名古屋市「新瑞橋」美容外科・美容皮膚科・形成外科・一般皮膚科

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マンジャロの副作用まとめ:吐き気や下痢はいつまで続く?頻度と対処

「体重を減らしたい」「血糖値を改善したい」と、注目を集める新薬マンジャロの治療を検討されている方は多いでしょう。しかし、その高い効果に期待しつつも、吐き気や下痢といった消化器系の副作用に「いつまで続くのか?」と不安を感じていませんか?

実際に2型糖尿病のない肥満成人を対象とした臨床研究では、マンジャロは72週間で平均20.2%もの体重減少を報告する一方、治療中止で平均14.0%の体重増加が見られるなど、効果維持のためにも副作用への適切な対処が不可欠です。この記事では、マンジャロの作用機序から、つらい吐き気や下痢がいつまで続くのか、そして安心して治療を続けるための具体的な対処法までを詳しく解説します。ご自身の状況と比較しながら、健康的な目標達成へと導く知識を得ていきましょう。

マンジャロの基本的な説明はこちらから💡

マンジャロの作用と主な副作用5つ

「体重を減らしたい」「血糖値を改善したい」というご希望から、マンジャロの治療を検討される方は多くいらっしゃいます。形成外科専門医、そして美容外科専門医として、患者様が健康的な美しさを手に入れ、自信を持って日々を過ごせるよう、マンジャロの効果と副作用について深くご理解いただくことは非常に重要です。

マンジャロはその高い効果から注目を集める新しいお薬ですが、治療を始める前に副作用への不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。特に吐き気や下痢といった消化器系の症状は、日常生活に影響を及ぼすことがあります。そこで、マンジャロがどのような作用機序で効果を発揮し、どのような副作用が起こりうるのか、その仕組みを含めて正しく理解しておくことが大切です。当院では、患者様が安心して治療を受けられるよう、マンジャロの作用と主な副作用について詳しくご説明いたします。

マンジャロがなぜ効くのか:GLP-1/GIP受容体作動薬の作用機序

マンジャロは、一般名を「チルゼパチド」と呼びます。体内で血糖値の調節や食欲に深く関わる2つの消化管ホルモン、「GLP-1(ジーエルピーワン)」と「GIP(ジーアイピー)」の両方に作用する、画期的なタイプのお薬です。このため、GLP-1とGIPの両方の受容体を活性化させる「デュアルアゴニスト」として知られています。

それぞれのホルモンは、私たちの体で以下のような重要な働きをしています。

  • GLP-1の働き
    • 血糖値が高い時に膵臓からのインスリン分泌を促し、血糖値を下げます。
    • 血糖値を上げるホルモン「グルカゴン」の分泌を抑えます。
    • 胃の動きをゆっくりにし、食べ物が胃から腸へ送られる速度を遅らせます(胃内容物排出遅延)。
    • 脳に作用して食欲を自然に抑え、満腹感が持続するのを助けます。
  • GIPの働き
    • 血糖値が高い時に膵臓からのインスリン分泌を促し、血糖値を下げます。
    • 脂肪細胞に作用し、脂肪の分解を抑え、合成を促すことで体脂肪の蓄積にも影響します。

マンジャロは、これらGLP-1とGIPの働きを同時に高めることで、血糖値のコントロールを助けます。また、食欲を効果的に抑え、結果として体重を減少させる効果が期待できるのです。

実際に、マンジャロの高い効果は複数の大規模な臨床研究で裏付けられています。例えば、2型糖尿病のない肥満成人を対象とした研究では、72週間の治療で平均20.2%もの体重減少が報告されました

マンジャロによる吐き気や下痢への具体的な対処法

マンジャロでの治療を始められた際、吐き気や下痢といった消化器系の副作用は、多くの方が経験される可能性があるつらい症状です。これらは日常生活に影響を及ぼし、「治療を続けていけるのだろうか」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、これらの副作用には適切な対処法があり、症状を和らげながら治療を継続することは十分可能です。当院では、形成外科専門医、美容外科専門医として、患者さんの身体の状態をきめ細やかに観察し、副作用を最小限に抑えつつ、安全に治療を進めていけるようサポートいたします。

吐き気・下痢を軽減する食事の工夫とおすすめメニュー

マンジャロの服用中は、吐き気や下痢を軽減するために、食事の内容や摂り方にいくつかの工夫が必要です。まず、胃腸に負担がかかりにくい食事を心がけましょう。一度にたくさん食べると、胃腸に大きな負担をかけてしまうことがあります。そのため、食事の量を減らし、少量を複数回に分けて摂取する方法がおすすめです。

【食事の工夫ポイント】

  • 消化の良いものを中心に選ぶ
    • 脂質の多いものや食物繊維が豊富な野菜は、胃腸を刺激しやすいため控えましょう。
    • 辛いもの、酸っぱいもの、冷たいものも同様に避けるのが賢明です。
  • 少量ずつ、ゆっくり食べる
    • 満腹になるまで食べず、腹八分目を意識してください。
    • 時間をかけてよく噛むことで、消化を助け、胃への負担を減らします。
  • 高タンパク質を意識する
    • マンジャロなどのインクレチン療法では、体重減少に伴い筋肉量(除脂肪組織)も減ってしまう可能性があります。
    • 体重が減少する際、筋肉の減少が総体重減少の最大40%を占めることがあります。
    • 健康的な体組成を維持し、基礎代謝の低下を防ぐためにも、高タンパク質で栄養価の高い食事は非常に重要です。
  • 十分な水分補給
    • 特に下痢の症状がある場合は、脱水状態にならないよう、こまめに水分を摂ることが大切です。
    • 水やお茶、スポーツドリンクなどを活用し、身体の水分バランスを保ちましょう。
  • 栄養バランスに気を配る
    • GLP-1/GIP受容体作動薬の治療中に食事の摂取量や質がどのように変化するのかについては、まだ十分な研究がされていないというエビデンスのギャップも指摘されています。
    • 総エネルギー摂取量が減る傾向は報告されており、その中でいかにバランスの取れた栄養を摂取するかが課題となります。

【おすすめメニュー例】

  • 主食
    • おかゆ、うどん、食パン(耳なし)、雑炊など、消化に良い炭水化物を選びましょう。
  • 主菜
    • 鶏むね肉やささみ(蒸す、茹でるなど脂を落とした調理法)、豆腐、白身魚などがおすすめです。
  • 副菜
    • 温野菜(煮物など)、すりおろしリンゴ、ゼリー、プリンなど、刺激の少ないものを選びましょう。
  • 飲み物
    • 白湯、番茶、ノンカフェインのお茶、常温の水など、胃に優しい飲み物が適しています。

次世代インクレチン療法は肥満と2型糖尿病の治療を変革しましたが、その安全かつ効果的な使用をサポートするためのエビデンスに基づいた栄養戦略はまだ限られています。 早期から栄養の専門家(管理栄養士など)に関わってもらい、定期的な栄養モニタリングを行うことで、長期的な健康維持に役立つとされています。必要に応じて、当院にご相談いただければ、専門家との連携も検討いたします。

症状を和らげる生活習慣のポイントと過ごし方

マンジャロによる吐き気や下痢の症状を和らげるためには、食事だけでなく、日々の生活習慣を見直すことも非常に有効です。身体をいたわるような過ごし方を心がけることで、症状の軽減につながります。

【生活習慣のポイント】

  • 十分な休養を確保する
    • 身体が疲れていると、胃腸の働きも低下しやすくなります。
    • 規則正しい睡眠をとり、過労を避けて、心身ともにゆっくりと休む時間を作りましょう。
  • ストレスを管理する
    • ストレスは胃腸の不調と密接に関係しています。
    • リラックスできる時間を作り、趣味を楽しんだり、軽い運動をしたりするなど、ご自身に合った方法でストレスを解消しましょう。
  • 食後の過ごし方に注意する
    • 食後すぐに横になると、胃酸が逆流しやすくなり、吐き気を誘発する可能性があります。
    • 食後少なくとも30分から1時間程度は、座って過ごすなど、体を起こした姿勢を保つようにしましょう。
  • 適度な運動を取り入れる
    • 体調が良い日には、散歩やストレッチなどの軽い運動を取り入れることで、気分転換になり、全身の血行促進や消化管の動きをサポートする効果も期待できます。
    • ただし、無理はせず、ご自身の体調と相談しながら行いましょう。
  • 身体を冷やさない
    • 特に下痢の症状がある場合、お腹を冷やすと症状が悪化することがあります。
    • 温かい服装を心がけたり、腹巻きを活用したりして、身体、特に胃腸を冷やさないように気をつけましょう。

GLP-1受容体作動薬による肥満管理のための栄養およびライフスタイル支援ケアに関する専門家のコンセンサス声明では、ライフスタイルをサポートするケアが推奨されています。 これらの生活習慣の工夫は、消化器症状の管理だけでなく、治療全体の成功にもつながります。当院では、患者さんの健康的な生活習慣の確立もサポートし、内側から美しく健康な状態を目指します。

市販薬や漢方薬で一時的に症状を抑える際の注意点

マンジャロによる吐き気や下痢の症状があまりにもつらい場合、一時的に市販薬や漢方薬で症状を和らげたいと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ご自身の判断で薬を使用することは避け、必ず事前に医師や薬剤師に相談することが非常に重要です。

【市販薬・漢方薬を使用する際の注意点】

  • 必ず医師や薬剤師に相談する
    • マンジャロと他の薬との相互作用や、症状に合わない薬を服用することで、かえって症状が悪化したり、思わぬ副作用が生じたりする可能性があります。
    • 当院の医師は患者さんの全身状態を把握していますので、ご相談ください。
  • 症状に合った薬を選ぶ
    • 吐き気の場合
      • 胃のむかつきを抑える制吐剤や、胃腸の動きを調整する薬などがあります。
    • 下痢の場合
      • 整腸剤や下痢止めなどがあります。
      • ただし、下痢は身体から不要なものを排出しようとする反応でもあるため、安易に下痢止めを使用すると、かえって体調を悪化させることもあるので注意が必要です。
  • 漢方薬の選択肢
    • 漢方薬は、患者さんの体質や症状に合わせて選ばれることで効果を発揮します。
    • 吐き気・食欲不振に
      • 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)や六君子湯(りっくんしとう)などが検討されることがあります。
    • 下痢に
      • 真武湯(しんぶとう)や胃苓湯(いれいとう)などが使われることがあります。
    • 漢方薬も効果がある反面、体質に合わない場合や副作用が出る可能性もあります。専門医や薬剤師に相談してから使用しましょう。
  • 一時的な対処であること
    • 市販薬や漢方薬は、あくまで一時的に症状を和らげるためのものです。
    • 根本的な解決にはならないため、症状が続く場合は必ず主治医に相談し、適切な医療的アドバイスを受けるようにしてください。

ご自身の判断で薬を使い続けるのではなく、専門家の意見を聞きながら、安全に症状を管理していくことが大切です。

副作用の出方と用量調整によるコントロール

マンジャロは、体への負担を軽減し、副作用を最小限に抑えながら効果を発揮するために、通常、少量から投与を開始します。その後、患者さんの状態を見ながら段階的に用量を増やしていく「用量漸増」という方法で治療が進められます。この用量漸増の過程で、副作用の出方には個人差が見られます。

【副作用と用量調整のポイント】

  • 用量漸増と副作用の関係
    • 一般的に、マンジャロの用量が増えるにつれて、吐き気や下痢などの消化器症状が出やすくなる傾向があります。
    • これは、薬剤が消化管に作用する強さが増すためと考えられています。
  • 症状が出た場合の対応
    • もし、用量を増やした際に吐き気や下痢などの症状が強く出た場合は、決してご自身の判断で薬の量を変更したり、服用を中断したりしないでください。
    • 必ず、主治医にその症状を伝えましょう。
  • 医師による用量調整の可能性
    • 主治医は、患者さんの症状の程度や、副作用がどのくらい日常生活に影響しているかを詳しく確認します。
    • 用量を一時的に下げる、あるいは増量するペースを緩やかにするなど、適切な用量調整を検討します。
    • 専門家のコンセンサス声明でも、GLP-1受容体作動薬を使用する際の用量依存的な消化器症状(吐き気、下痢など)の管理が課題として挙げられており、適切な管理が推奨されています。
  • 用量調整による症状の改善
    • 適切な用量調整を行うことで、副作用の症状が軽減し、身体が薬に慣れていくことが期待できます。
    • 結果的に治療を継続しやすくなり、目標達成に近づくことができるでしょう。
  • 長期的な治療継続の重要性
    • 治療開始前や治療中、あるいは治療中止の際にも、栄養とライフスタイルに関する実践的な戦略が推奨されています。
    • 医師と密に連携を取りながら、最適な治療計画を立てていくことが、長期的な健康維持につながります。

ご自身の体調を注意深く観察し、異変を感じたらすぐに医療機関に相談することが、安全かつ効果的に治療を進めるための大切なステップです。形成外科専門医として、患者さんの体の変化には敏感でありたいと考えています。

オゼンピック・リベルサスなど他のGLP-1薬との副作用の違い

マンジャロは、GLP-1受容体とGIP受容体の両方に作用する「GLP-1/GIP受容体作動薬」と呼ばれる新しいタイプの薬剤です。これに対し、オゼンピックやリベルサスは、主にGLP-1受容体に作用する「GLP-1受容体作動薬」です。作用する場所が異なるため、期待される効果や副作用の出方にも細かな違いがあると考えられています。

【マンジャロと他のGLP-1薬の副作用の比較】

  • 共通する副作用
    • GLP-1受容体作動薬は、薬剤の種類にかかわらず、吐き気、下痢、便秘などの消化器症状が比較的多く報告されるという共通点があります。
    • これは、GLP-1が消化管の動きをゆっくりにする作用を持つためです。
  • マンジャロの特性
    • マンジャロはGLP-1とGIPの両方に作用することで、より強力な血糖降下作用や体重減少効果が期待されます。
    • その一方で、消化器症状の頻度や程度も個人差が大きいです。
    • 一部の研究では、マンジャロも他のGLP-1受容体作動薬と同様に消化器症状が見られることが報告されていますが、どちらがより副作用が少ないとは一概には言えません。
  • 個人差の大きさ
    • 薬剤による副作用の出方や感じ方には、非常に大きな個人差があります。
    • ある方には強い症状が出ても、別の方にはほとんど症状が出ないということも珍しくありません。
  • 医師との相談が重要
    • どの薬剤が患者さんの体質やライフスタイルに最も適しているかは、医師が患者さんの健康状態、過去の病歴、他の服用薬などを総合的に判断して決定します。
    • 副作用が心配な場合は、遠慮なく主治医に相談し、薬の選択肢や副作用対策について詳しく話し合うことが大切です。
  • 最適な薬剤の選択
    • GLP-1受容体作動薬は、その種類によって投与方法(注射、内服)、持続期間、作用の強さなどが異なります。
    • 患者さんにとって最適な薬剤を選択することで、副作用を管理しながら最大の治療効果を得ることが可能になります。
    • 専門家のコンセンサス推奨は、肥満外科における栄養療法に関する既存エビデンスなど、間接的なエビデンスから得られています。さらなる直接的なエビデンスが緊急に必要とされています。 当院では常に最新の知見を取り入れ、患者さんに最適な情報と治療を提供できるよう努めています。

マンジャロの副作用に関するQ&A

Q1: マンジャロで吐き気が強い場合、食事は抜いても大丈夫ですか?

A1: 吐き気がつらいと食事が摂りたくなくなる気持ちはよく分かります。しかし、長期間食事を抜くと、必要な栄養素が不足し、体力が低下したり、体調を崩したりする原因になります。特に、マンジャロ服用中は筋肉量の維持も大切ですので、無理のない範囲で、消化に良いものを少量でも摂るように心がけましょう。もしどうしても食事が摂れない場合は、脱水や栄養不足の懸念があるため、すぐに主治医にご相談ください。

Q2: 吐き気がつらくて体重が減りすぎたらどうすればいいですか?

A2: マンジャロは体重減少効果が期待される薬剤ですが、吐き気によって急激に体重が減りすぎると、栄養状態の悪化や体力の低下につながる可能性があります。特に筋肉量が減少しすぎると、体全体の健康にも影響を与えかねません。体重の減少が著しい場合や、めまい、倦怠感が強い場合は、速やかに主治医に連絡しましょう。医師が、薬の用量調整や食事内容のアドバイス、または他の治療選択肢について検討します。健康的な体重減少を目指す上で、急激な変化は好ましくありません。

Q3: マンジャロ服用中、市販の下痢止めや吐き気止めを自己判断で使っても良いですか?

A3: 自己判断での市販薬の使用は推奨されません。マンジャロは他の薬剤との相互作用の可能性も考えられます。また、症状によっては下痢止めが適切でない場合もあります。必ず、マンジャロを処方している主治医か、薬の専門家である薬剤師に相談してください。ご自身の体質や症状に合った安全な対処法を一緒に検討しましょう。

マンジャロによる治療中に吐き気や下痢といった副作用が出たとしても、適切に対処することで、症状を和らげ、治療を継続することは十分に可能です。ご自身の判断で治療を中断したり、薬の量を変更したりすることは、大変危険ですのでお控えください。

当院では、形成外科専門医、美容外科専門医として、患者さん一人ひとりの状態を丁寧に診察し、副作用に対する具体的なアドバイスや、場合によっては薬の調整を含めた最適な治療計画をご提案しています。副作用に関するご不安やご質問がございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。マンジャロの費用についてですが、当院ではマンジャロ2.5mgを1ヶ月分19,800円、2ヶ月分29,800円で取り扱っております。安心して治療を受けていただけるよう、費用面についてもご説明いたします。どうぞお気軽にご来院ください。

マンジャロの副作用(吐き気・下痢)はいつまで?受診の目安と中止の判断

マンジャロを服用し始めて、吐き気や下痢といった消化器系の不調が出ると、いつまで続くのか、このまま続けて大丈夫なのかと不安になりますよね。特に、美容目的で体重管理をされている方にとっても、体調を崩しては元も子もありません。ご自身の健康と治療の継続を両立させるために、副作用への正しい知識と適切な対処法を知ることが大切です。私たちは、形成外科専門医、美容外科専門医として、お薬の効果だけでなく、心身ともに健康でいられるようサポートすることを使命と考えています。

吐き気や下痢の持続期間と頻度の目安

マンジャロの服用によって起こる吐き気や下痢は、多くの場合、治療の初期段階や、薬の量を増やした時に一時的に現れることが多いです。臨床研究においても、チルゼパチド(マンジャロの成分名)による最も一般的な有害事象は消化器系のものであり、そのほとんどが軽度から中等度であることが報告されています。これは、体が新しいお薬に慣れていく過程で起こる、ある程度自然な反応だと考えられます。

個人差はありますが、一般的には数日から数週間程度で症状が落ち着くことが多いです。マンジャロは、食欲を抑えたり、胃の動きを穏やかにしたりする作用があるため、胃腸にいつもと違う感覚が生じやすい傾向があります。しかし、症状が長引いたり、日常生活に支障をきたしたりするほど強い場合は、遠慮なく主治医にご相談ください。吐き気や下痢の頻度は、投与量が増えるにつれて発生しやすくなる傾向があります。当院では、副作用を最小限に抑えるため、少量から慎重に投与を開始し、患者さんの体の状態を見ながら段階的に用量を調整していきます。

我慢できない症状が出た場合の受診タイミング

吐き気や下痢はマンジャロの比較的よくある副作用ですが、中には医療機関を受診すべき、あるいは緊急性の高い症状が隠れている場合もあります。形成外科専門医の立場から、患者さんの身体の変化には敏感でありたいと考えています。特に、以下のような症状が見られる場合は、速やかに医療機関に連絡し、診察を受けるようにしてください。

緊急性の高い症状のチェックリスト

  • 激しい腹痛が続く、背中やみぞおちにも痛みが広がる
    • これは急性膵炎(きゅうせいすいえん)の可能性を示すサインです。
  • 高熱がある
    • 感染症など、他の重篤な病気を併発している可能性があります。
  • 意識が朦朧とする、めまいがひどい
    • 重度の脱水や低血糖など、緊急対応が必要な状態かもしれません。
  • 呼吸が苦しい、胸の痛みがある
    • 心臓や呼吸器系の問題が関わっている可能性があります。
  • 血便や黒いタール状の便が出る
    • 消化管からの出血を示唆する重要なサインです。

医療機関に相談すべき症状のチェックリスト

  • 激しい吐き気で水分が全く摂れない
    • 脱水症状のリスクが非常に高まります。
  • 水のような下痢が1日に何回も続き、脱水症状の兆候がある
    • 口の渇き、尿量の減少、強い倦怠感などが目安です。
  • 吐き気や下痢が数日以上続き、改善の兆しが見えない
    • 薬の調整や他の対処法が必要かもしれません。
  • 体重が急激に減少している
    • 栄養不足や筋肉量の過度な減少を招く可能性があります。
  • 日常生活(仕事や家事など)に支障が出るほどつらい
    • 生活の質(QOL)の低下は治療継続を困難にします。
  • 強い倦怠感が続く
    • 体の不調が全身に及んでいるサインです。

これらの症状は、単なる副作用ではなく、他の病気が隠れていたり、体調が大きく悪化しているサインである可能性があります。自己判断で症状をやり過ごそうとせず、専門家である医師の判断を仰ぐことが重要です。

副作用で治療を中止する際の基準と治療継続への影響

マンジャロの治療を中断するかどうかは、患者さんの体調や治療目標、生活状況などを総合的に考慮して判断する非常に重要な決断です。自己判断で薬の服用を中止することは、症状が悪化したり、期待される治療効果が得られなくなったりする可能性があるため、決して避けてください。必ず主治医とよく相談し、納得した上で判断するようにしましょう。

治療を中止する際の一般的な基準としては、以下のような点が挙げられます。

  • 副作用が重篤で、他の病気を併発するリスクがある場合
  • 副作用が改善せず、日常生活の質(QOL)が著しく低下している場合
  • 薬に対するアレルギー反応が見られる場合

治療を中止した場合、特に体重管理を目的としてマンジャロを服用していた方にとって、大きな影響が出る可能性があります。実際に、チルゼパチド(マンジャロの成分名)の治療を中止すると、減量した体重が大幅に再増加することが臨床研究(SURMOUNT-4研究)で確認されています。 この研究では、チルゼパチドの継続治療群で平均5.5%のさらなる体重減少が見られたのに対し、プラセボに切り替えた群では平均14.0%の体重増加が見られました。つまり、せっかく達成した体重減少を維持することが難しくなるということです。これは、マンジャロの作用が体から失われることで、食欲が戻ったり、代謝の状態が変化したりするためと考えられます。

治療継続の可否については、メリットとデメリットを慎重に比較検討することが大切です。副作用が改善するための用量調整や他の対処法がないか、医師と十分に話し合うようにしましょう。形成外科医、美容外科医として、目標達成に向けた継続的なサポートを重視しています。

副作用による栄養不足や脱水症状の予防と対策

吐き気や下痢が続くことで、食欲不振に陥り、結果として栄養不足や脱水症状を引き起こしてしまうことがあります。これらの状態は、体の回復を妨げ、他の健康問題につながる可能性もあるため、積極的に予防と対策を行うことが非常に重要です。まずは、日々の食事と水分補給に意識的な工夫を取り入れてみましょう。

【食事の工夫】

  • 消化に良いものを中心に
    • 脂っこいもの、香辛料の強いもの、食物繊維が多いものは避けましょう。
    • おかゆ、うどん、煮物、スープなど、胃腸に優しい食事を選んでください。
  • 少量ずつ回数を増やす
    • 一度にたくさん食べると胃に負担がかかります。
    • 食事の量を減らし、回数を増やしてエネルギーをこまめに補給しましょう。
  • 冷たいもの、熱すぎるものは避ける
    • 室温に近い温度のものが、胃腸に負担をかけにくいです。
  • 無理に食べない
    • 食欲がない時は無理せず、まずは水分補給を優先してください。
    • 食べられるものだけでも摂る意識が大切です。

【水分補給の工夫】

  • こまめに補給
    • 脱水症状を防ぐために、水やお茶をこまめに飲みましょう。
    • 特に下痢が続く場合は、意識的に水分を摂ることが大切です。
  • 経口補水液の活用
    • 下痢がひどい場合は、水分だけでなく電解質も失われやすくなります。
    • 市販の経口補水液を利用すると、効率的に補給できます。
  • カフェインやアルコールは控える
    • これらには利尿作用があるため、かえって脱水を悪化させる可能性があります。
    • 胃腸への刺激も避けるべきです。

これらの工夫をしても症状が改善しない場合や、脱水症状が進行していると感じる場合は、点滴による水分や栄養補給が必要となることもあります。早めに当院へご相談いただければ、適切な医療サポートをご提案できます。健康的な体重減少を目指す上で、栄養バランスの維持は欠かせません。

医師に副作用を伝える際のポイントと質問リスト

副作用の症状を正確に医師に伝えることは、適切な診断と治療方針の決定に非常に役立ちます。限られた診察時間の中で、ご自身の状況を効果的に伝えるためのポイントをまとめてみました。症状を具体的に、客観的に伝えることを心がけましょう。

【伝えるべき症状のポイント】

  • いつから始まったか
    • 薬の服用開始日や、用量を増やした日との関連を明確にしましょう。
  • どんな症状か
    • 吐き気、ムカムカ感、胃もたれ、水様便、泥状便など、具体的な状態を表現してください。
  • 頻度
    • 1日に何回吐くか、下痢をするかといった回数を伝えましょう。
    • 例えば「朝食後に2回」「昼間は落ち着くが夜間に3回」など具体的に伝えます。
  • 程度
    • 「軽い」「中程度」「ひどくて動けない」など、ご自身の感覚で症状のつらさを表現してください。
    • 10段階評価で「今、吐き気は7くらいです」のように伝えるのも有効です。
  • 持続時間
    • 症状が何時間続くか、一日中続くかなどを伝えましょう。
  • 悪化・軽減する要因
    • 食事の内容、時間帯、体位などで症状が変わるか、試した対処法で効果があったかなどを伝えると良いでしょう。
  • 伴う症状
    • 吐き気や下痢以外に、発熱、腹痛、頭痛、倦怠感など他の症状があるかも伝えましょう。

さらに、医師に質問したいことをあらかじめリストアップしておくと、診察がスムーズに進みます。

【医師への質問リスト】

  • この吐き気や下痢は、いつ頃まで続くものですか?
  • 薬の量を調整することで、副作用は軽減されますか?
  • 他に対処できる食事や生活習慣の工夫はありますか?
  • 市販薬や漢方薬で一時的に症状を和らげても良いですか?
  • どのような症状が出たら、すぐに受診すべきですか?
  • もし副作用が改善しない場合、治療を中止する以外の選択肢はありますか?
  • 重篤な副作用(急性膵炎など)の初期症状はどのようなものですか?
  • この症状が続くことで、栄養不足や脱水のリスクはありませんか?

ご自身の症状を記録する「副作用日記」をつけることもおすすめです。日付、時間、症状の内容、程度、食事内容などをメモしておくと、より正確な情報提供につながります。

よくあるご質問(Q&A)

Q1: マンジャロの副作用が心配ですが、どのような人に合いますか? A1: マンジャロは、2型糖尿病の治療薬として承認されていますが、体重減少効果も高いことから、肥満症治療やメディカルダイエットの一環として用いられることがあります。特に、従来のダイエット方法で効果が出にくかった方や、食事制限や運動だけでは難しい方、生活習慣病のリスクを抱える方などに適応されることがあります。当院では、患者さん一人ひとりの健康状態や既往歴、現在の生活習慣を丁寧に診察し、マンジャロが適切かどうかを判断いたします。副作用のリスクも考慮し、メリットとデメリットを十分に説明した上で、治療を開始するかどうかをご提案しますので、ご安心ください。

Q2: 副作用が出た場合、自己判断で量を減らしても良いですか? A2: いいえ、自己判断でマンジャロの量を減らしたり、服用を中止したりすることは避けてください。薬の量を調整することで副作用が軽減される可能性はありますが、それは医師の指示のもとで行われるべきです。自己判断による用量変更は、薬の効果が十分に得られなくなったり、かえって体調を崩したりする原因になることもあります。副作用が辛いと感じたら、まずは主治医にご相談ください。当院では、患者さんの状態に合わせて、最適な用量調整や対処法を一緒に考えていきます。

Q3: 当院でのマンジャロの費用はどのくらいですか? A3: 当院では、患者さんのご負担を考慮し、以下のような料金でマンジャロを取り扱っております。

  • マンジャロ2.5mg 1ヶ月分:19,800円(税込)
  • マンジャロ2.5mg 2ヶ月分:29,800円(税込)

(※2.5mg以外の用量や、他の期間での処方については、診察時にご相談ください。表示価格は変更される場合がありますので、最新の情報は受付にてご確認ください。)

美しい健康をサポートするために

マンジャロによる治療は、体重管理を通じて、より健康的で美しい身体を目指すための一つの選択肢となり得ます。しかし、副作用への不安や対処法について、患者さんご自身で抱え込む必要はありません。形成外科専門医、美容外科専門医として、当院では患者さんの安全と安心を最優先に考え、丁寧なカウンセリングと的確なサポートを提供しています。副作用の症状でつらい思いをされている方、マンジャロの服用を検討中で不安がある方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。経験豊富な医師が、お一人おひとりに合わせた最適な治療計画をご提案し、健康的な生活への道のりを共に歩んでまいります。お気軽にお問い合わせください。

まとめ

マンジャロを服用する上で、吐き気や下痢といった副作用は確かに心配な点ですよね。しかし、これらは治療の初期や用量調整時に一時的に現れることが多く、数日から数週間で体が慣れて落ち着くことがほとんどです。食事内容や摂り方を工夫したり、生活習慣を見直したりすることで症状を和らげることができますよ。

もし副作用が強く、日常生活に支障をきたすほどつらい場合は、決して自己判断で薬の変更や中止はせず、速やかに主治医にご相談ください。急激な体重減少や脱水、激しい腹痛など、緊急性の高い症状が見られたら、すぐに医療機関を受診しましょう。

当院では、患者様一人ひとりの状況に合わせた丁寧なサポートと最適な治療計画をご提案し、安心して治療を継続できるよう努めています。ご不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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参考文献

  1. Jastreboff AM, Aronne LJ, Horn DB, Bays HE, Wharton S, Lin WY, Ahmad NN, Zhang S, Liao R, Bunck MC, Jouravskaya I, Murphy MA; SURMOUNT-4 Investigators. Continued Treatment With Tirzepatide for Maintenance of Weight Reduction in Adults With Obesity: The SURMOUNT-4 Randomized Clinical Trial.
  2. Aronne LJ, Jastreboff AM, et al. Tirzepatide as Compared with Semaglutide for the Treatment of Obesity.
  3. Jansson AK, Gómez-Martín M, Hedin L, et al. A Systematic Review Identifying Critical Evidence Gaps in Reporting Dietary Change in Randomized Controlled Trials Prescribing Liraglutide, Semaglutide, or Tirzepatide.
  4. Spreckley M, Ruggiero CF, Brown A. Nutrition Strategies for Next-Generation Incretin Therapies: A Systematic Scoping Review of the Current Evidence.
  5. Sievenpiper JL, Ard J, Blüher M, et al. Nutritional and lifestyle supportive care recommendations for management of obesity with GLP-1 – based therapies: An expert consensus statement using a modified Delphi approach.

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