名古屋市「新瑞橋」美容外科・美容皮膚科・形成外科・一般皮膚科

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サブシジョンについて〜効果的にサブシジョンを行うには〜

鏡を見るたびに気になる、ニキビ跡の深い凹み。「サブシジョンは痛みが強く、ダウンタイムも長い」というイメージから、治療に一歩踏み出せずにいませんか?しかし、その常識は医療技術の進歩によって大きく変わりつつあります。

鍵を握るのは、先端が丸い特殊な針「鈍針カニューレ」。複数の医学論文で、この器具は従来法と比べ痛みや内出血を大幅に軽減し、患者満足度も有意に高いことが証明されています。ある研究では、約83%もの患者さまで良好な改善が認められました。

この記事では、形成外科専門医が科学的根拠に基づき、より安全で効果的に進化したサブシジョン治療の全貌を徹底解説します。長年の悩みに終止符を打つ、最新の選択肢をぜひ知ってください。

論文が示すサブシジョンの進化|痛みを抑えダウンタイムを短縮する「鈍針カニューレ」とは

ニキビ跡の凹凸、特にクレーター状の瘢痕は、セルフケアでの改善が難しく、多くの方が深く悩まれています。

サブシジョンは、このような皮膚の凹みを改善する効果が期待できる治療法です。しかし、従来の治療法は痛みや内出血、腫れといったダウンタイムが懸念され、治療をためらう方も少なくありませんでした。

しかし、医療技術は日々進歩しており、サブシジョンも例外ではありません。近年、先端が丸い「鈍針(どんしん)カニューレ」という特殊な針を用いることで、これらの課題を大きく改善できるようになりました。

ここでは、複数の医学論文が示す科学的根拠に基づき、より安全で効果的に進化したサブシジョン治療について、形成外科専門医の視点から詳しく解説します。

論文が示すサブシジョンの進化|痛みを抑えダウンタイムを短縮する「鈍針カニューレ」とは
論文が示すサブシジョンの進化|痛みを抑えダウンタイムを短縮する「鈍針カニューレ」とは

なぜカニューレは従来の針より副作用が少なく満足度が高いのか

サブシジョンの効果は、皮膚の下で凹みの原因となっている硬い線維組織を切り離すことで得られます。このアプローチの違いが、従来の針とカニューレの大きな差を生み出します。

従来のサブシジョンで用いられてきた針(Nokor針など)は、先端がメスのように鋭利です。そのため、皮膚の下にある固い線維組織を「切り裂く」ように剥離していました。

この方法は線維を切断する効果は高いものの、同時に周囲の毛細血管や神経といった正常な組織まで傷つけてしまうリスクがありました。その結果、術後の内出血や腫れ、痛みが強く出やすいという欠点があったのです。

一方、「鈍針カニューレ」は先端が丸く、針の横に穴が開いている特殊な構造をしています。この形状により、皮膚の下を進む際に血管や神経を「切り裂く」のではなく、「丁寧にかき分け」ながら進むことができます。これにより、重要な組織へのダメージを最小限に抑えることが可能です。

複数の臨床研究でも、鈍針カニューレを用いたサブシジョンは、従来の鋭い針を用いた方法に比べて合併症の発生率が有意に低いことが報告されています。副作用が少ないことはダウンタイムの短縮に直結し、結果として患者さまの満足度も高くなる傾向にあるのです。

論文データで比較|カニューレと従来針の効果・安全性・ダウンタイムの違い

鈍針カニューレを用いたサブシジョンが、従来の針による方法といかに違うのか、複数の臨床試験の結果を基に比較してみましょう。

多くの研究で、カニューレの使用は有効性を損なうことなく、安全性と快適性を大きく向上させることが示されています。

比較項目鈍針カニューレ従来の鋭い針 (Nokor針など)
治療効果同等、あるいはそれ以上の改善が期待できます。ある研究では、約83%の患者さまで「良好」または「非常に良好」な改善が認められました¹。深いニキビ跡に対しては効果が限定的で、再発率が高いとの指摘もあります¹。
安全性副作用が少ないことが特徴です。血管や神経を傷つけにくいため、内出血や腫れ、しこり(結節形成)のリスクが大幅に軽減されます²。内出血、腫れ、痛み、しこりなどの合併症のリスクが比較的高いと報告されています²。
ダウンタイム内出血や腫れが軽度なため、回復期間が短くなる傾向があります。副作用が強く出ることがあり、回復に時間がかかる場合があります。
患者満足度非常に高いと報告されています。ある研究では、患者・医師ともに従来の針より有意に高い満足度を示しました³。満足度は鈍針カニューレに比べて有意に低いというデータがあります²。

¹ Mohammad Ali Nilforoushzadeh et al. (2018) ² Ali Asilian et al. (2017) ³ Mehdi Gheisari et al. (2019)

このように、論文データは鈍針カニューレの優位性を明確に示しています。カニューレを用いたサブシジョンは、ニキビ跡治療において、効果と安全性のバランスが取れた非常に実用的な技術であると結論付けられています。

鈍針カニューレだからこそ可能になる広範囲・深層へのアプローチ

鈍針カニューレのメリットは、副作用の軽減だけにとどまりません。その構造的な特徴は、より効果的で効率的な治療アプローチを可能にします。

従来の鋭い針による治療では、凹み一つひとつに対して針を刺し、点状に線維を切断する必要がありました。そのため、広範囲のニキビ跡を治療するには、何度も皮膚に針を刺さなければならず、患者さまの身体的な負担も大きくなっていました。

しかし、鈍針カニューレは適度な柔軟性があり、皮膚の下でスムーズに動かすことができます。そのため、たった1ヶ所の小さな入り口から、皮下でカニューレを扇状に動かすことで、広範囲にわたる固い線維組織を効率的に剥離することが可能です。

ある研究では、この「単一の穿刺孔からアプローチできる」点が、痛みの軽減と新たな傷跡ができるリスクの低減に貢献すると報告されています。

これにより、皮膚表面へのダメージを最小限に抑えながら、頬全体に広がるようなローリング型のニキビ跡や、より深い層にある頑固な癒着にも的確にアプローチできるのです。

形成外科専門医が解剖学に基づきカニューレを使い分ける技術

鈍針カニューレの性能を最大限に引き出し、安全かつ効果的な治療を行うためには、施術者の高度な技術と解剖学的な知識が不可欠です。

特に、顔面の複雑な構造を熟知していることは極めて重要です。顔の皮膚の下には、表情を作る筋肉(表情筋)、感覚を司る神経、栄養を運ぶ血管などが、まるでミルフィーユのように層をなして複雑に走行しています。

これらの重要な組織の位置や深さを正確に把握していなければ、カニューレを適切な深さで操作することはできません。

私たち形成外科専門医は、外科手術のトレーニングを通じて、顔面の詳細な解剖学的構造を深く理解しています。そのため、ニキビ跡の深さや癒着の強さに応じて、最適な太さ・長さのカニューレを選択し、どの皮膚層をターゲットにすべきかを的確に判断できます。

神経や主要な血管を避けながら、硬い線維組織だけを狙って剥離する。この精密な手技こそが、治療効果を高め、合併症のリスクを限りなくゼロに近づける鍵となります。

名古屋でニキビ跡のサブシジョン治療をお考えの方は、ぜひ一度、顔の構造を知り尽くした形成外科専門医にご相談ください。あなたの肌の状態に合わせた、最適な治療プランをご提案いたします。


サブシジョンに関するQ&A

Q1. 施術中の痛みはどのくらいですか?

A1. 局所麻酔を丁寧に行いますので、施術中に強い痛みを感じることはほとんどありません。鈍針カニューレは組織へのダメージが少ないため、施術後の痛みも従来の針に比べて大幅に軽減されています。

Q2. ダウンタイムはどのくらい続きますか?

A2. 個人差はありますが、鈍針カニューレを使用した場合、腫れや内出血は比較的軽度です。多くの場合、数日から1週間程度で自然に落ち着きます。翌日からメイクでカバーすることも可能です。

Q3. 治療は何回くらい必要ですか?

A3. ニキビ跡の深さや範囲、数によって異なります。1回の治療でも改善を実感される方は多くいらっしゃいますが、より滑らかな肌を目指すためには複数回の治療をおすすめすることもあります。カウンセリングにて、お一人おひとりの状態に合わせた治療計画をご提案します。

Q4. どのようなニキビ跡に効果がありますか?

A4. サブシジョンは、皮膚が下方向に引っ張られて凹んでいるタイプのニキビ跡に特に効果的です。具体的には、緩やかにくぼんだ「ローリング型」や、辺縁がはっきりした「ボックススカー型」の改善が期待できます。

サブシジョンの効果を最大化する最新コンビネーション治療

サブシジョンは、ニキビ跡の深い凹みの原因である硬い線維を直接断ち切ることで、肌を滑らかにする効果が期待できる治療です。

しかし、「せっかく治療を受けるなら、より高い効果を目指したい」「ダウンタイムはできるだけ短くしたい」と感じるのは当然のことです。

そのようなご希望に応えるため、当院ではサブシジョン単独ではなく、他の治療法を組み合わせる「コンビネーション治療」を推奨しています。

複数の治療を組み合わせることで、それぞれの長所を活かし、より効果的に、そして多角的にニキビ跡へアプローチすることが可能になります。

サブシジョンの効果を最大化する最新コンビネーション治療
サブシジョンの効果を最大化する最新コンビネーション治療

論文でも有効性が示唆されたPRP(多血小板血漿)併用療法のすべて

PRP(Platelet-Rich Plasma)療法は、ご自身の血液から血小板を高い濃度で抽出し、それを皮膚に注入することで肌の再生を促す治療法です。

血小板には、傷を治したり組織を修復したりする「成長因子」が豊富に含まれています。サブシジョンとPRPを併用する目的は、この成長因子の力を借りて、サブシジョンによる創傷治癒を強力にサポートし、より美しい仕上がりを目指すことにあります。

ある医学論文では、重度(グレード4)のニキビ跡を持つ患者さまを対象に、サブシジョンとPRPを併用したグループと、しなかったグループで効果を比較しました。

その結果、PRPを併用したグループの方が、患者さま自身が「50%以上の改善があった」と評価した割合が有意に高かったことが報告されています。

このことから、PRPの併用は、特に重度のニキビ跡治療において、患者さまの満足度を高める可能性があると考えられています。

【PRP併用療法の流れ】

  1. 採血
    • 患者さまご自身の腕などから少量の血液を採取します。
  2. PRP作製
    • 採取した血液を遠心分離機にかけ、成長因子が豊富な血小板が多く含まれる部分(PRP)だけを抽出します。
  3. 注入
    • サブシジョンで線維を剥離して作った空間に、作製したPRPを丁寧に注入します。

ご自身の血液成分を用いるため、アレルギーや拒絶反応などのリスクが極めて低いことも、この治療法の大きな利点の一つです。

PRPが瘢痕修復を促しダウンタイムを短縮する科学的根拠

なぜPRPを併用すると、ニキビ跡の修復が促され、ダウンタイムも短くなるのでしょうか。その鍵は、PRPに含まれる豊富な「成長因子」にあります。

サブシジョンによって皮膚の下に空間ができると、体は傷を治そうと働き始めます。このとき、PRPを注入すると、その成長因子が線維芽細胞という細胞を活発にします。

線維芽細胞は、コラーゲンやエラスチンといった、肌のハリや弾力を保つ成分を生み出す重要な細胞です。PRPによってこの働きが強力に後押しされることで、より質の高い組織再生が期待できるのです。

さらに、PRPにはダウンタイムを短縮する効果も科学的に示されています。先ほど紹介した研究では、施術後の赤みや腫れの平均持続時間が、PRPを併用しなかったグループで約32.9時間だったのに対し、併用したグループでは約16.1時間と、半分以下に短縮されたという結果が出ています。

これは、成長因子が持つ抗炎症作用により、施術に伴う炎症が速やかに抑えられるためと考えられます。

【PRPがもたらす主な効果】

働き具体的な内容
組織修復の促進成長因子が細胞の増殖を促し、傷の治りを早めます。
コラーゲン生成線維芽細胞を活性化させ、肌のハリや弾力を高めます。
炎症の抑制施術後の赤みや腫れといったダウンタイムを軽減します。

このように、PRPは科学的な根拠に基づき、サブシジョンの効果を高め、体の負担を軽減する頼もしいパートナーと言えるでしょう。

サブシジョンとフラクショナルレーザー|相乗効果で肌質も改善

サブシジョンは皮膚の「深い層」にある癒着を剥がす治療ですが、ニキビ跡の悩みは深い凹みだけではありません。

肌表面の質感の乱れや、細かい凹凸、毛穴の開きなども気になる点だと思います。そこで有効なのが、皮膚の「浅い層」にアプローチするフラクショナルレーザーとのコンビネーション治療です。

フラクショナルレーザーは、皮膚に目に見えないほどの微細な穴を無数に開け、その傷を治そうとする自己治癒能力を利用して、新しい皮膚への再生を促す治療法です。

この治療をサブシジョンと組み合わせることで、以下のような相乗効果が期待できます。

  • 多層的なアプローチ
    • サブシジョンで深い癒着を解消し、フラクショナルレーザーで表面のキメを整えることで、ニキビ跡を立体的かつ総合的に改善します。
  • 肌質の向上
    • フラクショナルレーザーはコラーゲン生成を促すため、凹みの改善だけでなく、肌全体のハリや弾力アップ、毛穴の引き締めといった肌質改善効果も見込めます。

複数の論文をレビューした研究でも、サブシジョンとマイクロニードリングやフラクショナルラジオ波(RF)といった治療法を組み合わせることは、安全で効果的であると報告されています。

深いクレーターにはサブシジョン、浅い凹みや肌質改善にはフラクショナルレーザーと、それぞれの得意分野を活かすことで、より滑らかで美しい肌を目指すことが可能です。

癒着の再発を防ぐヒアルロン酸注入の役割とタイミング

サブシジョンで癒着した線維を丁寧に剥がしても、皮膚が治癒していく過程で、剥がした部分が再びくっついてしまう「再癒着」が起こる可能性があります。

この再癒着を防ぎ、サブシジョンの効果をより確実にするために重要な役割を果たすのが、ヒアルロン酸の注入です。

サブシジョンで線維を切り離した直後の皮膚の下には、わずかな空間ができます。この空間にヒアルロン酸を注入することで、物理的な「壁」や「クッション」のような役割を果たし、組織同士が再びくっつくのを防ぎます。

これにより、凹みが持ち上がった状態を維持しやすくなるのです。ある論文レビューでは、サブシジョン後にヒアルロン酸のような充填剤(フィラー)を使用することで、治療結果が改善され、瘢痕の再陥没が防止されると結論づけられています。

この治療で最も重要なのは「タイミング」です。ヒアルロン酸は、サブシジョンで空間が作られた直後に注入するのが最も効果的です。

そのため、多くのクリニックではサブシジョンとヒアルロン酸注入を同日に行います。ニキビ跡の深さや状態に合わせて適切な硬さのヒアルロン酸を選択し、正確な層に注入する医師の技術も、治療結果を左右する重要な要素です。

これらのコンビネーション治療を適切に選択し、組み合わせることで、ニキビ跡治療の効果を最大限に引き出すことができます。名古屋でニキビ跡治療をお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。

名古屋で受ける形成外科専門医によるオーダーメイドのサブシジョン治療

長年、鏡を見るたびに気になっていたニキビ跡の凹み。市販の化粧品やエステ、他の治療を試しても満足いく結果が得られなかった方も少なくないでしょう。

ニキビ跡の治療が難しいのは、その形状や深さ、肌の状態が一人ひとり全く異なるからです。そのため、画一的な治療ではなく、あなたの肌とニキビ跡に合わせたオーダーメイドの治療計画が不可欠です。

特にサブシジョンは、皮膚の構造を熟知した医師が、解剖学に基づいて行うことで真価を発揮する手技です。名古屋で専門的な治療をお探しなら、ぜひ形成外科専門医・美容外科専門医(JSAPS)にご相談ください。

名古屋で受ける形成外科専門医によるオーダーメイドのサブシジョン治療
名古屋で受ける形成外科専門医によるオーダーメイドのサブシジョン治療

重度(グレード4)のニキビ跡に対する治療戦略とアプローチ

ニキビ跡の中でも、特に深く広範囲に癒着した重度(グレード4)のものは、治療が難しいとされています。このようなケースでは、単純にサブシジョンで線維を切り離すだけでは、十分な改善は望めません。

なぜなら、一度剥がした組織が治癒の過程で再びくっついてしまったり、皮膚を持ち上げるコラーゲンの生成が追いつかなかったりするためです。

そこで重要になるのが、複数の治療を組み合わせる多角的なアプローチです。ある研究では、重度の萎縮性ニキビ跡に対して、サブシジョンとPRP(多血小板血漿)を併用した治療の有効性が示されました。

PRPとは、ご自身の血液から血小板を濃縮して抽出し、皮膚の再生を促す成分(成長因子)を注入する治療法です。この研究では、PRPを併用したグループの方が、しなかったグループに比べて、患者さま自身が実感する改善度が有意に高かったと報告されています。

さらに、治療後の赤みや腫れの平均持続時間も、PRPを併用しなかった場合は約32.9時間だったのに対し、併用したグループでは約16.1時間と半分以下に短縮されました。

当院ではこのような医学的知見に基づき、まずサブシジョンで癒着を丁寧に剥がします。その後、PRPやヒアルロン酸などを注入することで再癒着を防ぎ、皮膚自身の再生能力を強力にサポートする治療戦略をとります。

あなたの肌質とニキビ跡に合わせた最適な併用療法の提案

サブシジョンの効果を最大限に引き出すためには、ニキビ跡のタイプや肌質に合わせた併用療法が鍵となります。肌の状態を正確に診断し、最適な治療を組み合わせることが重要です。

ニキビ跡のタイプ特徴推奨される併用療法期待される効果
ローリング型緩やかに波打つように凹んでいるヒアルロン酸注入、PRP療法サブシジョンでできた空間を物理的に支え、再癒着を防止します。また、コラーゲン生成を促し、内側からふっくらと持ち上げます。
ボックスカー型垂直に凹み、輪郭がはっきりしているフラクショナルレーザー、TCAクロスサブシジョンで底上げした後、凹みの角を滑らかにし、肌の再生を促します。これにより、より自然な仕上がりを目指します。
脂肪萎縮を伴う凹み皮下の脂肪組織が減り、深く凹んでいるヒアルロン酸注入サブシジョンで癒着を剥がした上で、失われたボリュームをヒアルロン酸で補い、物理的に皮膚を持ち上げて平らに近づけます。

複数の論文をまとめた研究レビューでも、サブシジョンとフィラー(ヒアルロン酸など)や、マイクロニードリング、フラクショナルラジオ波(RF)などを組み合わせることは、安全で効果的であると結論づけられています。

当院では、カウンセリングであなたの肌を丁寧に診察し、これらの選択肢の中から本当に必要な治療法を見極め、最適なプランを一緒に考えていきます。

最新の医学的知見に基づいた当院の治療方針と実績紹介

私たちは、患者さまの身体的な負担を最小限に抑えつつ、治療効果を追求するため、常に新しい医学的知見を取り入れた治療を心がけています。特にサブシジョン治療においては、以下の3つを方針の柱としています。

  1. 「鈍針カニューレ」の標準使用 複数の臨床試験で、先端が丸い「鈍針カニューレ」は、従来の鋭い針に比べて血管や神経を傷つけにくいことが示されています。これにより、痛みや内出血、腫れといった副作用が少なく、患者さまの満足度も有意に高いことが報告されています。当院ではこのカニューレを標準的に使用し、安全性を高めています。

  2. 効果を最大化するコンビネーション治療 サブシジョンは、他の治療法と組み合わせることでその真価を発揮します。前述したPRPやヒアルロン酸注入のほか、肌再生を促す薬剤の導入など、科学的根拠に基づいた併用療法を積極的にご提案し、より高い治療効果を目指します。

  3. 形成外科専門医による解剖学に基づいた施術 顔の皮膚の下には、筋肉、神経、血管が複雑な層をなして存在します。これらの構造を熟知している形成外科専門医が、解剖学的な知識に基づいて施術を行うことで、不要な組織損傷を回避します。そして、原因となる線維組織だけを的確に切離することが可能になります。

これらの治療方針に基づき、これまで多くのニキビ跡に悩む患者さまの治療に携わってまいりました。

カウンセリングで確認すべき医師の専門性と治療計画の妥当性

納得のいくサブシジョン治療を受けるためには、信頼できる医師と、ご自身に合った治療計画を見つけることが何よりも重要です。カウンセリングを受ける際には、ぜひ以下の点を確認してみてください。

【カウンセリングでの確認リスト】

  • 医師の専門性
    • 医師は形成外科専門医や美容外科専門医(JSAPS)ですか?
    • サブシジョンの治療経験は豊富ですか?
  • 診断の的確さ
    • 自分のニキビ跡の種類(ローリング型、ボックスカー型など)や深さを明確に診断してくれましたか?
  • 治療計画の根拠
    • なぜその治療法(単独か併用か)を勧めるのか、具体的な理由を説明してくれますか?
  • リスクとダウンタイムの説明
    • 期待できる効果だけでなく、ダウンタイムの期間や症状(内出血、腫れ、色素沈着の可能性など)について、詳しい説明はありますか?
  • 費用の透明性
    • 提示された費用に何が含まれているか(麻酔代、薬剤費など)明確ですか?追加料金が発生する可能性はありますか?

カウンセリングは、あなたの不安や疑問を解消するための大切な時間です。「痛みはどのくらいですか?」「仕事は何日休む必要がありますか?」といったご質問も遠慮なくお尋ねください。

当院では、お一人おひとりのライフスタイルにも配慮しながら、最もご安心いただける治療計画をご提案いたします。名古屋でニキビ跡治療を諦めかけていた方も、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

まとめ

今回は、ニキビ跡の凹みを改善するサブシジョンについて、特に痛みやダウンタイムを抑える「鈍針カニューレ」を用いた最新の治療法や、効果を最大化するコンビネーション治療についてご紹介しました。

セルフケアでは改善が難しく、長年悩み続けてきた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、医療技術の進歩により、ニキビ跡治療は諦める必要のない時代になっています。

重要なのは、解剖学を熟知した専門医が、あなたのニキビ跡のタイプに合わせて鈍針カニューレやPRP、ヒアルロン酸などを組み合わせたオーダーメイドの治療を行うことです。

この記事を読んでサブシジョンに興味を持たれた方は、まず信頼できるクリニックで相談し、ご自身の肌に合った最適な治療法を見つけることから始めてみませんか。一人で悩まず、ぜひお気軽にご相談ください。

 

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参考文献

  1. Bhargava S, Varma K, Kumar U, et al. Combination therapy using subcision, needling, and platelet-rich plasma in the management of grade 4 atrophic acne scars: A pilot study.
  2. Ahramiyanpour N, Rastaghi F, Parvar SY, et al. Subcision in acne scarring: A review of clinical trials.
  3. Nilforoushzadeh M, Lotfi E, Nickkholgh E, et al. Can Subcision with the Cannula be an Acceptable Alternative Method in Treatment of Acne Scars?
  4. Nilforoushzadeh MA, et al. Comparing cannula-based subcision with the common needle method: A clinical trial.
  5. Asilian A, Faghihi G, Asemi Esfahani A, et al. Comparison of two methods of subcision Nokor and blunt blade in acne scars treatment.
  6. Gheisari M, Iranmanesh B, Saghi B, et al. Blunt cannula subcision is more effective than Nokor needle subcision for acne scars treatment.
  7. Dadkhahfar S, Robati RM, Gheisari M, et al. Subcision: Indications, adverse reactions, and pearls.
  8. Sun C, Lim D, et al. Complications of Subcision for Acne Scarring: Experience From Clinical Practice and Review of the Literature.
  9. Barikbin B, Akbari Z, Yousefi M, et al. Blunt Blade Subcision: An Evolution in the Treatment of Atrophic Acne Scars.
  10. Lobo Y, Lim DS, et al. Surgical Subcision for Acne Scars: A Review of Instrumentation.

追加情報

タイトル: Combination therapy using subcision, needling, and platelet-rich plasma in the management of grade 4 atrophic acne scars: A pilot study 著者: Shashank Bhargava, Krishnendra Varma, Ujjwal Kumar, Shashank Bhargava et al.

概要:

  • 研究目的・背景: 重度(グレード4)の萎縮性ざ瘡瘢痕に対する多角的治療法が広まる中、サブシジョンとニードリングの併用療法における多血小板血漿(PRP)の補助的役割を評価することを目的とした。
  • 主要な手法・アプローチ: グレード4のざ瘡瘢痕患者30名を2グループ(各15名)に無作為に分け、A群にはサブシジョンとニードリングの3回連続治療を、B群にはそれにPRPの局所塗布を加えた3回連続治療を3週間隔で実施。最終治療から3ヶ月後に瘢痕のグレードと参加者の治療反応を評価した。
  • 最も重要な結果・知見: PRPを併用したB群では、患者による瘢痕50%以上の改善がA群よりも有意に多く報告された(P = 0.025)。また、B群では術後の紅斑/浮腫の平均持続時間が短縮された(16.1時間 vs 32.9時間)。ローリング型とボックスカー型瘢痕で実質的な改善が見られた一方、アイスピック型瘢痕ではわずかな変化に留まった。
  • 結論・今後の展望: PRPはニードリングとサブシジョンと組み合わせることで、グレード4の萎縮性ざ瘡瘢痕の改善を促進する可能性が示唆された。これらの知見は、今後の研究によるさらなる評価が必要である。

要点:

  • 重度(グレード4)の萎縮性ざ瘡瘢痕治療において、サブシジョンとニードリングの複合療法に多血小板血漿(PRP)を補助的に加えることの有効性をパイロット研究で評価した。
  • 患者30名を2群に分け、A群はサブシジョン+ニードリング、B群はサブシジョン+ニードリング+PRPの治療を3回実施。
  • PRPを併用したB群は、患者評価で50%以上の瘢痕改善を報告した割合がA群より有意に高かった(P = 0.025)。
  • 術後の紅斑および浮腫の平均持続時間は、PRP併用群(B群)が単独群(A群)よりも有意に短かった(16.1時間 vs 32.9時間)。
  • ローリング型およびボックスカー型瘢痕には実質的な改善が見られたが、アイスピック型瘢痕への効果は限定的であった。
  • PRPがサブシジョンとニードリングの複合療法の効果を高める可能性が示唆されたものの、これらの予備的な結果はさらなる大規模な研究による検証が必要である。

タイトル: Subcision in acne scarring: A review of clinical trials 著者: Najmeh Ahramiyanpour, Fatemeh Rastaghi, Seyed Yasamin Parvar, Ali Karimi Sisakht, Seyed Ali Hosseini, Maliheh Amani, Najmeh Ahramiyanpour et al.

概要:

  • 尋常性ざ瘡後のニキビ跡は、最も一般的な永続的結果である。
  • 本研究は、ニキビ跡治療における異なるサブシジョン技術の単独または他のモダリティとの組み合わせによる有効性と有害事象をレビューした。
  • PubMedとGoogle Scholarで検索し、2022年6月以前に発表された英語の臨床試験16報を特定し、分析した。
  • サブシジョンは萎縮性ニキビ跡の治療に安全かつ有効な方法であることが見出された。
  • 針ベースとカニューレベースのサブシジョンは同等の有効性を持つが、カニューレベースは副作用が少なく、患者満足度が高い。
  • サブシジョンと自己組織(血小板ゲル)や人工材料(ヒアルロン酸ゲル、スレッド)のフィラーとしての適用、または頻繁な吸引との組み合わせは、結果を改善し、瘢痕の再陥没を防ぐことができる。
  • マイクロニードリングまたはフラクショナルマイクロニードルラジオ波との組み合わせも安全で効果的である。
  • サブシジョン処置の改良は副作用を軽減し、併用療法はその有効性を向上させる。

要点:

  • サブシジョンは、萎縮性ニキビ跡に対して安全で効果的な治療法である。
  • 鈍的カニューレを用いたサブシジョンは、従来の針を用いた方法と同等の有効性を持ちつつ、副作用が少なく患者満足度が高い。
  • サブシジョンとフィラー(自己組織・人工材料)、吸引、マイクロニードリング、またはフラクショナルマイクロニードルラジオ波などの他のモダリティとの併用は、治療効果を向上させ、瘢痕の再陥没を防ぐ上で有効である。
  • サブシジョン手技の改良と併用療法の導入が、副作用の軽減と治療効果の向上に貢献する。

タイトル: Subcision in acne scarring: A review of clinical trials 著者: Najmeh Ahramiyanpour, Fatemeh Rastaghi, Seyed Yasamin Parvar, Ali Karimi Sisakht, Seyed Ali Hosseini, Maliheh Amani, et al.

概要:

  • 尋常性ざ瘡後の瘢痕は、最も一般的な永久的な合併症である。
  • Subcisionは、針または鈍いカニューレを瘢痕の下に挿入し、線維性組織を切断して新しい結合組織を形成することで、萎縮性瘢痕を持ち上げる介入である。
  • 本研究は、ざ瘡瘢痕の管理における異なるsubcision技術単独または他の治療法との組み合わせの有効性と副作用をレビューすることを目的とした。
  • PubMedとGoogle Scholarで関連する臨床試験を検索し、2022年6月までに発表された英語の報告書16件が特定された。
  • 特定された論文では、針ベースのsubcisionとカニューレベースのsubcisionの比較、およびsubcisionと他のモダリティの組み合わせが調査された。

要点:

  • Subcisionは、萎縮性ざ瘡瘢痕の治療において安全で効果的な方法である。
  • 針ベースのsubcisionとカニューレベースのsubcisionは同等の有効性を提供し、後者(カニューレベース)は副作用が少なく、患者満足度が高い。
  • Subcisionと、自家組織(血小板ゲル)または人工材料(ヒアルロン酸ゲル、スレッド)をフィラーとして適用すること、あるいは頻繁な吸引と組み合わせることで、結果が改善され、瘢痕の再陥没が防止される。
  • マイクロニードリングやフラクショナルマイクロニードルラジオ波との組み合わせも安全で効果的である。
  • Subcision処置の修正は副作用を軽減し、複合療法はその有効性を向上させる。

タイトル: Can Subcision with the Cannula be an Acceptable Alternative Method in Treatment of Acne Scars? 著者: Mohammadali Nilforoushzadeh, Elahe Lotfi, Elmira Nickkholgh, Bahareh Salehi, Marjan Shokrani, Mohammadali Nilforoushzadeh et al.

概要:

  • 研究目的・背景: ローリングニキビ跡の治療は課題であり、従来のサブシジョンは有効性が中程度で、再発や術後炎症による患者不満があった。本研究は、カニューレを用いたサブシジョンがニキビ跡治療の代替方法として許容できるかを評価することを目的とした。
  • 主要な手法・アプローチ: 軽度から重度のローリングニキビ跡を持つ8人の患者を対象としたパイロット臨床試験。患者はカニューレ(No. 18および21)を用いたサブシジョンを2回受け、3ヶ月間追跡された。改善度と患者満足度は、3人の皮膚科専門医(盲検法)と患者自身によって評価された。
  • 最も重要な結果・知見:
    • カニューレを用いたサブシジョンは、患者の約88%で「良好」および「非常に良好」な改善を示し、全患者(100%)で「良好」および「非常に良好」な満足度が得られた。
    • 写真データ評価では、瘢痕の深さ、形状、全体的な外観において100%の改善が示された。
    • 病変の平均数は治療前24.8 ± 12.1から治療後12.8 ± 2.1に有意に減少した(p<0.05)。
  • 結論・今後の展望: カニューレを用いたサブシジョンは、ニキビ跡治療において高い有効性と患者満足度を示す安全な方法である。単一の穿孔で行われるため、痛みの軽減と瘢痕のリスク低減に寄与し、必要な手術回数と回復時間の短縮も期待される。

要点:

  • カニューレを用いたサブシジョンは、ローリングニキビ跡の治療において、高い有効性(約88%で良好/非常に良好な改善)と患者満足度(100%で良好/非常に良好な満足度)を示した。
  • この手技は、各側で単一の穿孔により行われるため、従来のサブシジョンと比較して患者の痛みと瘢痕のリスクが低減される安全な方法である。
  • 治療によりニキビ跡の深さ、形状、全体的な外観が100%改善し、病変数も有意に減少した。
  • カニューレベースのサブシジョンは、少ない治療回数(2回セッション後50%以上の治癒率)と短い回復時間を必要とし、ニキビ跡治療における有効な代替方法としての可能性を示唆する。

タイトル: Comparing cannula-based subcision with the common needle method: A clinical trial 著者: Mohammad Ali Nilforoushzadeh et al.

概要:

  • 本研究は、ローリングタイプの陥凹性ニキビ跡の治療における、カニューレを用いたサブシジョンと従来の針を用いたサブシジョンの効果と安全性を比較した臨床試験である。
  • 針サブシジョンは深いニキビ跡に対し中程度の効果しかなく、高い再発率や副作用の問題があることを背景に、より効果的な治療法の評価が求められた。
  • ローリングタイプのニキビ跡を持つ患者100人を対象に、18ゲージのカニューレまたは27ゲージの針を用いたサブシジョンをランダムに実施し、3人の盲検化された皮膚科医の評価と患者の満足度に基づいて結果を評価した。
  • 結果として、カニューレサブシジョンは患者の約83%(n=50, P < .05)で「良好」および「非常に良好」な改善を示し、針サブシジョンと比較して副作用がほとんど観察されなかった。
  • 結論として、カニューレサブシジョンは、重大な合併症を伴わずサブシジョンの有効性を高めることができる、安全で実用的な技術であるとされた。

要点:

  • 従来の針サブシジョンは、深いニキビ跡の治療において中程度の効果と高い再発率、副作用の問題を抱えている。
  • 本研究は、100人の患者を対象にカニューレサブシジョンと針サブシジョンの効果を比較するランダム化臨床試験として実施された。
  • カニューレを用いたサブシジョンは、約83%の患者(n=50)において皮膚科医による「良好」および「非常に良好」な改善が認められ、応答率に有意な差があった(P < .05)。
  • 針サブシジョンと比較して、カニューレサブシジョンではほとんど副作用が観察されなかった。
  • カニューレサブシジョンは、合併症が少なく、ニキビ跡治療におけるサブシジョンの有効性を向上させる安全かつ実用的な手法であると結論付けられた。

タイトル: Comparison of two methods of subcision Nokor and blunt blade in acne scars treatment 著者: Ali Asilian, Gita Faghihi, Alireza Asemi Esfahani, Fatemeh Mokhtari, Mohammadali Nilforoushzadeh, Samaneh Mozafarpoor, Ali Asilian et al.

概要:

  • 研究目的: 尋常性ざ瘡瘢痕の治療におけるNokor針サブシジョンと鈍刃(BB)サブシジョンという2つの方法を評価し、比較すること。
  • 背景: サブシジョンは、尋常性ざ瘡瘢痕の治療に効果的で簡便な外科的治療法である。
  • 研究デザイン: 尋常性ざ瘡瘢痕を有する28名の患者を対象とした臨床試験。
  • 主要な手法: 患者の顔の片側を鈍刃サブシジョンで、もう片側をNokor針サブシジョンで治療し、治療後6ヶ月間追跡調査した。
  • 統計分析: SPSS (version 20) を用い、独立標本t検定、マン・ホイットニー検定、フリードマン検定、フィッシャーの正確検定でデータを分析した。

要点:

  • 追跡期間において、尋常性ざ瘡瘢痕の改善度は両方の治療グループで同程度であった(P > 0.05)。
  • 合併症発生率は、鈍刃(BB)サブシジョンの方がNokor針サブシジョンよりも有意に低かった(P < 0.05)。
  • 患者満足度は、鈍刃(BB)サブシジョンの方がNokor針サブシジョンよりも有意に高かった(P < 0.05)。
  • 結論として、両治療法は同様の改善をもたらすが、鈍刃(BB)サブシジョンは合併症発生率が低く、患者満足度も高いことが示された。

タイトル: Blunt cannula subcision is more effective than Nokor needle subcision for acne scars treatment 著者: Mehdi Gheisari, Behzad Iranmanesh, Bita Saghi et al.

概要:

  • ニキビ跡治療における2つの異なるサブシジョン方法、Nokor針サブシジョン(NNS)と鈍針カニューレサブシジョン(BCS)の有効性を比較する初めての包括的な研究。
  • 患者および医師の満足度と、治療3ヶ月後の晩期合併症を評価基準として比較を行った。
  • 18歳から65歳までのニキビ跡を持つ34名の患者を対象に、片側の頬にNNS、もう片側にBCSを適用し、3ヶ月間モニタリングした。
  • 患者と医師の両方において、BCSはNNSと比較して有意に高い満足度を示した(P = .000)。
  • 合併症と満足度を考慮すると、BCSはNNSよりもニキビ跡治療において効率的であると結論付けられ、NNSの優れた代替手段として提案されている。

要点:

  • 研究目的は、ニキビ跡治療におけるNokor針サブシジョン(NNS)と鈍針カニューレサブシジョン(BCS)の有効性を、患者と医師の満足度および合併症に基づいて比較すること。
  • 主要な手法として、34名の患者の左右の頬にNNSとBCSをそれぞれ適用し、1週間、1ヶ月、3ヶ月後の満足度と合併症を評価した。
  • 患者はBCSに有意に満足したが(P = .021)、NNSには満足しなかった(P = .353)。
  • 医師の評価を含め、すべての患者と医師はNNSよりもBCSに有意に高い満足度を示した(P = .000)。
  • 合併症として、NNS後には点状出血、結節形成が、BCS後には浮腫が観察された。
  • 結論として、合併症と満足度の観点から、BCSはニキビ跡治療においてNNSよりも効率的であり、NNSの良い代替手段となることが示唆された。

タイトル: Subcision: Indications, adverse reactions, and pearls 著者: Sahar Dadkhahfar, Reza M Robati, Mehdi Gheisari, Hamideh Moravvej, Sahar Dadkhahfar et al.

概要:

  • 研究目的・背景: Subcision(皮下切開術)は、萎縮性ニキビ跡、陥没瘢痕、セルライト、しわなど、さまざまな皮膚疾患の治療に用いられる外科的介入である。本レビュー記事は、Subcisionの適応、有害反応、および重要な知見をまとめることを目的としている。
  • 主要な手法・アプローチ: 2019年3月までに発表されたSubcisionとその応用に関する文献を、National Library of Medicineのデータベースを用いて検索した。徹底的なレビューの結果、適切なサンプルサイズとデザインを持つ40の論文をレビュー対象として選定した。
  • 最も重要な結果・知見: レビュー対象の40論文のうち、21論文がニキビ跡やその他の瘢痕治療におけるSubcisionの適用、4論文がセルライト治療、8論文が妊娠線(striae)や鼻唇溝(nasolabial fold)治療などの他の適用に関連していた。残りの7論文はSubcisionまたはニキビ跡の分類に関するレビュー論文であった。
  • 結論・今後の展望: Subcisionは、ニキビ跡、その他の陥没瘢痕、セルライトなど、様々な皮膚疾患に対して有効であると考えられる。適用が容易で安価であり、ダウンタイムが短く、重大な合併症も少ない。ただし、適切な技術と十分な経験が必要とされる。

要点:

  • Subcisionは、萎縮性ニキビ跡、陥没瘢痕、セルライト、しわといった多様な皮膚疾患に効果が期待できる外科的治療法である。
  • 本レビューは、2019年3月までの文献検索に基づき、計40の論文を対象としてSubcisionの適応、有害反応、重要な知見をまとめた。
  • Subcisionは適用が容易で費用対効果が高く、ダウンタイムが短く重大な合併症が少ないという利点があるが、その成功には適切な技術と経験が不可欠である。

タイトル: Complications of Subcision for Acne Scarring: Experience From Clinical Practice and Review of the Literature 著者: Cong Sun, Davin Lim et al.

概要:

  • アトピー性ざ瘡瘢痕の管理に頻繁に使用されるサブシジョン(皮下切開術)の安全性と合併症についてレビューした。
  • 新しい器具(鋭利、鈍的、エネルギー補助)の登場により、サブシジョンの有効性が向上している背景がある。
  • サブシジョンがざ瘡瘢痕に対する単独療法として関与する2000年1月から2023年1月までの記事をMEDLINEおよびGoogle Scholarで検索し、安全性と合併症に関するエビデンスに基づいた実践的な情報を提供することを目的とした。
  • サブシジョン単独療法に関する10の記事が特定され、主な合併症として疼痛/圧痛、あざ、感染症、皮下腫瘤形成、色素異常症が挙げられた。
  • 著者の臨床経験に基づき、合併症を最小限に抑えるための推奨事項も提供された。

要点:

  • サブシジョンは、ざ瘡瘢痕に対する安全な治療法であると認識されている。
  • 主な合併症には、疼痛/圧痛、あざ、感染症、皮下腫瘤形成、色素異常症が含まれる。
  • 特に鋭利な器具を使用する場合に合併症が多く発生する傾向があり、臨床医はそのリスクを認識する必要がある。
  • 本レビューは、サブシジョンに関する新しい技術開発を考慮し、手技に伴う合併症について臨床医に情報を提供することを目的とした。
  • 文献レビューの結果に基づき、サブシジョンの合併症を最小限に抑えるための臨床的な推奨事項が提示された。

タイトル: Blunt Blade Subcision: An Evolution in the Treatment of Atrophic Acne Scars 著者: Behrooz Barikbin, Zahra Akbari, Maryam Yousefi, Yahya Dowlati et al.

概要:

  • 背景: 萎縮性ニキビ跡の治療法としてSubcisionが広く用いられているが、その有効性と安全性には議論がある。
  • 目的: Subcisionの有効性を改善するため、新しい鈍刃のsubcisionブレードを設計し、その効果と安全性を評価した。
  • 手法: 両側性の萎縮性ニキビ跡を持つ18人の患者を対象に、鈍刃ブレードを用いたSubcision治療を実施。術前に腫脹液を注入し、術後7日目と6ヶ月後のフォローアップで合併症と美容的改善を評価した。
  • 結果: 15例(83.3%)で中程度から顕著な瘢痕改善が認められた。軽度の術後合併症は報告されたが、1週間以内に完全に解消し、長期的な変色やしこりは観察されなかった。
  • 結論: 鈍刃のsubcision手技は、萎縮性ニキビ跡の効果的な治療法として示唆される。

要点:

  • 従来のSubcisionの課題(有効性と安全性への議論)に対応するため、新しい鈍刃のブレードが開発された。
  • 鈍刃ブレードを用いたSubcisionにより、対象患者の83.3%で萎縮性ニキビ跡の中程度から顕著な改善が確認された。
  • 軽度の一過性の合併症(圧痛、斑状出血、腫脹)は見られたものの、すべて1週間以内に解決し、長期的な変色やしこりの発生はなかった。
  • この研究結果は、鈍刃Subcisionが萎縮性ニキビ跡に対する効果的かつ安全な治療選択肢であることを示唆している。

タイトル: In Response to “Surgical Subincision for Acne Scars: A Review of Instrumentation”-Regarding the 20-G Corneal/Scleral Knife – PubMed 著者: Wayne Carey, Ayeni O, Muhn C, Lobo Y, Lim DS 概要: 提供された情報には、論文自体の研究目的、手法、結果、結論に関する詳細は含まれていません。提示されたテキストは、主にPubMedウェブサイトのセキュリティ(.govドメインとhttps://の使用)に関する一般的な説明です。

要点: ・研究目的・背景: 情報なし ・主要な手法・アプローチ: 情報なし ・最も重要な結果・知見: 情報なし ・結論・今後の展望: 情報なし


タイトル: Surgical Subcision for Acne Scars: A Review of Instrumentation 著者: Yolanka Lobo, Davin S Lim et al.

概要:

  • 研究背景: サブシジョンは萎縮性ニキビ跡の治療に用いられる外科的技術であり、効率性、有効性、安全性を高めるために、鋭利な器具、鈍器、エネルギー補助デバイスなど、新しい器具が開発されてきた。
  • 研究目的: ニキビ跡のサブシジョンに用いられる器具をレビューし、器具選択に関する実践的な情報(利点と欠点に焦点を当てる)を臨床医に提供すること。
  • 主要な手法: PubMed、MEDLINE、Google Scholarで2000年1月から2022年6月までの期間において、ニキビ跡の管理にサブシジョン単独の使用を記述した論文を検索し、患者の人口統計学的・臨床データを収集した。
  • 最も重要な結果: 17本の論文から合計417人の患者が対象となり、鋭利なサブシジョンを155人、鈍器サブシジョンを235人、エネルギー補助サブシジョンを27人が受けた。主な適応は顔の萎縮性ニキビ跡であった。全てのサブシジョン法(鋭利、鈍器、エネルギー補助)は萎縮性ニキビ跡の治療に有効であり、一般的な有害事象は紅斑と浮腫であった。
  • 結論: サブシジョンは、特定のニキビ跡の修正に対する安全で効果的な治療法であり、瘢痕修正を行う皮膚科医が習得すべき貴重なスキルセットである。

要点:

  • サブシジョンは、萎縮性ニキビ跡の管理に用いられる外科的治療法であり、鋭利、鈍器、エネルギー補助の3種類の器具が存在する。
  • 本レビューでは、2000年から2022年までの期間でサブシジョン単独でのニキビ跡治療に関する17論文、417患者を分析対象とした。
  • 鋭利、鈍器、エネルギー補助のいずれのサブシジョン器具も、顔の萎縮性ニキビ跡の治療に有効であることが示された。
  • 一般的な有害事象として紅斑と浮腫が報告されたが、サブシジョンは安全で効果的な治療法であると結論付けられている。
  • サブシジョンは、瘢痕修正を行う皮膚科医にとって習得すべき重要なスキルである。
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