、ADM治療では痛みを最小限に抑える工夫を行うのでご安心ください。

痛みの感じ方は、「輪ゴムでパチンとはじかれる程度」と表現されます。 ほとんどの方が我慢できる範囲の痛みですが、感じ方には個人差があります。 治療範囲が広い場合や痛みに敏感な方もいらっしゃるでしょう。 当院では、患者様がリラックスして治療を受けられるよう、対策をご用意しています。

【痛みを和らげるための対策】

  • 麻酔クリーム・テープの使用  治療を行う30分~1時間ほど前に、照射部位に麻酔クリームを塗ります。  麻酔成分が含まれたテープを貼ることもあります。  これにより皮膚の感覚が鈍くなり、治療中の痛みを大幅に軽減できます。
  • 治療前後の冷却  治療部位を保冷剤などでしっかりと冷やすことで、痛覚を鈍らせます。  これにより、治療中の痛みを和らげる効果が期待できます。  また、治療後の赤みやヒリヒリ感を抑える効果もあります。
  • レーザー出力の調整  痛みが強いと感じる場合には、無理せず医師にお伝えください。  肌の状態や痛みの感じ方を見ながら、レーザーの出力を細かく調整することも可能です。

治療に対する不安や痛みが心配な方は、カウンセリングで遠慮なくご相談ください。 一人ひとりに合わせた最適な方法を一緒に考えます。

失敗しないために知るべき副作用|色素沈着・白斑・再発のリスクと対策

ADM治療は効果的な方法ですが、他の医療行為と同様に副作用のリスクはゼロではありません。 事前にリスクと対策を正しく理解しておくことが、治療の成功につながります。

副作用の種類どのような状態か主な対策
炎症後色素沈着(PIH)レーザー照射の刺激により、治療部位が一時的にシミのように茶色くなる現象。多くの場合、3ヶ月~1年ほどで自然に薄くなります。紫外線対策の徹底
・美白外用薬(ハイドロキノンなど)の使用
・美白内服薬(トラネキサム酸、ビタミンCなど)の服用
白斑(はくはん)レーザーの出力が強すぎたり、治療間隔が短すぎたりした場合に、肌の色が白く抜けてしまうこと。非常にまれなケースです。・経験豊富な医師による適切な出力設定
・適切な治療間隔(通常6ヶ月以上)を守る
再発・悪化ADM自体の再発はまれですが、肝斑が混在している場合、レーザーの刺激で肝斑が悪化し、シミが濃くなったように見えることがあります。・治療前の正確な診断
・肝斑治療を先行、または並行して行う

【ADM治療のよくあるご質問(FAQ)】

  • Q. 治療後にADMが悪化することはありますか?  A. 適切な治療を行えば、ADMそのものが悪化することはありません。ただし、一時的な炎症後色素沈着や、隠れていた肝斑が悪化して濃く見えることがあります。
  • Q. 副作用が出た場合、どうすれば良いですか?  A. 治療後に気になる変化があれば、すぐにクリニックにご連絡ください。医師が診察し、適切な処置やアフターケアについてご説明します。ご不安な点も丁寧にお伺いします。

ADM治療後の正しい過ごし方|スキンケアと紫外線対策のポイント

レーザー治療後の肌は、バリア機能が一時的に低下し、非常にデリケートな状態です。 治療効果を最大限に引き出し、副作用を防ぐには、ご自宅でのセルフケアが重要です。 以下のポイントを守り、肌を優しくいたわってあげましょう。

【治療後のセルフケア 4つのポイント】

  1. 徹底した紫外線対策  治療後の肌への紫外線は、炎症後色素沈着の最大の原因となります。
    • 日焼け止め  室内外問わず、毎日必ず使用してください(SPF30、PA++以上推奨)。  汗をかいたり顔を触ったりするため、2~3時間おきに塗り直すのが理想です。
    • 物理的な遮光  帽子、日傘、サングラス、マスクなどを活用し、直接日光が当たるのを防ぎましょう。
  2. とにかく保湿  肌が乾燥すると、バリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなります。
    • 低刺激性の化粧水や乳液、クリームを使い、たっぷりと保湿してください。
    • バリア機能をサポートするセラミドなどが配合された製品もおすすめです。
  3. 摩擦を避ける  肌への物理的な刺激は、色素沈着を悪化させる原因になります。
    • 洗顔  洗顔料をよく泡立て、泡で顔をなでるように優しく洗います。
    • タオル  清潔なタオルで、こすらずにそっと押さえるように水分を拭き取ります。
    • スキンケア・メイク  化粧品を塗るときも、叩き込んだりこすったりしないように注意しましょう。
  4. 医師の指示を守る  処方された軟膏や内服薬は、指示された用法・用量を必ず守って使用してください。

ADMは正しい診断と治療、そして適切なアフターケアで改善が期待できます。 ご自身のシミがADMかどうか、どのような治療が最適か、まずは専門医にご相談ください。 当院では、お一人おひとりの肌の状態を丁寧に診察し、最適な治療プランをご提案いたします。

まとめ

今回は、ADMの特徴からシミ・肝斑との見分け方、そして正しい治療法まで詳しく解説しました。

「美白ケアを続けても消えない」「メイクで隠すと灰色に浮く」そのシミの正体は、皮膚の深い層に原因があるADMかもしれません。 ADMはセルフケアでの改善が難しく、自己判断で肝斑と同じケアをすると悪化させてしまう恐れもあります。

治療にはQスイッチルビーレーザーなどが有効ですが、ダウンタイムや痛みなど不安な点も、正しい知識と適切なアフターケアで乗り越えられます。 長年の悩みを解消する第一歩は、あなたのシミを専門医に正確に診断してもらうことです。 一人で抱え込まず、まずは気軽にクリニックへ相談し、あなたに合った最適な治療法を見つけましょう。

 

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参考文献

  1. Oliveira Modena DA, Melo Yamamoto AP, Ferreira da Silva TB, Oliveira Guirro EC. “Thulium laser (1927 nm) for dermatological conditions: a systematic review.” Lasers in medical science 40, no. 1 (2025): 518.
  2. Tang Y, Jiang J, Yang C, Fei Y. “Efficacy of intense pulsed light therapy combined with eyelid margin cleaning using a deep cleaning device in the treatment of meibomian gland dysfunction: a randomized controlled trial.” International ophthalmology 46, no. 1 (2025): 17.
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