名古屋市「新瑞橋」美容外科・美容皮膚科・形成外科・一般皮膚科

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W形成とZ形成の違いを専門医がやさしく解説

顔や体に残された傷跡は、ただの痕ではなく、あなたの自信を奪い、人前での不安を募らせる大きな悩みの種ではありませんか?形成外科専門医として、私たちは傷跡がもたらす精神的負担を深く理解しています。しかし、ご安心ください。傷跡を目立たなくし、より前向きな日常を取り戻すための効果的な方法が存在します。

この記事では、傷跡修正手術の代表格である「W形成術」と「Z形成術」について、その仕組みや適応する傷跡の種類、さらには術後のケアや費用、専門医の選び方までを詳しく解説します。あなたの傷跡に最適な治療法を見つけ、長年のコンプレックスから解放されるための一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう。

専門医が解説!W形成術とZ形成術の基本と違い3選

お顔や体に残ってしまった傷跡は、単なる皮膚の問題ではありません。人からの視線が気になったり、自信が持てなくなったりと、日常生活に大きな精神的負担となることがあります。形成外科専門医として、私たちはそのようなお悩みを抱える方々が、少しでも前向きに日々を過ごせるよう、最適な治療をご提案したいと考えています。

傷跡修正手術には、さまざまな手法があります。最適な結果を得るためには、術前の入念な計画と、繊細で精密な施術が非常に重要です(Shockley)。今回は、傷跡修正の中でも特に代表的な「W形成術」と「Z形成術」について、その仕組みや効果、そしてどのような傷跡に適しているのかを、わかりやすく解説いたします。ご自身の傷跡にどちらが適しているか、その見極めの一助となれば幸いです。

専門医が解説!W形成術とZ形成術の基本と違い3選
専門医が解説!W形成術とZ形成術の基本と違い3選

W形成術とは?傷跡を目立たなくする幾何学的なメカニズム

W形成術は、主に直線的な傷跡を、より目立たなくするために用いられる手術方法です。この術式の最大の特長は、傷跡に沿ってギザギザとしたWの形に切開し、縫い合わせる点にあります。このギザギザの線は、光の当たり方や見る角度によって傷跡への視線を分散させます。直線的な傷跡と比べ、人間の目には認識されにくい効果が期待できるのです。

この術式の有効性は、単に皮膚の張力線に沿って傷跡の向きを変えるだけでなく、切除する三角形の皮弁のデザインそのものにも秘密があることが、科学的な研究(Papadakis他)で示されています。この研究では、有限要素法というコンピューターシミュレーションを用いて、皮膚にかかる応力(引っ張られる力)を分析しています。

  • 有限要素法(Finite Element Method)とは
  • 物体の複雑な形状を、小さな要素に分割して解析する手法です
  • 皮膚の組織にかかる力を視覚的に捉えられます

W形成術では、特殊な設計により縫い合わせた部分にかかる力が分散され、よりきれいに傷跡が治りやすくなります。具体的には、皮膚にかかるストレスが低減されるため、傷跡の幅が広がりにくく、平坦でなめらかな治癒が期待できます。

W形成術は、以下のような傷跡によく適応されます。

  • 平坦で幅の広い直線状の傷跡
  • 手術跡や外傷による傷跡などが該当します
  • 瘢痕の長さが比較的短い場合
  • 長すぎる傷跡には、別の術式が検討されることがあります
  • 皮膚に多少の余剰がある場合
  • 皮膚を切除して縫い合わせるため、ある程度の皮膚のゆとりが必要となります

この術式は、傷跡を目立たなくすることを第一の目的とし、特に顔などの露出部にできた傷跡で良好な結果をもたらすことが多いです。

Z形成術とは?傷跡の方向転換と引きつれを改善する原理

Z形成術は、その名の通りZ字型に皮膚を切開し、中央の皮弁(皮膚の組織片)を入れ替えることで、傷跡の方向を変えたり、皮膚の引きつれ(瘢痕拘縮)を改善したりすることを目的とした手術方法です。

  • 皮膚の引きつれ(瘢痕拘縮)とは
  • 傷跡が治る過程で周囲の皮膚が短縮され、引っ張られてしまう状態です
  • 関節の動きが制限されたり、顔の表情が歪んだりすることがあります

この術式の原理は、Z字型の形状を利用して、傷跡の長さを伸展させたり、傷跡にかかる皮膚の張力を分散させたりすることにあります。例えば、関節部分にできた傷跡が皮膚を引きつらせてしまい、関節の動きが制限されているような場合に、Z形成術は非常に有効です。Z字型に切開した皮膚を入れ替えることで、傷跡の向きが変わり、短縮していた皮膚が伸展され、関節の可動域が改善されることがあります。

様々な瘢痕修正手術がある中で、Z形成術は特定の目的のために非常に有効な方法の一つであることが知られています(Shockley)。

Z形成術は、以下のような傷跡によく適応されます。

  • 皮膚の引きつれ(瘢痕拘縮)がある傷跡
  • 関節部分や眼瞼(まぶた)、口唇周りなどで、動きの制限がある場合です
  • 直線的な傷跡の方向を転換したい場合
  • 皮膚のしわの線(皮膚割線)と直交する傷跡を目立たなくするために、方向を変える目的です
  • 瘢痕が比較的短い場合
  • W形成術と同様に、あまりに長い傷跡では一度の手術では対応が難しいことがあります

この術式は、見た目の改善だけでなく、機能的な改善を伴う場合に特にその真価を発揮します。

W形成術とZ形成術の決定的な違いと適応する傷跡の種類

W形成術とZ形成術は、どちらも傷跡を修正する形成外科手術ですが、その目的、手術の原理、そして適応する傷跡の種類に決定的な違いがあります。それぞれの術式には、特定の状況において最適な結果をもたらす特性がありますので、ご自身の傷跡にどちらが適しているかを理解することが大切です。

特徴W形成術Z形成術
主な目的傷跡をより目立たなくする(視覚的な改善)傷跡の方向転換、皮膚の引きつれ(拘縮)の改善
手術原理ギザギザのW字型に切開し、光の反射を分散させるZ字型に切開し、皮弁を入れ替えることで長さを伸展・方向転換
適応傷跡平坦で幅の広い直線的な傷跡、皮膚の余剰がある部位関節部の引きつれ、機能制限を伴う傷跡、直線状の傷跡の方向転換
期待できる効果傷跡の認識性を低下させる関節可動域の改善、皮膚の張力緩和

形成外科医は、患者さんの傷跡を丁寧に診察し、傷跡の位置、大きさ、形状、深さ、そして皮膚の引きつれの有無などを総合的に評価します。さらに、患者さんがどのような改善を最も望んでいるのか、機能的な問題があるのか、見た目を重視するのかといった希望もしっかりと伺います。それぞれの術式の特性(利点と限界)を理解した上で、最も適した方法を提案いたします(Shockley)。ご自身の傷跡の状態と改善の希望を医師に詳しく伝えることが、最適な術式を選ぶ上で非常に重要となります。

注目されるW形成術とボツリヌス毒素併用の最新アプローチ

傷跡修正の分野では、より良い結果を目指して常に新しいアプローチが研究されています。近年注目されているのが、W形成術とボツリヌス毒素(ボツリヌス神経毒タイプA)注射を併用する治療法です。ボツリヌス毒素は、筋肉の動きを一時的に抑制する作用があるため、傷跡の周囲の筋肉の緊張を和らげ、傷への物理的な負荷を減らすことが期待できます。傷跡の治癒過程において、傷口にかかる張力は、傷跡の幅や盛り上がりに影響を与える要因の一つとされています。

最近の研究(Han)では、特に顔面リフト術後の傷跡予防において、W形成術とボツリヌス神経毒タイプA(BoNTA)注射を併用することで、より良い傷跡の治癒が期待できることが報告されています。この研究では、直線切開のみのグループと、W形成術とBoNTAを併用したグループの瘢痕結果が比較されました。その結果、術後12ヶ月の評価において、併用療法を行ったグループの方が、そうでないグループよりも統計的に有意に優れた結果を示しました。これは、W形成術による幾何学的な修正効果と、ボツリヌス毒素による傷跡周辺の安静化効果が相乗的に働き、アジア人患者においても、よりきれいで目立ちにくい傷跡へと導く可能性を示唆しています。

また、W形成術は、生まれつきのあざ(先天性黒子性母斑)の治療にも応用されています。中型の先天性黒子性母斑の治療において、W形成術を連続して行う「W-plasty連続切除術」は、従来用いられる楕円形切除術と比較して、より優れた瘢痕結果をもたらすことが示されています(Luo他)。この研究では、W-plasty連続切除術を受けた患者グループでは、平均手術回数が2.9回から2.2回に削減され、術後の瘢痕の質を評価するVSS(Vancouver Scar Scale)スコアも平均5.40から2.70へと顕著に改善しました。

  • VSS(Vancouver Scar Scale)とは
  • 傷跡の色、血管新生、硬さ、盛り上がり、凹凸などを数値で評価する国際的な基準です
  • スコアが低いほど、傷跡が目立ちにくいことを意味します

この方法は、特に大きな皮膚病変を段階的に切除し、最終的により目立ちにくい傷跡を目指す場合に有効です。これらの最新の知見は、W形成術の幅広い可能性と、他の治療法との組み合わせによる効果の向上を示しています。

傷跡修正手術に関するQ&A

Q1. 傷跡は完全に消えますか? A. どんな手術でも、傷跡を完全に消し去ることは現在の医療では難しいとされています。しかし、W形成術やZ形成術などの修正手術によって、傷跡の目立ちにくさを大幅に改善できます。日常生活で気にならないレベルに近づけることは可能です。

Q2. 手術後の痛みやダウンタイムはどのくらいですか? A. 手術後の痛みは、通常、内服薬でコントロールできる程度です。ダウンタイムは手術の範囲や部位によりますが、腫れや赤みが落ち着くまでに数週間から数ヶ月かかることがあります。傷跡が完全に成熟するまでには、数ヶ月から1年以上の期間が必要です。

Q3. 傷跡修正手術は保険が適用されますか? A. 傷跡修正手術が保険適用となるかどうかは、その傷跡の種類や、引きつれ(瘢痕拘縮)による機能障害の有無など、医学的な必要性によって判断されます。美容目的の手術は保険適用外となり、自費診療となります。詳しくは診察時にご相談ください。

形成外科専門医へご相談ください

傷跡のお悩みは、一人で抱え込まず、ぜひ専門家にご相談ください。W形成術とZ形成術は、それぞれ異なる特性を持つ優れた術式であり、患者さんのお悩みに合わせて最適な治療法を選ぶことが非常に重要です。当院では、形成外科専門医、美容外科専門医(JSAPS)が患者さんの傷跡の状態を丁寧に診察し、分かりやすくご説明いたします。その上で、患者さん一人ひとりに合わせた治療計画をご提案いたします。

当院の料金は、Z形成術、W形成術ともに傷跡4cmまで103,940円(税込)です。傷跡6cmまで155,910円(税込)となり、以後2cm毎に+51,970円(税込)となっています。

傷跡修正手術についてご不安な点やご質問がありましたら、お気軽に当院までお問い合わせください。まずはカウンセリングにお越しいただき、あなたのお悩みをぜひお聞かせください。私たちが、新しい一歩を踏み出すお手伝いをさせていただきます。

あなたの傷跡に最適なのは?術式選びのポイントと効果

お顔や体に残ってしまった傷跡は、私たち形成外科医が向き合う非常に複雑な問題です。その一つひとつの傷跡は、大きさや形、できた部位だけでなく、患者さんの生活や心にも深く影響を与えます。どのような傷跡にも、それぞれに合った最適な治療法が存在します。形成外科専門医、そして美容外科専門医(JSAPS)として、患者さんの個別の状況に合わせた治療計画を立てることが、目立たない傷跡へと導く鍵となります。

あなたの傷跡に最適なのは?術式選びのポイントと効果
あなたの傷跡に最適なのは?術式選びのポイントと効果

傷跡の種類・部位別!W形成術とZ形成術の具体的な適応判断

傷跡修正手術では、患者さんの傷跡の状態を詳細に診察し、適切な術式を選ぶことが何よりも重要です。一見すると似ている傷跡でも、その特徴や周囲の皮膚の状態によって、W形成術とZ形成術のどちらが適しているかが大きく異なります。

W形成術が適する傷跡 W形成術は、主に平坦で幅の広い直線的な傷跡を、周囲の皮膚のしわや皮膚割線に溶け込ませることを目的とします。

  • 直線的で目立つ傷跡: 手術跡や外傷で残った、長さのある直線状の傷跡に特に有効です。
  • 皮膚の緊張が少ない部位: 体幹や四肢の平坦な部分など、皮膚に比較的ゆとりがある部位に適しています。
  • 幾何学的な視線分散効果: W字型に切開し縫い合わせることで、光の反射が分散され、傷跡の線が目立ちにくくなる効果が期待できます。
  • W形成術は、より精緻な「幾何学的破線縫合(geometric broken line closure)」という手法も含まれます。

Z形成術が適する傷跡 Z形成術は、傷跡の方向を変えたり、皮膚の引きつれ(瘢痕拘縮)を解除したりするために用いられる、非常に汎用性の高い術式です(Zito他)。

  • 引きつれ(瘢痕拘縮)がある傷跡:
  • 関節部分や口の周り、まぶたなど、皮膚のつっぱりによって動きが制限されている場合に特に有効です。
  • 火傷(やけど)後に生じた重度の瘢痕拘縮を解除する際にも、Z形成術が広く用いられています(Zito他)。
  • 傷跡の方向転換が必要な場合:
  • 顔の表情線や体の皮膚のしわのラインと直交する傷跡は、目立ちやすい傾向にあります。
  • Z形成術を用いることで、傷跡の向きを周囲の自然な皮膚のしわの方向に合わせ、目立たなくすることが可能です(Zito他)。
  • この術式は顔面形成外科において、瘢痕の延長、カモフラージュ、再整列を目的とした重要な手技です(Hove他)。
  • 傷跡の長さを伸展させたい場合:
  • 古典的な60度Z形成術では、瘢痕長を約75%増加させることが可能であるとされています(Hove他)。
  • この伸展効果により、引きつれていた皮膚が伸び、機能的な改善が期待できます。

Z形成術には、古典的な60度Z形成術の他にも、double-opposing Z-plasty、unequal triangle Z-plasty、four-flap Z-plasty、compound Z-plasty、planimetric Z-plastyなど、患者さんの傷跡の状態に合わせて様々なバリエーションが存在します(Hove他)。これらの多様な術式を適切に使い分けることで、最適な治療結果を目指します。

角度別の延長効果

double opposing Z-plasty

unequal triangle Z plasty

Four-flap-Z-plasty

形成外科専門医は、患者さんの傷跡の「多様な現れ方」を丁寧に診察し、傷跡の位置、大きさ、深さ、そして皮膚の引きつれの有無などを総合的に評価します。さらに、患者さんがどのような改善を最も望んでいるのか、機能的な問題があるのか、見た目を重視するのかといったご希望をしっかりと伺った上で、それぞれの術式の特性(利点と限界)を考慮し、最適な方法をご提案いたします(Shockley)。ご自身の傷跡の状態と改善の希望を医師に詳しく伝えることが、最適な術式を選ぶ上で非常に重要となります。

術式主な目的適応となる傷跡の特徴
W形成術傷跡をより目立たなくする(視覚的改善)直線的で平坦な傷跡
幅が広く、長さのある傷跡
皮膚の緊張が少ない体幹・四肢の部位
Z形成術傷跡の方向転換、皮膚の引きつれ(拘縮)の改善、瘢痕の伸展引きつれ(瘢痕拘縮)がある傷跡
関節部など動きの制限がある部位
顔面など傷跡の方向を変えたい部位

傷跡修正手術で期待できる効果と術後の仕上がりイメージ

傷跡修正手術の目的は、傷跡を完全に消し去ることではありません。現在の医療技術では、どのような手術を行っても、傷跡が全く残らない状態にすることは難しいのが現状です。しかし、W形成術やZ形成術を用いることで、傷跡が周囲の皮膚と自然に馴染み、視覚的にほとんど気にならないレベルまで改善できる可能性は十分にあります。

期待できる主な効果

  • 傷跡の視覚的改善:
    • W形成術では、直線的な傷跡を細かいギザギザの線に置き換えることで、光の反射が分散されます。これにより、傷跡が周囲の皮膚の質感に溶け込み、認識されにくくなります。
    • Z形成術では、傷跡の方向を顔の表情線や体の自然な皮膚のしわのラインに合わせます。結果として、傷跡が周囲の皮膚の構造に溶け込み、より目立たない仕上がりを目指せます。
  • 機能的な改善:
    • Z形成術は、傷跡による皮膚の引きつれ(瘢痕拘縮)を緩和する効果に優れています。
    • 関節部分の動きが制限されていたり、まぶたや口元が引きつれていたりする症状が改善され、日常生活の動作がスムーズになることが期待できます。
  • 心理的な負担の軽減:
    • 傷跡が目立たなくなることで、患者さんの見た目に対する自信が回復します。
    • 人前での不安やコンプレックスが軽減され、精神的な安定に繋がり、より前向きな生活を送れるようになることも、手術の大きな効果の一つです。

術後の仕上がりイメージとしては、傷跡の線が細くなり、赤みが薄れて周囲の皮膚の色味に近づきます。そして、傷跡の表面が平坦でなめらかになることで、触れた時の違和感も軽減されていきます。特に、Z形成術では、傷跡の「隠蔽性」を高める効果があり、顔の領域間の境界など、傷跡を周囲の自然なラインの中に溶け込ませることで、視覚的な存在感を大幅に減少させることが期待できます(Zito他)。

ただし、個々の傷跡の状態や患者さんの治癒能力には大きな個人差があります。最終的な仕上がりについては、術前のカウンセリングで形成外科専門医が詳しくご説明いたしますので、ご自身の傷跡について不安な点があれば何でもご相談ください。

術後のダウンタイムと日常生活での注意点

傷跡修正手術を成功させるためには、手術そのものだけでなく、術後の適切なケアも非常に重要です。形成外科医の指示に従い、丁寧なケアを心がけることが、傷跡をよりきれいに治すための近道となります(Shockley)。

一般的な術後の経過とダウンタイム

  • 痛みと腫れ:
    • 手術直後は、軽度から中程度の痛みや腫れが生じることがあります。
    • 痛みは処方された内服薬で十分にコントロールできます。
    • 腫れは通常、数日から1週間程度で徐々に引いていくことがほとんどです。
  • 内出血:
    • 手術部位に内出血が生じ、青紫色になることがありますが、これも通常1~2週間程度で自然に吸収されていきます。
  • 抜糸:
    • 傷口の抜糸は、手術部位や縫合方法によりますが、一般的に術後5~14日程度で行われます。
    • 抜糸後は、さらに傷口の保護が必要になる場合があります。

日常生活での注意点

  • 入浴・シャワー:
    • 術後数日間は、手術部位を濡らさないようにシャワーを浴びていただくか、軽く拭き取る程度にしていただくことが多いです。
    • 抜糸が済んで傷口が安定してから、通常の入浴が可能になります。具体的な期間は医師の指示に従ってください。
  • 運動:
    • 激しい運動は、術後1ヶ月程度は控えていただくことが推奨されます。
    • 傷口に過度な負担がかかることで、治癒が遅れたり、傷跡の幅が広がったりするリスクがあるためです。
    • 軽い散歩程度の活動は、体調が許せば早期から可能です。
  • 傷口の保護:
    • 術後しばらくの間は、傷口を乾燥から守り、外部からの物理的な刺激を避けるために、医療用テープなどで保護していただきます。
    • 紫外線は傷跡の色素沈着の原因となるため、日焼け止めを塗るか、UVカット効果のある衣類などでしっかりと保護することが非常に重要です。特に、傷跡が赤みを帯びている時期は色素沈着が起こりやすいので、徹底した対策が必要です。

当院では、患者さんの状態に合わせて、術後の具体的なケア方法を詳しくご説明いたします。ご不明な点や不安なことがあれば、いつでもご遠慮なくご質問ください。

ケロイドや色素沈着など、合併症のリスクと回避策

傷跡修正手術は、経験豊富な形成外科専門医が行うことで、安全性が非常に高い手術です。しかし、どんな手術にも合併症のリスクはゼロではありません。考えられる主な合併症と、その回避策について事前にご理解いただくことが大切です。

主な合併症と回避策

  • ケロイド・肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん):
    • 症状: 傷跡が赤く盛り上がり、かゆみや痛みを伴うことがあります。肥厚性瘢痕は傷の範囲内に留まりますが、ケロイドは傷の範囲を超えて広がる性質があります。
    • 原因: 体質的な要因が大きく関与しますが、術後の傷口への過度な緊張や炎症が原因となることもあります。
    • 回避策: 術後のテーピング、ステロイド注射、内服薬(トラニラストなど)などを用いて、傷跡の成熟を促し、盛り上がりを抑えます。体質的にケロイドになりやすい方には、より厳重な術後ケアと経過観察が必要です。
  • 色素沈着:
    • 症状: 傷跡が茶色っぽく変色することです。
    • 原因: 特に紫外線に当たることで、このリスクが高まります。傷跡が炎症を起こして赤みを帯びている時期は、メラニン色素が沈着しやすいため注意が必要です。
    • 回避策: 術後の紫外線対策(日焼け止め、UVカット効果のある衣類、帽子など)を徹底することで、色素沈着を予防できます。
  • 感染:
    • 症状: 手術部位に赤み、腫れ、痛みが増強し、熱感や膿(うみ)が出るなどの症状が現れます。
    • 原因: 手術部位が細菌に感染することがまれにあります。
    • 回避策: 術後の傷口の清潔保持と、医師から処方された抗生物質の適切な服用で予防します。もし感染が疑われる症状が出た場合は、すぐに当院にご連絡ください。
  • 傷口の離開:
    • 症状: 縫合した傷口が一部、または全体的に開いてしまうことです。
    • 原因: 術後の無理な動きや、傷口への過度な負担が原因となることがあります。
    • 回避策: 医師の指示に従い、術後の安静期間をしっかりと守り、傷口に負担をかけないようにすることが重要です。

これらの合併症のリスクを最小限に抑えるためには、患者さん一人ひとりの状態を考慮した適切な術式の選択と、経験豊富な形成外科専門医による精密な手術が不可欠です(Shockley, Skochdopole)。また、術後の指示をしっかり守り、気になる症状があればすぐに相談することが、より良い治療結果に繋がります。当院では、それぞれの治療法の利点とリスクを丁寧にご説明し、患者さんが安心して治療を受けられるようサポートいたします。

費用と保険適用で後悔しない!クリニック選びの5つの視点

お顔や体に残ってしまった傷跡は、私たち形成外科専門医、美容外科専門医(JSAPS)の視点からも、単なる皮膚の表面的な問題では済まされないと考えています。傷跡修正手術を検討されている患者さんにとって、どのくらいの費用がかかるのか、保険が適用されるのかどうかは、非常に大きな不安の種になることと思います。安心して治療を受けていただくためにも、費用に関する大切な情報をお伝えいたします。

費用と保険適用で後悔しない!クリニック選びの5つの視点
費用と保険適用で後悔しない!クリニック選びの5つの視点

W形成術・Z形成術の費用相場と保険適用となる傷跡の基準

W形成術やZ形成術といった傷跡修正手術の費用は、傷跡の大きさ、深さ、部位、そして選択する手術方法やクリニックの方針によって大きく異なります。当院では、患者さんのご負担を考慮し、透明性のある料金設定を心がけています。

当院のW形成術・Z形成術の料金は以下の通りです(保険適用外の場合、全て税込価格です)。

  • 傷跡4cmまで: 103,940円
  • 傷跡6cmまで: 155,910円
  • 以後2cm毎に: +51,970円

この料金は、あくまで保険適用外(自費診療)の場合の目安となります。大切なのは、ご自身の傷跡が保険適用になるかどうかを正しく判断することです。

傷跡修正手術が保険適用となるかどうかは、その傷跡が「美容目的」か「医学的な必要性があるか」によって判断されます。以下の基準に当てはまる場合、保険が適用される可能性が高いです。

  • 機能的な障害を伴う傷跡:
    • 関節の動きが制限され、日常生活に支障をきたしている場合です。
    • まぶたや口の周りの傷跡で、目や口の開閉、食事や会話に困難が生じている場合も含まれます。
    • 痛みが継続的に続く、あるいは強いかゆみがひどく、生活の質が著しく損なわれている場合も対象です

これらの基準に該当するかどうかは、形成外科専門医による丁寧な診察が不可欠です。瘢痕管理には数多くの外科的および非外科的選択肢が存在し、それぞれに利点と欠点があります。各治療法は、患者さんの個別の状況に合わせて調整されるべきであるとSkochdopole他の研究でも指摘されています。そのため、まずはご自身の傷跡が保険適用の対象となるか、専門医にご相談いただくことが、後悔しない治療への第一歩となります。

信頼できる傷跡修正専門医を見極める5つのポイント

傷跡修正手術は、皮膚の表面だけでなく、その下の組織や、患者さんの心理状態にも深く関わる非常に繊細な治療です。そのため、手術を任せる医師とクリニック選びは、治療の成功を左右する最も重要な要素と言っても過言ではありません。後悔のない、そして満足のいく治療結果を得るために、形成外科専門医である私たちが考える「信頼できる専門医を見極める5つのポイント」をご紹介します。

  1. 「形成外科専門医」の資格を持っているか:
    • 傷跡修正は、単に皮膚を縫い合わせるだけでは不十分です。
    • 皮膚の生理的なしわの方向(皮膚割線)や、周囲の皮膚の張力、そして美的なバランスを考慮した専門的な知識と技術が求められます。
    • 「形成外科専門医」は、これらの厳しい基準をクリアし、長年の修練を積んだ医師だけが名乗れる公的な資格です。
    • さらに「美容外科専門医(JSAPS)」の資格も、より美的な仕上がりを追求する上で、医師の専門性を評価する重要な指標となります。
  2. 傷跡修正の豊富な症例数と経験があるか:
    • W形成術やZ形成術は、熟練した技術と経験が不可欠な手術です。
    • 様々なタイプの傷跡、異なる部位の傷跡に対して、多くの症例を経験している医師であれば、患者さん個々の複雑な状態にも柔軟かつ適切に対応できる可能性が高まります。
    • カウンセリングの際に、過去の症例写真やビフォーアフターの画像を提示してもらい、医師の技術力や美的センス、そしてこれまでの実績を確認することは非常に大切です。
  3. 丁寧なカウンセリングと分かりやすい説明をしてくれるか:
    • 患者さんの悩みや「こうなりたい」という希望に真摯に耳を傾け、十分な時間をかけてくれる医師を選びましょう。
    • 手術方法、期待できる効果、考えられるリスク(合併症)、術後のダウンタイム、そして費用について、専門用語を避け、誰にでも理解できる言葉で丁寧に説明してくれることが重要です。
    • 不明な点や不安なことを質問しやすい雰囲気であるかどうかも、信頼関係を築く上で欠かせないポイントです。
  4. 術後のアフターケア体制が整っているか:
    • 傷跡修正は、手術が無事に終わればそれで全てが完了するわけではありません。
    • 術後のケアが、最終的な傷跡の仕上がりに大きく影響します。
    • 抜糸後のテープ固定や傷跡の保湿、紫外線対策など、具体的なケア方法について明確な指導があり、定期的な診察で傷跡の状態を細かくチェックしてくれるクリニックを選びましょう。
  5. 患者との信頼関係を大切にする姿勢があるか:
    • どんなに優れた技術を持つ医師でも、患者さんとの信頼関係がなければ、安心して治療を受けることはできません。
    • 患者さんの不安な気持ちに寄り添い、「二人三脚で傷跡を良くしていく」という姿勢で治療を進めてくれる医師こそ、最良のパートナーと言えるでしょう。
    • Skochdopole他は、瘢痕が再建外科医にとって複雑な課題を提示し、個別の患者に合わせた治療法の選択が不可欠であると述べています。これは、医師が患者の状態を詳細に把握し、適切な治療計画を立てられるかどうかが成功の鍵を握ることを意味します。

これらのポイントを参考に、ご自身が心から信頼できる専門医とクリニックを見つけてください。

術後の長期的なアフターケアと万が一の再手術について

傷跡修正手術は、手術そのものが成功の全てではありません。手術が終わった後から始まる「術後の長期的なアフターケア」が、傷跡をより美しく、目立たない状態へと導くために非常に重要となります。傷跡は時間の経過とともに変化し、数ヶ月から1年以上かけてゆっくりと成熟していきます。この期間に適切なケアを行うことで、傷跡の仕上がりは大きく向上するのです。

術後の主なアフターケア

  • テープ固定:
    • 抜糸後、傷跡に医療用テープを貼って保護する「テーピング」は、非常に大切なケアです。
    • 傷跡にかかる皮膚の張力を軽減し、傷跡の幅が広がったり、盛り上がったりするのを抑える効果が期待できます。
    • 数ヶ月間続けることで、よりきれいに傷跡が治る可能性が高まります。
  • 保湿と紫外線対策:
    • 傷跡の乾燥を防ぐために、保湿クリームなどで丁寧に保湿しましょう。
    • また、紫外線は傷跡の色素沈着(傷跡が茶色っぽくなること)の大きな原因となります。
    • 日焼け止めを塗ったり、UVカット効果のある衣類や帽子でしっかりと保護したりすることが、特に傷跡が赤みを帯びている時期には極めて重要です。
  • 定期的な診察:
    • 医師の指示に従い、定期的に診察を受け、傷跡の状態をチェックしてもらいましょう。
    • 万が一、ケロイドや肥厚性瘢痕の兆候が見られた場合でも、早期に対処することができます。

万が一の再手術について

どんなに経験豊富な形成外科専門医が行う手術であっても、患者さんの体質や傷跡の状態、治癒過程には個人差があります。そのため、まれに以下のようなケースで「再手術」が必要となる可能性もゼロではありません。

  • 傷跡が予想以上に目立つ場合:
    • 傷跡の治癒過程で、肥厚性瘢痕(赤く盛り上がった傷跡)やケロイド化が進んでしまい、期待したような改善が得られないことがあります。
  • 引きつれなどが残ってしまった場合:
    • 特にZ形成術のような手技は、瘢痕拘縮(皮膚の引きつれ)の解除にも用いられますが、術後の組織の回復具合によっては、再度修正が必要になることも考えられます。
    • Borab他の研究では、特定の部位のたるみなどに対処するためのZ形成術が紹介されているように、Z形成術の手技は多岐にわたり、再手術の可能性も考慮した治療計画が重要です。
  • 合併症が発生した場合:
    • 非常にまれですが、感染症や血腫(出血がたまること)などの合併症が起こった場合、その治療のために再手術が必要になることがあります。

当院では、再手術が必要となった場合でも、患者さんと十分に話し合い、誠実に対応させていただきます。万が一の事態に備え、事前に再手術に関する方針や費用について確認しておくこともお勧めいたします。

傷跡のコンプレックスから解放されるための心理的サポート

お顔や体に残された傷跡は、単なる皮膚の物理的な変化ではありません。私たちは、傷跡が患者さんの心に与える影響も深く理解しています。特に顔や日常的に露出する部位にできた傷跡は、人からの視線が気になったり、自分に自信が持てなくなったりと、精神的なコンプレックスの原因となることが少なくありません。

Skochdopole他は、瘢痕はその多様な現れ方と美容・機能への影響から、再建外科医にとって複雑な課題を提示すると述べています。この言葉が示すように、傷跡の問題は、見た目の改善だけでなく、患者さんの心のケアまで含めた総合的なアプローチが必要なのです。

傷跡修正手術によって傷跡が目立たなくなり、見た目が改善されることは、患者さんの心にも大きな変化をもたらします。長年抱えていたコンプレックスから解放され、人前での不安が軽減されることで、自分自身に対する自信を取り戻し、精神的な安定に繋がることが非常に多いのです。これは、手術による身体的な変化だけでなく、ご自身の悩みに真剣に向き合い、治療に踏み出したという「心の変化」がもたらす大切な効果だと私たちは考えています。

当院では、形成外科専門医、美容外科専門医(JSAPS)として、患者さんの身体的な治療はもちろんのこと、心の状態にも深く寄り添うことを大切にしています。カウンセリングでは、患者さんの不安や心配事を丁寧に伺い、治療に対する期待や目標を共有することで、安心して治療に臨んでいただけるよう全力でサポートいたします。

傷跡のコンプレックスから解放され、より前向きな気持ちで充実した日々を送るための一歩を、私たち専門医と一緒に踏み出してみませんか。あなたのお悩みをぜひお聞かせください。


傷跡修正手術に関するQ&A

形成外科専門医である私たちが、患者さんからよくいただく質問にお答えします。

Q1. W形成術やZ形成術は、子どもでも受けられますか? A. お子さんの傷跡修正手術は、成長期の体の変化を考慮して慎重に判断する必要があります。一般的に、成長による傷跡への影響が少なくなる時期(思春期以降など)を待つ場合が多いですが、傷跡が関節の動きを妨げるなど、機能的な問題がある場合は早期の治療を検討することもあります。まずは専門医にご相談ください。

Q2. 傷跡修正手術は、術後の痛みが心配です。 A. 術後の痛みには個人差がありますが、通常は処方される痛み止めで十分にコントロールできる程度です。手術の種類や範囲にもよりますが、強い痛みが長く続くことはまれです。痛みがご心配な場合は、遠慮なく医師にご相談ください。

Q3. 手術以外の傷跡治療法にはどのようなものがありますか? A. 手術以外の治療法としては、レーザー治療、ステロイド注射、内服薬、外用薬、シリコンシート、圧迫療法など、様々な選択肢があります。傷跡の種類や状態によって適した治療法が異なるため、まずは専門医の診察を受け、ご自身の傷跡に合った治療法について相談することが大切です。

Q4. W形成術・Z形成術の費用はどのくらいですか? A. 保険適応の場合は顔だと3割負担で4万円前後、体で3万円前後です。保険適応街の場合の当院でのW形成術、Z形成術の料金は、傷跡の長さによって異なります(全て税込価格です)。

  • 傷跡4cmまで:103,940円
  • 傷跡6cmまで:155,910円
  • 以後2cm毎に:+51,970円 傷跡の状態や手術の難易度によって、詳細な料金はカウンセリング時にご説明させていただきます。

形成外科専門医へご相談ください

傷跡のお悩みは、一人で抱え込まず、ぜひ専門家にご相談ください。W形成術とZ形成術は、それぞれ異なる特性を持つ優れた術式であり、患者さんのお悩みに合わせて最適な治療法を選ぶことが非常に重要です。当院では、形成外科専門医、美容外科専門医(JSAPS)が患者さんの傷跡の状態を丁寧に診察し、分かりやすくご説明いたします。その上で、患者さん一人ひとりに合わせた最適な治療計画をご提案させていただきます。

傷跡修正手術についてご不安な点やご質問がありましたら、お気軽に当院までお問い合わせください。まずはカウンセリングにお越しいただき、あなたのお悩みをぜひお聞かせください。私たちが、新しい一歩を踏み出すお手伝いをさせていただきます。

まとめ

傷跡のお悩みは、多くの方が抱える繊細な問題です。今回ご紹介したW形成術とZ形成術は、それぞれ直線的な傷跡を目立たなくすることや、引きつれを改善し方向転換することなど、異なる目的で使い分けられる非常に有効な治療法です。

傷跡は完全に消え去ることは難しいですが、適切な手術により、見た目の改善だけでなく、機能的な回復や心の負担軽減にも繋がります。大切なのは、あなたの傷跡の状態と改善したい点を、形成外科専門医にしっかり伝えることです。

一人で抱え込まず、まずは専門家にご相談ください。私たちと一緒に、新しい一歩を踏み出しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。

美容のお悩みは、
「これって相談していいのかな?」
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当院では無料カウンセリングを行っております。
無理なご提案はせず、お一人おひとりのお悩みやご希望を大切にしながらお話を伺いますので、
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参考文献

  1. Luo XY, Hu Y, Yang WJ, Song XZ, Peng JZ, et al. The W-Plasty Serial Excision Method for Treating Medium Congenital Melanocytic Nevi: A Retrospective Analytical Study.
  2. Han CH. Combination of W-plasty and Botulinum Neurotoxin Type A Injection for Preventing Rhytidectomy Scar in Asians.
  3. Papadakis M, Manios G, Zacharopoulos G, Koumaki D, Manios A. Biomechanical explanation of W-plasty effectiveness using a finite element method approach.
  4. Skochdopole A, Dibbs RP, Sarrami SM, Dempsey RF, Skochdopole A, et al. Scar Revisions.
  5. Shockley WW. Scar revision techniques: z-plasty, w-plasty, and geometric broken line closure.
  6. Borab ZM, Fisher S, Rohrich RJ. The 7-Step Neck-Lift Z-Plasty.
  7. Boseley M, Bevans SE. Double-reversing z-plasty (Furlow palatoplasty) – PubMed.
  8. Hove CR, Williams EF 3rd, Rodgers BJ. Z-plasty: a concise review.
  9. Davis WE, Boyd JH. Z-plasty – PubMed.
  10. Zito PM, Jawad BA, Hohman MH, Mazzoni T, Zito PM, et al. Z-Plasty

追加情報

タイトル: The W-Plasty Serial Excision Method for Treating Medium Congenital Melanocytic Nevi: A Retrospective Analytical Study 著者: Xian Yan Luo, Yong Hu, Wen Jia Yang, Xiu Zu Song, Jian Zhong Peng et al.

概要:

  • 研究背景: 先天性黒子性母斑(CMN)の治療において、連続切除は最も一般的に用いられる手術手技であり、手術回数と治療期間を短縮するためには各手技で可能な限り病変を切除することが重要である。
  • 研究目的: 術後のCMN欠損修復におけるW-plasty連続切除の臨床的有効性を調査する。
  • 主要な手法: 2018年4月から2022年3月までの中型CMN患者を対象としたレトロスペクティブ分析を実施した。治療選択肢は楕円形連続切除(10例)とW-plasty連続切除(10例)の2群に分けられた。
  • 最も重要な結果: 6ヶ月間の追跡調査の結果、W-plasty連続切除群は楕円形連続切除群と比較して、平均手術回数(2.2回 vs 2.9回)、瘢痕対病変長比(1.4 vs 1.7)、およびVancouver Scar Scale (VSS) スコア(2.70 ± 0.26 vs 5.40 ± 0.42)の全てにおいて優位性を示した。
  • 結論: W-plasty連続切除は、中型CMNの切除に適した選択肢であり、優れた結果をもたらすことが示された。
  • 今後の展望: 情報なし

要点:

  • 中型先天性黒子性母斑(CMN)の治療において、W-plasty連続切除術は、従来用いられる楕円形連続切除術と比較して臨床的に優れた有効性を示す。
  • W-plasty連続切除術は、平均手術回数の削減(2.9回から2.2回)に貢献し、術後の瘢痕の質を顕著に改善する(VSSスコア平均5.40から2.70)。
  • 本研究は、W-plasty連続切除術が中型CMNの治療において、優れた結果をもたらす適切な選択肢であることを提唱している。

タイトル: Combination of W-plasty and Botulinum Neurotoxin Type A Injection for Preventing Rhytidectomy Scar in Asians 著者: Chung-Hee Han

概要:

  • 研究目的・背景: 顔面リフト術(rhytidectomy)後の瘢痕予防において、ボツリヌス神経毒タイプA(BoNTA)注射とW形成術の併用がより良い瘢痕結果をもたらすかを評価することを目的とした。
  • 主要な手法・アプローチ:
    • 拡張深層平面顔面リフト術を受けた患者を2つのグループに分けた。
    • グループ1(26名):直線切開のみで、BoNTAは投与されなかった。
    • グループ2(23名):W形成術とBoNTA注射を併用した。
    • 術前および術後12ヶ月の写真を撮影し、2名の美容外科医がMSS、MSRS、SBSESの3つの瘢痕評価尺度を用いて結果を分析した。評価者間信頼性は級内相関係数(ICC)で測定された。
  • 最も重要な結果・知見:
    • 合計49名の患者が研究に含まれた。
    • グループ1とグループ2の間には統計的に有意な差が認められ(P値はMSSで0.001、MSRSで0.003、SBSESで0.012)、W形成術とBoNTAを併用したグループ2の方が、すべての瘢痕評価尺度で優れた結果を示した。
  • 結論・今後の展望: 3つの専門的な瘢痕評価により、W形成術とBoNTA注射の併用がより良い結果をもたらすことが示された。この併用療法は、瘢痕改善のための有用な方法として期待される。

要点:

  • 顔面リフト術後の瘢痕を予防・改善するため、W形成術とボツリヌス神経毒タイプA (BoNTA) 注射の併用効果がアジア人患者で評価された。
  • 研究では、直線切開のみの対照群と、W形成術およびBoNTAを併用した介入群の瘢痕結果が比較された。
  • 術後12ヶ月の評価において、W形成術とBoNTA注射を併用したグループが、すべての瘢痕評価尺度で対照群よりも統計的に有意に優れた結果を示した。
  • この併用療法は、顔面リフト術後の瘢痕を改善するための効果的な方法であることが示唆された。

タイトル: Biomechanical explanation of W-plasty effectiveness using a finite element method approach 著者: Marios Papadakis, Georgios Manios, Georgios Zacharopoulos, Dimitra Koumaki, Andreas Manios

概要:

  • 研究目的・背景: W-形成術の良好な結果がその幾何学的形状自体に起因し、より低い応力を生み出すことを実証するため、有限要素法を用いた皮膚モデルを開発した。
  • 主要な手法: 等方性2次元(2D)有限要素皮膚モデルを適用。皮膚を2D平面ジオメトリとしてモデル化し、様々な角度のW-形成術における負荷と縫合を平面応力問題としてシミュレーションした。各中央の三角形皮弁は9つの三角形要素に分割され、縫合は各皮弁の頂点と対角の角の中心に1つの縫合糸でモデル化された。
  • 主要な結果: 縫合線に関わる要素では、縫合線より奥の要素と比較してX-軸、Y-軸、剪断応力(Txy)が低いことが示された。特に、三角形皮弁内の応力は周囲の領域よりも明らかに低く、最大圧縮応力は「犬の耳(dog ears)」に対応することが判明した。
  • 結論・今後の展望: W-形成術の有効性は、弛緩皮膚張力線に対する瘢痕の向きだけでなく、使用される三角形皮弁の特殊な設計にも起因すると結論付けた。この知見はW-形成術の理解を深め、皮弁設計時に臨床医によって考慮されるべきである。

要点:

  • W-形成術の良好な成果は、単に瘢痕の向きだけでなく、三角形皮弁の特別な設計による低応力生成という幾何学的な要因に起因する。
  • 有限要素モデルにより、縫合線とその周辺、および三角形皮弁内部で周囲よりも低い応力が発生することが示された。
  • この研究は、W-形成術の生体力学的根拠を解明し、皮弁設計における臨床的示唆を提供する。

タイトル: Scar Revisions 著者: Anna Skochdopole, Rami P Dibbs, Shayan M Sarrami, Robert F Dempsey, Anna Skochdopole et al.

概要:

  • 瘢痕は、その多様な現れ方と美容・機能への影響から、再建外科医にとって複雑な課題を提示します。
  • 瘢痕管理には、数多くの外科的および非外科的選択肢が存在し、それぞれに利点と欠点があります。
  • 本レビューは、異なる瘢痕のタイプ、瘢痕管理のオプション、および様々な治療法の利点とリスクについて議論することを目的としています。
  • 治療成果を向上させるため、各治療法は患者の個別の状況に合わせて調整されるべきであると述べています。

要点:

  • 研究目的・背景: 瘢痕が再建外科における複雑な課題であり、その多様な現れ方と美容・機能への影響から、個別の患者に合わせた治療法の選択が不可欠であること。
  • 主要な手法・アプローチ: 本稿はレビュー論文であり、瘢痕の多様な状態、外科的および非外科的な管理オプション、そしてこれらの治療法の利点とリスクを議論します。キーワードとして、W-plasty、Z-plasty、geometric broken line closure、revision surgeryといった具体的な修正手術が挙げられています。
  • 最も重要な結果・知見: 元のテキストからは具体的な研究結果や知見を抽出できません。
  • 結論・今後の展望: 元のテキストからは結論や今後の展望を抽出できません。

タイトル: Scar revision techniques: z-plasty, w-plasty, and geometric broken line closure 著者: William W Shockley

概要:

  • 本稿は、瘢痕修正手術におけるZ-形成術、W-形成術、および幾何学的破線縫合の使用について扱っている。
  • これら各手技について、適応、利点、および限界に関する著者の見解が詳細に議論されている。
  • 外科医はこれらの手技に熟練し、状況に応じて適切に適用する必要がある。
  • いかなる手技においても、綿密な術前計画と細心な実施が最適な結果に繋がる。

要点:

  • 瘢痕修正手術の主要な技術として、Z-形成術、W-形成術、幾何学的破線縫合が挙げられる。
  • 各瘢痕修正手技には、それぞれ特定の適応、利点、および限界が存在する。
  • 瘢痕修正手術で最適な結果を得るためには、術前の入念な計画と施術の精密な実行が不可欠である。

タイトル: The 7-Step Neck-Lift Z-Plasty 著者: Zachary M Borab, Sean Fisher, Rod J Rohrich

概要:

  • 従来のフェイスリフトやネックリフトの対象とならない、首に大量の皮膚のたるみがある患者には、直接的なネックリフトが適用され得る。
  • 中心的な首のたるみに対処するための様々な外科手術手技が存在する。
  • 本稿では、著者らが中心的な首のたるみに対処するための独自の外科手術手技を紹介している。
  • この手技は、「7段階のネックリフトZ形成術」と呼ばれ、明確なビデオ形式でその7つのステップが詳細に示されている。

要点:

  • 研究目的・背景: 従来のフェイスリフトやネックリフトの適応外である、首の大量の皮膚のたるみを持つ患者に対する直接的なネックリフトの必要性に対応するため、著者らが開発した外科手術手技を提示すること。
  • 対象患者: 大量の首の皮膚のたるみがあり、従来のフェイスリフトやネックリフトを希望しない、または適応とならない患者。
  • 主要手法: 中心的な首のたるみに対処するための「7段階のネックリフトZ形成術 (7-Step Neck-Lift Z-Plasty)」。この手技はビデオ形式で7つのステップが紹介されている。
  • 最も重要な結果・知見: 情報なし
  • 結論・今後の展望: 情報なし

タイトル: Double-reversing z-plasty (Furlow palatoplasty) – PubMed 著者: Mark Boseley, Scott E Bevans

概要:

  • Dr. Leonard Furlowが1978年に初めて記述した、軟口蓋裂修復のための二重反転Z形成術(Furlow口蓋形成術)に関する解説。
  • この手技は、顕性または粘膜下口蓋裂の修復を可能にする。
  • 口蓋に長さを与え、口蓋筋を再配列することで、軟口蓋咽頭閉鎖不全症(velopharyngeal insufficiency: VPI)の治療において重要な役割を担ってきた。
  • 本章の主な目的は、臨床医に対しFurlow口蓋形成術の適応症と、手技の段階的な説明を提供することである。

要点:

  • 研究目的: 臨床医にFurlow口蓋形成術の適応症と手技の段階的な説明を提供すること。
  • 背景: 1978年にDr. Leonard Furlowにより軟口蓋裂修復のための二重反転Z形成術として考案され、軟口蓋咽頭閉鎖不全症の治療に貢献。
  • 主要な手法: Double-reversing z-plasty (Furlow palatoplasty)。
  • アプローチの特徴: 口蓋の延長と口蓋筋の再配列を実現する。
  • 臨床的意義: 顕性または粘膜下口蓋裂の修復に用いられ、軟口蓋咽頭閉鎖不全症の治療において重要である。

タイトル: Z-plasty: a concise review 著者: C R Hove, E F Williams 3rd, B J Rodgers

概要:

  • Z形成術は、顔面形成外科において最も一般的に用いられる技術の一つである。
  • この転移皮弁術の主な目的は、既存の瘢痕の長さを延長する、瘢痕をカモフラージュする、または瘢痕を再整列することである。
  • 古典的な60度Z形成術は瘢痕の長さを75%増加させることが可能であり、全てのバリエーションの基礎となる。
  • 古典的なZ形成術を理解することは、外科医がdouble-opposing Z-plasty、unequal triangle Z-plasty、four-flap Z-plasty、compound Z-plasty、planimetric Z-plastyといった多数のバリエーションをレパートリーに含めることを可能にする。
  • これらのバリアントは、それぞれ図解と臨床適応とともに提示される。

要点:

  • Z形成術は、瘢痕の延長、カモフラージュ、再整列を目的とした顔面形成外科の重要な手技である。
  • 古典的な60度Z形成術は瘢痕長を75%増加させ、Z形成術の基本的な概念と全てのバリエーションの比較基準となる。
  • Z形成術には、double-opposing、unequal triangle、four-flap、compound、planimetricなど多様なバリエーションが存在し、それぞれ特定の臨床的適応を持つ。
  • 本レビューは、Z形成術の古典的な形式と主要なバリエーションを、図と臨床適応を交えて簡潔に概説する。

タイトル: Z-plasty – PubMed 著者: W E Davis, J H Boyd

概要:

  • Z-plastyは、最も古い形成外科手技の一つです。
  • この基本的な手技は、頭頸部の形成外科において多数の応用があります。
  • 本研究では、Z-plastyの原理をレビューし、その基本原理のバリエーションを探求します。

要点:

  • Z-plastyは歴史のある形成外科手技である。
  • 頭頸部形成外科におけるZ-plastyの幅広い応用性。
  • Z-plastyの原理とそれらのバリエーションの探求が目的。
  • 主要な手法・アプローチ: 情報なし
  • 最も重要な結果・知見: 情報なし
  • 結論・今後の展望: 情報なし

タイトル: Z-Plasty 著者: Patrick M. Zito, Basit A. Jawad, Marc H. Hohman, Thomas Mazzoni, Patrick M. Zito et al.

概要:

  • Z-plastyは、形成外科および再建外科において、傷跡修正に広く用いられる転位皮弁である。
  • この手技は、指、鼻、胸、口蓋、顔、目、耳など、身体の様々な部位に応用されている。
  • Z-plastyは、共通の軸に沿って挙上された2つ以上の対向する皮弁の転位を伴う。
  • 他の傷跡修正技術と比較して、傷跡上の皮膚の質が再建に美的・機能的に許容できる場合、必ずしも皮膚切除を必要としないという利点がある。
  • この手技は、傷跡の方向を変えることで、顔の領域間の境界や弛緩皮膚緊張線(RSTLs)内に隠しやすくする効果がある。
  • さらに、火傷後の瘢痕拘縮の解除にも利用できる。
  • 基本的なZ-plastyには、planimetric Z-plasty、double-opposing Z-plasty、compound Z-plasty、skew Z-plasty、running/serial Z-plastyなどの様々なバリアントが存在する。
  • この技術の記録は1800年代初頭に遡り、特にLimbergが1929年に現在の皮弁の回転および進展のダイナミクスを深く掘り下げたことで知られている。

要点:

  • Z-plastyは、傷跡修正および瘢痕拘縮の解除に用いられる汎用性の高い転位皮弁である。
  • 主要な利点として、必ずしも皮膚切除を必要とせず、傷跡の方向を変えることで隠蔽性を高めることができる点が挙げられる。
  • この手技は、2つ以上の対向する皮弁の転位を基本とし、多様なバリアントが存在し、広範囲の身体部位に適用可能である。
  • 1800年代初頭からの長い歴史を持ち、その進化は現在も形成外科で不可欠な技術としての地位を確立している。
  • 今後の展望については、元のテキストから具体的な情報はありません。

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