名古屋市「新瑞橋」美容外科・美容皮膚科・形成外科・一般皮膚科

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シミ取りで失敗!どうしたら成功したの?

勇気を出してシミ取りレーザーを受けたのに、治療したはずの場所が以前より濃くなってしまった…。「もしかして失敗?」と、鏡を見るたびに不安や後悔を感じていませんか。

しかし、その症状の多くは治療の失敗ではなく、「炎症後色素沈着(PIH)」と呼ばれる、レーザー治療後には起こり得る肌の正常な反応なのです。これは肌がダメージから回復する過程で起こる自然な現象であり、正しい知識とケアで改善が期待できます。

この記事では、なぜシミが濃くなるのかというメカニズムから、効果的な治療法、そして二度と繰り返さないための予防策まで、あなたが今知りたい情報を網羅的に解説します。

シミ取り後にシミが濃くなる「炎症後色素沈着」の正体

シミ取りレーザー治療を受けた後、一度は綺麗になったはずの場所に、以前より濃いシミが現れることがあります。「治療が失敗したのではないか」と、強い不安を感じてしまうのは当然のことです。

しかし、その多くは治療の失敗ではなく「炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)」、英語の頭文字をとって「PIH(ピーアイエイチ)」と呼ばれる、レーザー治療後には起こり得る一連の反応です。

これは、擦り傷やニキビが治った後に茶色い跡が残る現象と同じ仕組みで、決して珍しいことではありません。まずはこのPIHの仕組みを正しく理解し、冷静に適切なケアを行うことが、美肌への大切な一歩となります。

シミ取り後にシミが濃くなる「炎症後色素沈着」の正体
シミ取り後にシミが濃くなる「炎症後色素沈着」の正体

これって失敗?炎症後色素沈着(PIH)の仕組み

炎症後色素沈着(PIH)は、シミ取りレーザーによる「失敗」ではなく、肌が持つ正常な防御反応の結果です。レーザー治療は、シミの原因であるメラニン色素に熱エネルギーを集中させ、選択的に破壊する治療法です。

このとき、治療部位の皮膚には、ごく軽いやけどのような「炎症」が意図的に引き起こされます。肌はこの炎症というダメージを治そうと活発に働き、その過程で肌細胞を守るためにメラニン色素を生成する「メラノサイト」という細胞を活性化させます。

このメラノサイトの働きが過剰になると、メラニン色素が大量に作られ、結果としてシミが濃くなったように見えてしまうのです。これがPIHの正体です。

PIHが発生するメカニズム

  1. レーザー照射

    シミの原因であるメラニン色素を熱で破壊します。この際、肌には治療に必要な軽い炎症が起こります。

  2. 炎症反応

    肌が受けたダメージを修復するため、様々な指令を出す物質(サイトカインなど)が放出されます。

  3. メラノサイトの活性化

    上記の指令を受けて、メラニン色素を作る工場であるメラノサイトが刺激され、活発に活動を開始します。

  4. メラニンの過剰生成

    普段より多くのメラニン色素が作られ、周囲の肌細胞に受け渡されていきます。

  5. 色素沈着

    肌の生まれ変わり(ターンオーバー)で排出しきれなかったメラニン色素が肌に残り、色素沈着として現れます。

近年の研究では、炎症が起きた皮膚の深い部分(真皮)で、メラニン色素を食べてしまう「マクロファージ」という免疫細胞が集まっていることもわかっています。PIHは、こうした肌の正常な防御反応と修復過程が複雑に関係して起こる現象なのです。

PIHはいつ治る?自然に消えるまでの期間と経過

「この濃くなったシミは、本当に消えるのだろうか」と心配になるかと思います。しかし、PIHは肌のターンオーバー(新陳代謝)とともに、ほとんどの場合、自然に少しずつ薄くなっていきます。

ただし、その臨床経過は慢性的で予測が難しい側面もあり、期間には個人差が大きいのが実情です。

一般的に、PIHはレーザー治療後2週間から1ヶ月頃に最も濃く見え、その後3ヶ月から半年、長い方では1年ほどかけてゆっくりと改善していきます。PIHが消えるまでの期間は、色素沈着が起きている肌の深さによって大きく異なります。

PIHの深さ特徴自然に薄くなる期間の目安
表皮性(浅い)茶色っぽい色素沈着。肌の浅い部分(表皮)に色素がある状態。約6ヶ月~1年
真皮性(深い)灰色や青みがかって見える色素沈着。肌の深い部分(真皮)に色素が落ち込んでいる状態。数年以上かかることもあり、治療が必要な場合が多い

肌の浅い層にできた「表皮性」のPIHは、ターンオーバーによってメラニン色素が垢として排出されやすいため、比較的早く改善する傾向にあります。研究からも、表皮性PIHは真皮性PIHよりも治癒の見込みが高いことがわかっています。

一方で、肌の深い「真皮」にまで色素が落ちてしまった「真皮性」の場合は、自然に消えるまでに長い時間がかかったり、場合によっては積極的な治療が必要になったりすることもあります。いずれにしても、焦らずに適切なアフターケアを続けることが何よりも重要です。

シミ・肝斑との見分け方とセルフチェックポイント

ご自身のシミがPIHなのか、それともシミの再発や「肝斑(かんぱん)」なのか、ご自身で見分けるのは非常に難しいものです。特に肝斑は、レーザーの種類や出力によっては悪化することがあるため、正確な診断が欠かせません。

以下に、それぞれの特徴とセルフチェックのポイントをまとめました。

項目炎症後色素沈着(PIH)老人性色素斑(一般的なシミ)肝斑
主な原因炎症、刺激(レーザー、ニキビ跡、摩擦)紫外線、加齢ホルモンバランス、摩擦、紫外線
きっかけレーザー治療やけがなど、明確なきっかけがあるいつの間にかできている妊娠やピル服用などを機に目立つことも
形・境界炎症があった範囲に沿う。境界は比較的ぼんやり。円形が多く、境界がはっきりしている。左右対称に広がる。境界はもやっとして不明瞭。
茶色〜くすんだ灰色はっきりした茶色薄茶色〜茶褐色

セルフチェックリスト

  • [ ] シミ取り治療やニキビ、けがの後に濃くなりましたか?
  • [ ] 以前シミがあった場所に、ぼんやりと色が広がっていますか?
  • [ ] 頬骨のあたりに、左右対称でもやもやとしたシミがありますか?(→肝斑の可能性)
  • [ ] シミの輪郭がはっきりせず、インクがにじんだように見えますか?

これらの特徴はあくまで目安です。自己判断で誤ったケアをすると症状を悪化させる可能性もあるため、必ず専門の医師による診断を受けるようにしてください。

PIHになりやすい人の肌質や生活習慣の特徴

PIHの発生リスクは誰にでもありますが、特になりやすい方の特徴も存在します。ご自身が当てはまるかチェックしてみましょう。PIHは予防や軽減が可能なため、ご自身のリスクを把握しておくことはとても大切です。

PIHになりやすい方の特徴リスト

  • 肌の色が濃いめの方

    もともとメラニンを生成する能力が高いため、炎症による刺激にも反応しやすく、色素沈着が起こりやすい傾向にあります。

  • アトピー性皮膚炎など、炎症を起こしやすい肌質の方

    普段から肌に炎症が起きやすい方は、レーザー治療の刺激にも過敏に反応し、PIHのリスクが高まる可能性があります。

  • 乾燥肌・敏感肌の方

    肌のバリヤ機能が低下していると、外部からの刺激を受けやすく、炎症後の回復も遅れがちになります。

  • 紫外線対策が不十分な方

    治療後のデリケートな肌に紫外線が当たると、メラノサイトがさらに活性化し、PIHを濃くする直接的な原因になります。

  • 肌をこする癖がある方

    洗顔やスキンケア、メイクの際に肌を強くこする習慣は、慢性的な刺激となりPIHを悪化させる大きな要因です。

  • 生活習慣が乱れがちな方

    睡眠不足やストレス、不規則な食生活は、肌のターンオーバーを乱し、メラニンの排出を妨げる一因となります。

もしこれらの特徴に当てはまる場合は、特に慎重なアフターケアが必要です。当院では、シミ取り治療として肌へのダメージを考慮したルビーレーザーを使用するとともに、PIH予防としてトラネキサム酸配合のクリームなどもご用意しております。ご自身の肌質や生活習慣に不安がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

シミ取り治療 Q&A

Q1. シミ取りレーザーを当てると、PIHは必ずできますか? A1. 必ずできるわけではありませんが、一定の確率で起こり得ます。肌質やシミの種類、レーザーの種類、治療後のケアによって発生リスクは変わります。適切なアフターケアでリスクを最小限に抑えることが重要です。

Q2. PIHができてしまった場合、次の治療はいつから可能ですか? A2. PIHが落ち着くまで、通常は最低でも半年程度の間隔をあけることが推奨されます。肌の状態を医師が慎重に判断し、次の治療計画を立てますので、焦らずにご相談ください。

Q3. PIHと肝斑が合併することはありますか? A3. はい、あります。シミだと思っていたものが実は肝斑で、レーザー治療の刺激でPIHと肝斑の両方が悪化してしまうケースもあります。治療前には、経験豊富な医師による正確な診断が不可欠です。

濃くなったシミを消すための治療法を徹底比較

シミ取り治療後に、かえってシミが濃くなってしまい、不安や焦りを感じていらっしゃるかもしれません。その症状は「炎症後色素沈着(PIH)」の可能性が高いですが、適切な治療を行えば改善が期待できます。

焦って自己判断でケアをするのではなく、まずはどのような治療法があるのかを知ることが大切です。ご自身の状態に合った最適な方法を見つけるため、ここでは代表的な治療法を比較しながら、それぞれの特徴を詳しく解説していきます。

濃くなったシミを消すための治療法を徹底比較
濃くなったシミを消すための治療法を徹底比較

塗り薬・飲み薬による治療の効果と副作用

炎症後色素沈着(PIH)の治療では、まず基本となるのが塗り薬と飲み薬です。体の内側と外側から同時にアプローチし、肌の状態を整えながらメラニンの生成を抑え、排出を促します。

【主な塗り薬(外用薬)】

  • ハイドロキノン  「肌の漂白剤」とも呼ばれ、シミの原因であるメラニンを作る酵素の働きを強力に抑えます。効果が期待できる反面、赤みやかぶれといった副作用が出ることがあるため、医師の指導のもとで慎重に使用することが重要です。

  • トレチノイン(レチノイン酸)  肌のターンオーバー(生まれ変わり)を活発にし、メラニンを垢として外に排出しやすくします。使用し始めの時期に、皮むけや赤みが出やすい特徴があります。

  • アゼライン酸  メラニンの生成を抑える働きがあり、もともと美白剤として開発された成分です。ニキビ治療にも用いられ、比較的マイルドな作用が特徴です。

【主な飲み薬(内服薬)】

  • トラネキサム酸  炎症を抑え、メラニンを作り出す細胞「メラノサイト」の活性化を防ぐ働きがあります。肝斑治療で有名ですが、PIHの予防と改善にも効果が期待できます。

  • ビタミンC(アスコルビン酸)  メラニンの生成を抑え、すでにできてしまったメラニンを薄くする働きがあります。抗酸化作用により、肌全体の健康をサポートします。

  • L-システイン  肌の代謝を助け、メラニンの過剰な生成を抑えるとともに、体外への排出を促すアミノ酸の一種です。

これらの薬は、単独または組み合わせて使用することで、より高い効果を目指します。副作用のリスクを管理しながら効果を最大限に引き出すためにも、必ず医師の診断のもとで処方してもらいましょう。当院では、PIH予防としてトラネキサム酸を配合したクリームもご用意しております。

美容クリニックでの専門治療

塗り薬や飲み薬で改善が見られない場合や、より早く効果を実感したい場合には、美容クリニックでの専門的な治療が選択肢となります。治療法は多岐にわたりますが、医師が肌の状態を正確に診断し、適切な治療を選択することが成功の鍵です。

治療法特徴メリットデメリット
ピコトーニング低出力のレーザーを顔全体に照射し、メラニン色素を少しずつ分解・排出させる治療法。・肌へのダメージが少ない
・ダウンタイムがほとんどない
・PIHを悪化させるリスクが低い
・効果を実感するまでに複数回の治療が必要
Qスイッチルビーレーザー特定のシミに対して、高いエネルギーのレーザーをピンポイントで照射し、メラニン色素を破壊する治療法。・1回の治療効果が高い
・深い部分の色素沈着にも有効
・施術後にPIHが起こる可能性がある
・テープ保護などのダウンタイムがある
ケミカルピーリング肌に薬剤を塗り、古い角質や毛穴の汚れを取り除くことで、肌のターンオーバーを正常化させる治療法。・PIHの改善と同時に肌質改善も期待できる
・ニキビ跡の色素沈着にも有効
・肌の状態によっては刺激を感じることがある
・複数回の治療が必要

日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも、ケミカルピーリングは炎症後色素沈着の治療の選択肢の一つとして推奨されています。

また、日本形成外科学会などが作成したガイドラインにおいても、レーザー治療は標準的な治療法として位置づけられています。どの治療法が最適かは肌質や症状の重さによって異なるため、専門医による診断が不可欠です。当院では、Qスイッチルビーレーザーなどを用いて、形成外科専門医が肌の状態を丁寧に見極め、最適な治療をご提案します。

市販のハイドロキノン配合化粧品は使える?

「まずは手軽な市販品で試してみたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。最近では、ハイドロキノンなどを配合した美白化粧品が市販されています。しかし、市販品の使用にはいくつかの注意点があります。

【市販品を使う際の注意点】

  • 濃度の違い  市販の化粧品に配合されているハイドロキノンは、医療機関で処方されるものよりも濃度が低いことが一般的です。そのため、効果が緩やかであったり、期待した効果が得られなかったりする場合があります。

  • 刺激のリスク  ハイドロキノンは、効果が高い一方で肌への刺激も強い成分です。自己判断で使用すると、赤みやかぶれを引き起こし、かえって色素沈着を悪化させてしまう危険性があります。特にレーザー治療後の敏感な肌には注意が必要です。

  • 品質の問題  ハイドロキノンは非常に不安定な成分で、光や熱によって酸化しやすい性質があります。品質管理が不十分な製品を使用すると、肌トラブルの原因になりかねません。

いわゆる「ドクターズコスメ」も同様に、有効成分が高濃度で配合されていることが多く、ご自身の肌に合っているかどうかの見極めは簡単ではありません。安全かつ効果的に治療を進めるためには、まずは専門医に相談し、ご自身の肌に合った製品を医師の指導のもとで使用することをおすすめします。

治療期間と費用の目安はどれくらい?

炎症後色素沈着(PIH)の治療を始めるにあたり、どれくらいの期間と費用がかかるのかは、皆さんが気になる点だと思います。これらは症状の程度や選択する治療法によって大きく異なります。

【治療期間の目安】

  • 自然に薄くなる場合  適切な紫外線対策や保湿ケアを行っていれば、半年~1年ほどで徐々に薄くなっていきます。しかし、ケアを怠ると2年以上かかることもあります。

  • 治療を行う場合

    • 塗り薬・飲み薬: 最低でも3ヶ月~半年以上の継続が必要です。肌のターンオーバーに合わせてゆっくりと効果が現れます。
    • レーザー治療・ケミカルピーリング: 治療法や症状によりますが、一般的に1ヶ月に1回のペースで、5~10回程度の治療が目安となります。

【費用の目安(自費診療)】

PIHの治療は、基本的に健康保険が適用されない自費診療となります。

治療法1回あたりの費用目安
処方薬(内服・外用)5,000円~15,000円/月
ピコトーニング15,000円~30,000円
Qスイッチルビーレーザー5,000円~(シミの大きさによる)
ケミカルピーリング10,000円~20,000円

※上記は一般的な目安であり、クリニックや治療範囲によって費用は変動します。

シミ取り治療 Q&A

Q1. 治療中に痛みはありますか? A1. 治療法によって異なります。飲み薬や塗り薬に痛みはありません。レーザー治療では輪ゴムで弾かれるような痛みを感じることがありますが、多くの場合、麻酔クリームを使用することで痛みを和らげることができます。

Q2. 治療後すぐにメイクはできますか? A2. ピコトーニングやケミカルピーリングなど、ダウンタイムの短い治療では直後からメイクが可能な場合が多いです。Qスイッチルビーレーザーのように施術後にテープ保護が必要な治療では、テープが外れるまでメイクはできません。

PIHの治療は根気が必要ですが、専門家と一緒に取り組むことで、きっと改善への道筋が見えてきます。当院では、形成外科専門医・美容外科専門医(JSAPS)があなたの肌の状態を正確に診断し、最適な治療プランをご提案いたします。お一人で悩まず、まずはお気軽にカウンセリングにお越しください。

もう繰り返さない!PIHの予防と成功するクリニック選び

シミ取り治療の後にシミが濃くなってしまい、「失敗したのでは?」と不安や後悔の気持ちでいっぱいになってしまうことは、本当にお辛いことだと思います。

しかし、その経験は決して無駄ではありません。なぜ炎症後色素沈着(PIH)が起きたのかを正しく理解し、適切な対策を行うことで、今度こそ理想の肌を目指すことができます。

近年の研究では、PIHは予防や軽減が可能であることが分かっています。ここでは二度と繰り返さないための予防策と、治療を成功に導くためのクリニック選びのポイントを、形成外科・美容外科の専門医の視点から詳しく解説します。

もう繰り返さない!PIHの予防と成功するクリニック選び
もう繰り返さない!PIHの予防と成功するクリニック選び

治療を悪化させるNG行動と正しいダウンタイムの過ごし方

シミ取りレーザー治療後の肌は、非常にデリケートな状態です。これは、治療によって意図的に軽い「やけど」と同じような炎症が起きているためです。このダウンタイムと呼ばれる時期の過ごし方が、PIHの発症や悪化に大きく影響します。

まずは、治療効果を台無しにしないための注意点を確認しましょう。

【これはNG!悪化させる行動リスト】

  • 摩擦・刺激

    気になるからといって、かさぶたを無理に剥がしたり、治療部位を頻繁に触ったりするのは絶対にやめましょう。洗顔時にゴシゴシこする、タオルで強く拭くなどの行為も、肌への刺激となり色素沈着の原因になります。

  • 紫外線を浴びる

    治療後のバリア機能が低下した肌は、紫外線の影響を非常に受けやすくなっています。「少しだけだから」という油断が、メラノサイトを過剰に活性化させ、PIHを濃くする最大の原因です。

  • 自己判断でのケア

    医師の指示なく市販の薬を塗ったり、処方された薬を途中でやめたりするのは危険です。特に、ハイドロキノンやレチノールなど刺激の強い成分が入った化粧品の使用は、炎症を悪化させる可能性があるため避けましょう。

【治療を成功させる!正しいダウンタイムの過ごし方】

  • 保護と保湿

    クリニックで処方された軟膏や保護テープを指示通りに使い、治療部位を外部の刺激から守ります。これにより肌の潤いを保ち、皮膚がスムーズに再生するのを助けます。同時に、低刺激の保湿剤で肌全体のバリヤ機能を高めることが回復を早める鍵です。

  • 徹底した紫外線対策

    外出時だけでなく、室内でも日焼け止めを必ず塗りましょう。シワやたるみの原因となる紫外線A波(UVA)は、窓ガラスを通り抜けて肌の奥深くまで届きます。

  • 肌の回復を促す生活習慣

    十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事、禁煙などを心がけ、肌が本来持つ再生能力(ターンオーバー)をサポートしましょう。特にビタミンCやタンパク質は、肌の修復に欠かせない栄養素です。

ダウンタイム中は、肌の炎症をいかに抑え、穏やかに回復させるかが最も重要です。

信頼できる医師・クリニックを見つける3つの条件

PIHのリスクを最小限に抑え、満足のいく結果を得るためには、信頼できる医療機関を選ぶことが不可欠です。多くのクリニックがある中で、どこを選べば良いのか迷う方も多いでしょう。ここでは、見極めるための3つの条件をご紹介します。

  1. 医師の専門性と科学的根拠に基づく治療

    皮膚の構造やシミの種類、レーザーの特性を深く理解している形成外科専門医や皮膚科専門医が在籍しているかを確認しましょう。日本形成外科学会などが作成したガイドラインでも、レーザー治療は標準的な治療法とされています。経験則だけでなく、こうした科学的根拠(EBM)に基づいた治療を提案してくれる医師が理想です。

  2. 丁寧で分かりやすいカウンセリング

    治療のメリットだけでなく、PIHが起こる可能性やその場合の対処法、ダウンタイム、費用など、リスクやデメリットについても時間をかけて丁寧に説明してくれるクリニックを選びましょう。あなたの不安や疑問に対して真摯に耳を傾け、納得できるまで説明してくれる医師こそが、信頼できるパートナーです。

  3. 充実したアフターフォロー体制

    シミ取り治療は、施術をして終わりではありません。施術後の経過観察や、万が一PIHなどの肌トラブルが起きた際に、迅速かつ適切に対応してくれる体制が整っているかを確認しましょう。ダウンタイム中の正しいケア方法の指導や、定期的な診察など、治療後もしっかりとサポートしてくれるクリニックなら安心です。

カウンセリングで必ず確認すべき質問リスト

カウンセリングは、医師との信頼関係を築き、治療への理解を深めるための大切な機会です。しかし、緊張してしまい、聞きたいことを忘れてしまうこともあります。事前に質問したいことをリストアップして持っていくと、聞き漏らしがなく安心です。

【カウンセリング質問リスト】

  • 診断と治療法について
    • 私のこのシミは、どのような種類のシミですか?(老人性色素斑、肝斑など)
    • なぜ、この治療法(例:Qスイッチルビーレーザー)が私のシミに適しているのですか?
    • 治療にはどのくらいの痛みが伴いますか?ダウンタイムの期間や症状について具体的に教えてください。
  • PIHのリスクと対策について
    • 私の肌質の場合、PIHが起こる可能性はどのくらいありますか?
    • PIHを予防するために、治療の前後にできることはありますか?
    • もしPIHができてしまった場合、どのようなアフターフォローや追加治療がありますか?その際の費用は別途必要になりますか?
  • 費用と期間について
    • 治療にかかる費用の総額を教えてください。(診察料、薬代、施術料など全て含んだ金額)
    • 治療が完了するまでに、およそ何回の通院が必要ですか?

これらの質問を通して、医師が一人ひとりに適した治療を考えてくれているか、そして信頼できるかを見極めましょう。

毎日の紫外線対策とスキンケアの基本

PIHの予防と改善において、最も重要で基本的なケアが「紫外線対策」と「保湿」です。治療が無事に終わっても、このケアを怠るとPIHが再発したり、新たなシミができてしまったりする可能性があります。

徹底した紫外線対策 紫外線はPIHを悪化させる最大の要因です。日々の対策を習慣にしましょう。

  • 日焼け止めを毎日使う

    曇りの日や冬、室内で過ごす日でも紫外線は降り注いでいます。毎日、日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。

  • シーンに合わせた選択

    • 室内・日常生活: SPF30 PA++以上
    • 屋外での活動: SPF50+ PA++++、汗や水に強いウォータープルーフタイプ
  • こまめな塗り直し

    汗や摩擦で落ちてしまうため、2〜3時間おきに塗り直すのが理想です。

  • 物理的な遮光もプラス

    日傘、帽子、サングラス、UVカット機能のある衣類などを活用し、二重三重の防御を心がけましょう。

肌にやさしいスキンケア 治療後のデリケートな肌には、摩擦を避けたやさしいケアが基本です。

  • 「こすらない」を徹底

    クレンジング剤は肌の上でやさしくなじませ、洗顔料はたっぷりと泡立てて、泡をクッションにするように洗いましょう。タオルで水分を拭き取るときも、そっと押さえるようにします。

  • 十分な保湿

    肌が乾燥するとバリア機能が低下し、外部刺激に弱くなります。化粧水や乳液でしっかりと水分と油分を補い、うるおいのある健やかな肌を保ちましょう。

  • 美白有効成分の活用

    PIHのケアには、メラニンの生成を抑え、炎症を鎮める効果が期待できる成分を取り入れるのも有効です。例えば、当院ではPIH予防として、トラネキサム酸配合のクリームもご用意しております。

シミ取り治療に関するQ&A

Q. 曇りの日や室内でも日焼け止めは必要ですか? A. はい、必要です。シワやたるみの原因となる紫外線A波(UVA)は雲や窓ガラスを通り抜けて肌に届きます。毎日の習慣にしましょう。

Q. シミ取り後、いつからメイクができますか? A. 施術内容やかさぶたの有無によって異なります。基本的には、かさぶたが自然に剥がれ落ちた後から可能ですが、必ず施術を受けたクリニックの医師の指示に従ってください。

PIHの予防と治療には、正しい知識と専門家による診断・ケアが不可欠です。当院では、日本形成外科学会認定の形成外科専門医、および日本美容外科学会(JSAPS)認定の美容外科専門医が、患者様一人ひとりのお肌の状態を丁寧に診察し、Qスイッチルビーレーザーをはじめとする最適な治療法をご提案いたします。シミのお悩みや治療への不安など、どんなことでもお気軽にご相談ください。

まとめ

シミ取りレーザー治療後にシミが濃くなっても、その多くは失敗ではなく「炎症後色素沈着(PIH)」という一時的な反応です。まずは焦らず、これが肌の正常な防御反応であることを理解しましょう。

治療を成功させるための鍵は、徹底した紫外線対策と保湿、そして肌をこすらない優しいスキンケアを継続することです。自己判断でのケアは、かえって症状を悪化させてしまう危険性もあります。

大切なのは、一人で悩まずに信頼できる専門医へ相談することです。あなたの肌の状態に合った適切なアドバイスや治療を受けることが、理想の美肌を手に入れるための最も確実な一歩になりますよ。

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参考文献

  1. Suteeraporn Chaowattanapanit, Narumol Silpa-Archa, Indermeet Kohli, Henry W Lim, Iltefat Hamzavi. Postinflammatory hyperpigmentation: A comprehensive overview: Treatment options and prevention.
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  3. 形成外科診療ガイドライン 1 皮膚疾患 皮膚軟部腫瘍/母斑・色素性疾患(レーザー治療).
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