名古屋市「新瑞橋」美容外科・美容皮膚科・形成外科・一般皮膚科

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ニキビの原因ってなに?なんでニキビはできるの?

放置したり自己流のケアを続けたりすると、将来治療が難しい「ニキビ跡」として残ってしまう可能性があります。この記事では、ニキビが発生する「4つの根本原因」を専門家の視点から詳しく解説します。正しい知識を身につけ、ニキビ跡で後悔しないための第一歩を踏み出しましょう。

ニキビ(尋常性ざ瘡)ができる4つの根本原因

「いろいろ試しても、ニキビが繰り返しできてしまう」 「どうして自分だけニキビができるのだろう」

鏡を見るたびに、そのように憂うつな気持ちになっていませんか。 ニキビは、医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という名前を持つ、れっきとした皮膚の病気です。

単なる肌荒れではなく、遺伝的な要因や体質、そしてさまざまな環境要因が複雑に絡み合って発症する「慢性炎症性皮膚疾患」なのです。

ニキビ治療の最終目標は、炎症を抑えることだけではありません。 最も重要なのは、将来的にニキビ跡、つまり「瘢痕(はんこん)」を残さないことです。 そのためには、ニキビができる根本的な原因を正しく理解し、適切な段階で治療を始めることが不可欠です。

ニキビ(尋常性ざ瘡)ができる4つの根本原因

 

過剰な皮脂分泌とホルモンバランスの乱れ

ニキビができる最初の引き金は、皮脂の過剰な分泌です。 皮脂は肌の水分蒸発を防ぎ、外部の刺激から守るバリア機能を持っています。 しかし、この皮脂が必要以上に分泌されると、毛穴に詰まりやすくなり、ニキビの温床となってしまいます。

この皮脂分泌をコントロールしているのが「ホルモン」です。 特に、男性ホルモン(アンドロゲン)は皮脂腺を活発化させ、皮脂の分泌を促す作用を持っています。 思春期にニキビが増えるのは、男女ともに性ホルモンの分泌が盛んになり、皮脂量が急増するためです。

大人になってからも、ホルモンバランスの乱れは皮脂を過剰にさせます。

  • ストレス  強いストレスは、男性ホルモンやストレス対抗ホルモンの分泌を促し、皮脂腺を直接刺激します。
  • 睡眠不足  睡眠が不足すると自律神経が乱れ、ホルモンバランスの乱れにつながります。
  • 生理周期  女性の場合、排卵後から生理前にかけて黄体ホルモンの分泌が増加します。  このホルモンは男性ホルモンと似た働きを持つため、皮脂分泌が増え、生理前にニキビが悪化しやすくなります。
  • 肌の乾燥  肌が乾燥すると、皮膚は自らを守ろうとして、かえって皮脂を過剰に分泌させることがあります。  これが、いわゆる「インナードライ」の状態です。

このように、ホルモンバランスの乱れが引き起こす皮脂の過剰分泌は、ニキビ発生の根本的な原因の一つと言えます。

毛穴の詰まり(角化異常)が起きる仕組み

過剰に分泌された皮脂が、すべてニキビになるわけではありません。 ニキビができるもう一つの重要な原因が「毛穴の詰まり」です。

私たちの肌は、一定の周期で新しい細胞に生まれ変わっています。 この肌の新陳代謝を「ターンオーバー」と呼びます。 健康な肌では、古くなった角質は垢となって自然に剥がれ落ちます。

しかし、何らかの原因でこのターンオーバーが乱れると、古くなった角質が剥がれ落ちずに厚く硬くなります。 そして、毛穴の出口を狭め、塞いでしまうのです。 この状態を「角化異常(かくかいじょう)」と呼びます。

角化異常によって出口が塞がれた毛穴に、過剰な皮脂が溜まります。 これが、ニキビの初期段階である「コメド(面皰)」です。 いわゆる白ニキビや黒ニキビと呼ばれる状態がこれにあたります。

ターンオーバーが乱れる主な原因

原因具体的な内容
紫外線紫外線ダメージは肌のバリア機能を低下させ、ターンオーバーを乱します。
乾燥肌が乾燥すると角質が硬くなり、剥がれ落ちにくくなります。
物理的な刺激ゴシゴシ洗顔や頻繁に顔を触る癖は、肌に負担をかけ角化を促します。
生活習慣の乱れ睡眠不足や栄養バランスの偏りは、肌の再生能力を低下させます。

毛穴の詰まりはニキビ発生の直接的な原因です。 ターンオーバーを正常に保つスキンケアや生活習慣が非常に重要になります。

アクネ菌の増殖と炎症が広がるプロセス

毛穴が詰まり、皮脂が溜まった状態になると、「アクネ菌」が登場します。 アクネ菌は、普段から誰の肌にもいる常在菌の一種です。 肌を弱酸性に保つなど良い働きもしており、特別な悪玉菌ではありません。

しかし、アクネ菌は「皮脂」を栄養とし、「酸素が少ない場所」を好みます。 角化異常で毛穴の出口が塞がれ、皮脂が溜まった状態は、アクネ菌にとって最高の繁殖環境なのです。

閉鎖された毛穴の中で増殖したアクネ菌は、さまざまな物質を産生します。 これらの物質が免疫細胞を刺激し、炎症反応を引き起こします。 この炎症こそが、ニキビが赤く腫れあがり、痛みを感じる原因です。

ニキビが悪化するプロセス

毛穴が詰まる  角化異常で毛穴の出口が塞がれ、皮脂が溜まります(白ニキビ・黒ニキビ)。

アクネ菌が増殖  溜まった皮脂をエサに、酸素の少ない毛穴の中でアクネ菌が増えます。

炎症が起きる  増殖したアクネ菌が出す物質に免疫が反応し、赤く腫れます(赤ニキビ)。

化膿する  炎症が進むと、白血球の死骸などが膿となって溜まります(黄ニキビ)。

アクネ菌の増殖と、それに伴う炎症反応を抑えることが、ニキビを悪化させないための鍵となります。

生活習慣の乱れ(食事・睡眠・ストレス)が肌に与える影響

これまで解説した3つの原因は、それぞれ独立しているわけではありません。 「皮脂の過剰分泌」「毛穴の詰まり」「アクネ菌の増殖」は互いに深く関連しています。 そして、これらすべての原因に大きな影響を与えるのが、日々の「生活習慣」です。

食事  特定の食べ物が直接ニキビの原因になるという科学的根拠はまだ十分ではありません。  しかし、栄養バランスの偏りは、肌の状態に確実に影響します。  糖質や脂質の多い食事は皮脂分泌を促す可能性があります。  また、肌のターンオーバーにはビタミンB群やビタミンC、亜鉛などが不可欠です。

睡眠  睡眠中は、肌のダメージを修復し、ターンオーバーを促す「成長ホルモン」が分泌される大切な時間です。  睡眠不足はホルモンバランスを乱して皮脂分泌を活発にするだけでなく、肌の再生も滞らせます。  結果として、ニキビができやすく、治りにくい状態になります。

ストレス  ストレスはニキビの大敵です。  ストレスを感じると、対抗するためにホルモンバランスが乱れ、皮脂分泌が過剰になります。  また、免疫機能の低下を招き、アクネ菌による炎症を悪化させやすくする可能性も指摘されています。

このように、生活習慣の乱れはニキビの根本原因を複合的に悪化させます。 根本から改善するためには、生活習慣の見直しも非常に重要です。


よくあるご質問(Q&A)

Q1. チョコレートやナッツを食べるとニキビができますか?

 A1. 特定の食品が直接ニキビの原因になるという医学的根拠は、現在のところ明確ではありません。  しかし、糖分や脂肪分が多い食品の摂りすぎは、皮脂の分泌に影響を与える可能性があります。  バランスの取れた食事を心がけることが大切です。

Q2. 洗顔は1日に何回もした方が良いですか?  

A2. 過度な洗顔は逆効果です。  洗いすぎると肌に必要な皮脂まで奪ってしまい、乾燥を招きます。  肌が乾燥すると、それを補おうとしてかえって皮脂が過剰に分泌されることがあります。  洗顔は朝晩の2回、優しく行うのが基本です。

Q3. ニキビは潰しても良いですか?

 A3. ご自身でニキビを潰すのは絶対に避けてください。  指や爪の雑菌が入り込んで炎症を悪化させたり、皮膚の深い部分を傷つけたりする可能性があります。  結果として、色素沈着やクレーターのようなニキビ跡(瘢痕)が残る原因になります。


ニキビはセルフケアだけでは改善が難しい、根深い皮膚疾患です。 特に、炎症が強い赤ニキビや黄ニキビを放置すると、ニキビ跡が残るリスクが高まります。 当院では、形成外科・美容外科の専門医として、保険診療の標準的な治療はもちろん、患者様一人ひとりの症状やライフスタイルに合わせた最適な治療法をご提案します。 お悩みの方は、瘢痕(ニキビ跡)になる前に、ぜひ一度クリニックにご相談ください。

【場所・種類別】あなたのニキビはどのタイプ?症状の見分け方

「ニキビ」と一言でいっても、実は様々な種類があるのをご存知でしょうか。 状態によって見た目や原因が異なり、それぞれ対処法も変わってきます。

ニキビは進行すると、将来的に治療が難しい跡を残してしまう皮膚の病気です。 ご自身のニキビがどの段階にあるのかを正しく見極めることが、適切なケアや治療への第一歩となります。

ここでは形成外科・美容外科の専門医として、ニキビの種類とそれぞれの特徴を詳しく解説します。

【場所・種類別】あなたのニキビはどのタイプ?症状の見分け方

思春期ニキビと大人ニキビのできる場所と原因の違い

ニキビは、発症する年代によって「思春期ニキビ」と「大人ニキビ」に大別されます。 それぞれの原因やできやすい場所には、明確な違いがあります。

 思春期ニキビ大人ニキビ(思春期後ざ瘡)
主な原因成長ホルモンや性ホルモンによる皮脂の過剰分泌・ホルモンバランスの乱れ
・ストレスや睡眠不足
・肌の乾燥によるターンオーバーの乱れ
できやすい場所皮脂腺が多いTゾーン
(おでこ、鼻、眉間など)
Uゾーンフェイスライン
(あご、口周り、首など)
特徴Tゾーンを中心に顔全体に広がりやすい同じ場所に繰り返しでき、治りにくい

思春期ニキビは、第二次性徴期に男性ホルモン(アンドロゲン)の分泌が活発になり、皮脂が過剰になることが主な原因です。 皮脂腺の多いTゾーンにできやすいのが特徴です。

一方、大人ニキビは、医学的には「思春期後ざ瘡(ししゅんきござそう)」と呼ばれます。 ストレスや睡眠不足、不規則な食生活によるホルモンバランスの乱れが大きく関わります。 また、肌の乾燥がターンオーバー(肌の生まれ変わり)を乱し、古い角質が毛穴を塞ぐことも原因となります。

特に女性の場合、生理周期に伴うホルモンバランスの変動が、あごや口周りのニキビを悪化させる一因です。 このように、大人ニキビは複数の要因が複雑に絡み合って発生します。

白ニキビ・黒ニキビから炎症が始まるまで

ニキビのすべての始まりは、まだ炎症を起こしていない「面皰(めんぽう)」という状態です。 これは「コメド」とも呼ばれ、毛穴に皮脂や古い角質が詰まったものです。 この段階で適切な治療を開始することが、ニキビを悪化させないために非常に重要です。

  • 白ニキビ(閉鎖面皰)  毛穴の出口が閉じた状態で、皮脂が中に詰まって白くポツッと見えます。  まだ炎症はありませんが、内部はニキビの原因菌であるアクネ菌にとって最高の繁殖環境です。

  • 黒ニキビ(開放面皰)  毛穴の出口が開き、詰まった皮脂が空気に触れて酸化し、黒く見えます。  白ニキビと同様、この段階ではまだ炎症は起きていません。

面皰を放置すると、毛穴の中でアクネ菌が増殖し、炎症を引き起こします。 近年の「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」でも、この炎症が始まる前の面皰の段階で治療を開始することの重要性が強調されています。 この時期に毛穴の詰まりを解消する治療を行うことで、炎症性のニキビへの進行を防ぐことが期待できます。

赤ニキビ・黄ニキビの炎症を悪化させない注意点

白ニキビや黒ニキビの段階でアクネ菌が増殖すると、いよいよ免疫が反応し、炎症が始まります。 赤く腫れたニキビへと進行すると、セルフケアだけでの改善は難しくなります。 ニキビ跡を残さないためにも、細心の注意が必要です。

  • 赤ニキビ(紅色丘疹:こうしょくきゅうしん)  毛穴の中で増殖したアクネ菌が炎症を引き起こし、赤く腫れあがった状態です。  触ると痛みを感じることもあります。  この段階で無理に潰すと、炎症が周囲の組織に広がり、さらに悪化する原因となります。

  • 黄ニキビ(膿疱:のうほう)  赤ニキビの炎症がさらに進み、毛穴の中に黄色い膿がたまった状態です。  炎症が皮膚の深い部分(真皮層)にまで及んでいるサインであり、ニキビ跡として残りやすくなります。

【炎症を悪化させないための3つの注意点】

  1. 絶対に触らない・潰さない  指先の雑菌が入り込み、炎症を悪化させる最大の原因です。
  2. 物理的な刺激を避ける  髪の毛の接触や、マスクによる摩擦にも注意しましょう。
  3. スキンケアは優しく  洗顔時にゴシゴシこすらず、たっぷりの泡で優しく洗うことが大切です。

炎症が起きてしまったニキビは、皮膚科での治療が不可欠です。 ガイドラインでも、炎症性ニキビには抗菌薬の外用薬や内服薬が推奨されています。 早期に炎症を抑えることが、ニキビ跡を防ぐ最も確実な方法です。

放置は危険?ニキビ跡になるメカニズム

炎症が強い黄ニキビなどを放置したり、無理に潰したりする行為は非常に危険です。 炎症が皮膚の奥深くにある「真皮層」という組織を破壊してしまうからです。 一度破壊された真皮層は、残念ながら自然に元通りにはなりません。 そして、「ニキビ跡(瘢痕:はんこん)」として生涯残ってしまう可能性があります。

  • 赤み(炎症後紅斑)  炎症によって毛細血管が拡張し、皮膚に赤みが残った状態です。
  • 色素沈着  炎症の刺激でメラニンが過剰に作られ、茶色いシミのようになった状態です。
  • クレーター(萎縮性瘢痕)  真皮が破壊され、皮膚がクレーターのように凹んでしまった状態です。
  • しこり(肥厚性瘢痕・ケロイド)  傷を修復する過程で組織が過剰に作られ、ミミズ腫れのように盛り上がった状態です。

形成外科・美容外科の観点から見ても、できてしまったニキビ跡、特にクレーターやしこりの治療は簡単ではありません。 レーザー治療などが必要となり、時間も費用もかかります。 最も大切なのは、ニキビ跡を作らないこと、つまりニキビが炎症を起こした段階で速やかに適切な治療を受けることです。


よくあるご質問(Q&A)

Q. ニキビは自分で潰してもいいですか?

A. 自己判断で潰すのは絶対にやめてください。 皮膚の深い部分を傷つけ、クレーター状の跡が残る最大の原因になります。 また、細菌が入り込んで炎症が悪化するリスクも非常に高いです。 医療機関では「面皰圧出」という専用の器具を用いた処置を行うことがありますが、これは専門家がニキビの状態を正確に判断した上で行うものです。


ニキビは単なる肌荒れではなく、「尋常性ざ瘡」という皮膚の病気です。 特に炎症がみられたり、繰り返しできたりする場合には、お一人で悩まないでください。 ニキビ跡で後悔しないためにも、ぜひ一度当院へご相談ください。 専門医があなたの肌の状態を丁寧に診察し、最適な治療法をご提案します。

ニキビを繰り返さないためのセルフケアと皮膚科での治療

「いろいろ試しても、また同じ場所にニキビができてしまう」 鏡を見るたびに、そのように憂うつな気持ちになっていませんか。

ニキビを繰り返さないためには、毎日のセルフケアが基本です。 しかし、ニキビは「尋常性ざ瘡」という慢性炎症性皮膚疾患であり、自己流のケアだけでは悪化させてしまうことも少なくありません。

形成外科・美容外科専門医の視点から最も強調したいのは、ニキビ治療の最終目標が「ニキビ跡(瘢痕)」を残さないことにある、という点です。 そのためには、正しい知識に基づいたセルフケアと、症状に応じた皮膚科での専門的な治療を組み合わせることが不可欠です。

ニキビを繰り返さないためのセルフケアと皮膚科での治療

皮膚科医が解説する正しいスキンケア(洗顔・保湿・紫外線対策)

ニキビのない健やかな肌を目指すスキンケアの基本は、「洗顔」「保湿」「紫外線対策」の3本柱です。 これらは相互に関連し合っており、どれか一つでも欠けるとニキビができやすい環境を招いてしまいます。

1. やさしい洗顔  ニキビの原因となる余分な皮脂や毛穴の汚れを落とすことは大切です。  しかし、洗いすぎは肌のバリア機能を壊す原因になります。  肌に必要なうるおいまで奪われ、乾燥から肌を守ろうとして、かえって皮脂の過剰分泌を招くことがあります。

 * 回数    『尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン』でも推奨されている通り、朝と夜の1日2回を目安にしましょう。  * 方法    洗顔料をしっかりと泡立て、肌をこすらずに泡でなでるように優しく洗います。    特に髪の生え際やフェイスラインは、すすぎ残しがないよう丁寧に洗い流すことが重要です。

2. 十分な保湿  ニキビ肌は皮脂が多いからと、保湿をためらう方が非常に多いです。  しかし、これは大きな間違いです。  肌が乾燥すると角質が硬くなり、毛穴が詰まりやすくなります。  これがニキビの始まりである「面皰(めんぽう)」の原因となります。

 * 化粧品選び    油分が少なく、ニキビができにくいことがテストされた「ノンコメドジェニックテスト済み」の表示がある製品がおすすめです。  * 方法    洗顔後は時間を置かず、すぐに化粧水で水分を補給します。    その後、乳液やクリームでうるおいが逃げないようにフタをしましょう。

3. 毎日の紫外線対策  紫外線はアクネ菌が作る物質と反応し、炎症を悪化させます。  また、ニキビ跡が茶色いシミ(炎症後色素沈着)になる原因にもなります。  ニキビをきれいに治すためにも、紫外線対策は不可欠です。

 * 日焼け止め    季節や天候を問わず、毎日使用する習慣をつけましょう。    肌への負担が少ない、紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)の製品も良い選択肢です。

ニキビを悪化させるNG習慣と食事に関するよくある誤解

良かれと思って続けている習慣が、実はニキビを悪化させているかもしれません。 日々の生活を見直すことが、ニキビ改善への近道です。

【やってはいけないNG習慣チェックリスト】 □ ニキビを気にして、無意識に手で触ったり、潰したりしている □ 頬やあごに髪の毛が常に触れている □ メイクを落とさずに寝てしまうことがある □ マスクの中が蒸れても、そのままにしている □ 枕カバーやタオルを長期間交換していない

これらの習慣は、雑菌の付着や物理的な刺激、毛穴の詰まりにつながります。 特に、ストレスや睡眠不足はホルモンバランスを直接乱し、皮脂分泌のコントロールを難しくするため、注意が必要です。

【食事に関するよくある誤解】 「チョコレートやナッツを食べるとニキビができる」とよく言われます。 しかし、現在の医学的研究では、特定の食べ物だけがニキビの直接的な原因になるという明確な証拠はありません。

『尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン』でも、特定の食品を画一的に制限することは推奨されていません。 大切なのは、特定の食品を極端に避けることよりも、栄養バランスの取れた食事を心がけることです。 肌のターンオーバーを助けるビタミンB群やビタミンC、亜鉛などを意識的に摂り、体の内側から肌のコンディションを整えましょう。

市販薬で対応できるニキビと皮膚科を受診すべきサイン

ニキビは進行性の皮膚疾患であり、対応を誤ると治療が難しいニキビ跡につながる可能性があります。 どの段階で専門家の助けを求めるべきか、知っておくことが重要です。

市販薬で対応できる可能性のあるニキビ  * 白ニキビ・黒ニキビ    炎症が起きていない、毛穴が詰まっているだけの初期段階のニキビ(面皰)です。

皮膚科の受診を強くおすすめするサイン  * 赤ニキビ・黄ニキビ    炎症を起こして赤く腫れていたり、膿を持っていたりする状態です。  * しこりのあるニキビ    触ると硬く、痛みや熱感を伴います。  * 広範囲に多発している    顔全体や背中など、広範囲にニキビができています。  * 同じ場所に繰り返しできる    ホルモンバランスの乱れや物理的な刺激など、根深い原因が考えられます。  * 市販薬を2週間ほど使っても改善しない場合。  * ニキビ跡が心配な方。

特に赤ニキビや黄ニキビは、皮膚の深い部分で炎症が起きているサインです。 放置したり、自分で潰したりすると、クレーターのような凹みや色素沈着が残るリスクが非常に高まります。 ニキビ跡で後悔しないためにも、早めに皮膚科を受診し、適切な治療を開始することがきれいな肌への一番の近道です。

皮膚科で行う主なニキビ治療と保険適用の範囲

皮膚科では、ニキビの種類や重症度、肌質などを総合的に診断し、一人ひとりに合った治療法を提案します。 治療には、保険が適用されるものと、適用されない自由診療があります。

治療の種類主な治療法保険適用期待される効果
保険診療外用薬(塗り薬)
・アダパレン
・過酸化ベンゾイル(BPO)
・抗菌薬
・上記成分の配合剤
あり・毛穴の詰まりを改善する
・アクネ菌の増殖を抑える
・炎症を鎮める
 内服薬(飲み薬)
・抗菌薬
・漢方薬
・ビタミン剤
あり・体の内側から炎症を抑える
・ホルモンバランスなどを整える
自由診療ケミカルピーリングなし古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを整える
 レーザー治療なし皮脂腺の働きを抑制したり、アクネ菌を殺菌したりする
 イソトレチノイン内服なし重症のニキビに対し、皮脂の分泌を強力に抑制する

現在のニキビ治療では、まず保険診療で推奨されている外用薬から開始するのが世界的標準です。 特にアダパレンや過酸化ベンゾイルは、ニキビの根本原因である「毛穴の詰まり」に直接アプローチします。

また、非常に重要なのが、炎症が落ち着いた後もニキビの再発を防ぐための「維持療法」を続けることです。 ニキビは慢性的な疾患であり、良くなったり悪くなったりを繰り返すため、根気強い治療が大切になります。


よくあるご質問(Q&A)

Q. ニキビは潰してもいいですか? A. 絶対にやめてください。 自己判断で潰すと、皮膚の深い真皮層を傷つけ、炎症を悪化させます。 結果として、クレーター状のニキビ跡が残る最大の原因になります。

Q. ニキビは人にうつりますか? A. うつりません。 ニキビの原因となるアクネ菌は、誰の肌にもいる常在菌です。 人から人へ感染する病気ではありません。

Q. 治療にはどのくらいの期間がかかりますか? A. 個人差はありますが、一般的に効果を実感するまでには3ヶ月程度かかることが多いです。 ニキビは慢性的な疾患であり、一進一退を繰り返しながら改善していきます。 焦らず、根気強く治療を続けることが大切です。


ニキビは単なる肌荒れではなく、早期治療が重要な皮膚の病気です。 私たち形成外科・美容外科専門医は、皮膚の構造を熟知しており、ニキビ治療はもちろん、できてしまったニキビ跡の治療まで、幅広い選択肢の中から最適なプランをご提案できます。 お一人で悩まず、ニキビ跡で後悔する前に、ぜひ一度当院へご相談ください。

まとめ

今回は、ニキビができる根本的な原因から、ご自身でできるセルフケア、そして皮膚科での専門的な治療法まで詳しく解説しました。

ニキビは、皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり、生活習慣の乱れといった複数の原因が絡み合ってできる、れっきとした皮膚の病気です。 何よりも大切なのは、将来的に治療が難しい「ニキビ跡」を残さないこと。自己判断で潰してしまうと、炎症が悪化し、クレーターのような跡が残る最大の原因になってしまいます。

まずは正しいスキンケアや生活習慣の見直しから始めてみましょう。もし赤く腫れたり、同じ場所に繰り返しできたりするなら、それは専門家の助けが必要なサインです。お一人で悩まず、ニキビ跡で後悔する前に、ぜひ一度皮膚科へ相談してみてくださいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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参考文献

  1. 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023 – Mindsガイドラインライブラリ
  2. 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023
  3. にきび治療総論:日本と国際ガイドラインをふまえて
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