名古屋市「新瑞橋」美容外科・美容皮膚科・形成外科・一般皮膚科

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プロファイロ ストラクチュラと従来プロファイロの違い

「なんだか頬がこけて疲れて見える」「フェイスラインがぼやけてきた」。そのエイジングサインの原因は、皮膚表面だけでなく、肌の土台である「脂肪組織」の萎縮かもしれません。従来のヒアルロン酸のように溝を埋めるのではなく、脂肪組織そのものを修復し、土台から再構築する。そんな再生医療に近い発想から生まれたのが、プロファイロ ストラクチュラです。

その核となるのが、化学的な接着剤を一切使わない国際特許技術「NAHYCO®技術」。世界で100万人以上のデータで安全性が裏付けられたこの革新的治療は、なぜ根本的な若返りを可能にするのか。この記事では、数々の論文や科学的根拠に基づき、その驚くべきメカニズムと従来品との決定的な違いを専門医が詳しく解説します。

(監修:形成外科専門医・美容外科専門医 Re:Birth Clinic NAGOYA 院長)

 

 

科学的根拠から紐解く「NAHYCO®技術」の真価

プロファイロやプロファイロ ストラクチュラの効果を支える核となるのが、イタリアのIBSA社が国際特許を取得した「NAHYCO®(ナイコ)技術」です。

この技術は、性質の異なる2種類のヒアルロン酸を、化学的な接着剤(架橋剤)を一切使わずに、特殊な熱処理プロセスだけで安定的に結合させる画期的なものです。

この技術によって生み出された「ハイブリッド協同複合体(HCC)」こそが、肌本来の力を引き出し、自然で効果的な若返りを実現する鍵となります。ここでは、その科学的な背景を、医師の視点から分かりやすく紐解いていきます。

高分子・低分子ヒアルロン酸のハイブリッド複合体がもたらす相乗効果

プロファイロ ストラクチュラの効果の秘密は、分子の大きさが違う2種類のヒアルロン酸の絶妙な組み合わせにあります。NAHYCO®技術は、これらを熱の力で安定的に結合させています。

  • 高分子ヒアルロン酸(H-HA)

    • 皮膚の浅い層にとどまり、強力な保水力で組織の骨格を支えます。
    • 肌の土台となる足場のような役割を果たし、ハリや弾力をもたらします。
  • 低分子ヒアルロン酸(L-HA)

    • 肌の奥深くまで浸透しやすい性質を持ちます。
    • コラーゲンやエラスチンを生み出す線維芽細胞などを直接刺激します。
    • いわば、細胞を元気にする栄養剤のような働きをします。

これら2つが「ハイブリッド協同複合体(HCC)」となることで、それぞれの長所が最大限に引き出され、単独で使う以上の相乗効果が生まれるのです。

ある研究では、このHCC製剤は不快な粘度の上昇を伴わずに、従来のヒアルロン酸製剤と比べて2倍ものヒアルロン酸を組織に届けられると報告されています。

これにより、肌の土台作り(高分子HA)と細胞の活性化(低分子HA)を、同時に、かつ効率的に行うことが可能になります。プロファイロ ストラクチュラが1mLあたり45mgという非常に高い濃度のヒアルロン酸を含みながらも、なめらかに組織に広がるのは、このNAHYCO®技術のおかげなのです。

細胞を活性化させる「バイオリモデリング」の作用機序

プロファイロ ストラクチュラを語る上で欠かせないのが「バイオリモデリング」という考え方です。これは、シワの溝を埋めたり、ボリュームを足したりする従来のヒアルロン酸治療(フィラー治療)とは根本的に異なります。

バイオリモデリングとは、直訳すると「生体再構築」を意味します。ヒアルロン酸を「埋める材料」としてではなく、「肌細胞を育てる司令塔」として活用するアプローチです。

▼バイオリモデリングの流れ

  1. 注入と拡散
    • ハイブリッド協同複合体(HCC)を注入すると、なめらかに組織内へ広がります。
  2. 細胞への持続的刺激
    • HCCが線維芽細胞や脂肪細胞を持続的に刺激し続けます。
  3. 再生促進
    • コラーゲン、エラスチン、そして脂肪組織の再生が促されます。
  4. 構造再構築
    • 肌組織そのものが再構築され、ハリ、弾力、ボリュームが内側から改善されます。

さらに、ヒアルロン酸には本来、創傷治癒や組織再生を促すだけでなく、抗炎症作用や免疫を調整するといった多様な生物学的プロセスに関与することが知られています。バイオリモデリングは、ヒアルロン酸が持つこれらの能力を最大限に活用し、肌自らの力で若々しさを取り戻すよう促す、根本的な治療法なのです。

論文で示された創傷治癒促進とI型コラーゲン産生能力

プロファイロ ストラクチュラの効果は、感覚的なものではなく、数多くの科学的な研究データによって裏付けられています。

特に、ヒトの皮膚細胞を用いたある実験室レベルの研究では、HCCの驚くべき能力が示されました。傷をつけた細胞モデルにおいて、高分子または低分子のヒアルロン酸を単独で用いた場合と比較して、HCCは創傷の閉鎖を著しく速めたのです。その速さは、対照群(何も処置しない群)の2.5倍にも達しました。

さらに注目すべきは、肌のハリを支える主成分である「I型コラーゲン」の産生能力です。同じ研究で、HCCによって刺激された細胞は、24時間経過後も有意に高いレベルでI型コラーゲンの産生を維持することが確認されました。これは、治療効果が一時的なものではなく、持続的であることを科学的に示唆しています。

また、別の研究ではHCCが炎症に関連する物質を減少させ、治癒プロセスを加速させる可能性も示されています。この抗炎症作用が、注入後のダウンタイムを軽減する一因とも考えられます。

化学架橋剤不使用が実現する高い安全性と生体適合性

美容医療を受ける上で、効果と同じくらい安全性を重視されるのは当然のことです。プロファイロ ストラクチュラは、その点でも「化学架橋剤」を一切使用していないという大きなメリットを持っています。

項目従来のヒアルロン酸フィラープロファイロ ストラクチュラ
結合方法化学架橋剤(BDDEなど)を使用NAHYCO®技術(熱処理)
目的形を作り、分解を遅らせる高分子と低分子のHAを結合させる
安全性ごく稀に架橋剤へのアレルギーやしこりのリスクありアレルギーリスクが極めて低い
生体適合性良い非常に高い(ヒアルロン酸と水のみ)

従来の多くのヒアルロン酸注入剤では、効果を長持ちさせるためにBDDEなどの化学架橋剤が「接着剤」として使われています。しかし、この架橋剤が体にとって異物と認識され、ごく稀にアレルギー反応や、注入後のしこりの原因となる可能性も否定できません。

一方、プロファイロ ストラクチュラは、特許技術であるNAHYCO®という熱処理のみでヒアルロン酸を安定化させています。成分は高純度のヒアルロン酸と水のみで構成されているため、アレルギーのリスクが非常に低く、体によくなじむ「高い生体適合性」を誇ります。

このため、注入後の腫れや炎症といったダウンタイムのリスクも軽減され、より安心して治療を受けていただくことが可能です。


よくあるご質問

Q. NAHYCO®技術とは、簡単に言うとどんな技術ですか? A. 2種類の性質の違うヒアルロン酸を、化学的な接着剤を使わずに、特殊な熱の力だけで結合させるIBSA社独自の特許技術です。これにより、高い安全性と優れた効果の両立が期待できます。

プロファイロ ストラクチュラの詳細や、ご自身のお悩みにこの治療が適しているかなど、さらに詳しく知りたい方は、ぜひ当院の無料カウンセリングにお越しください。専門の医師が、お一人おひとりの状態を丁寧に診察し、最適な治療プランをご提案いたします。

(監修:形成外科専門医・美容外科専門医)

プロファイロ ストラクチュラ特有の「脂肪組織再生」という新概念

「最近、鏡を見ると頬がこけて疲れて見える」「フェイスラインがぼやけてきた」と感じていませんか。

これまでのヒアルロン酸治療は、ほうれい線などの溝を埋めたり、ボリュームを足したりすることが主な目的でした。しかし、プロファイロ ストラクチュラは、そうした対症療法的なアプローチとは一線を画します。

この治療法が着目するのは、加齢とともに萎縮し、質が低下する「脂肪組織」そのものです。失われた部分を単に補うのではなく、老化した脂肪組織を修復し、肌を支える土台から再構築することを目指します。

専門家の間でも、プロファイロ ストラクチュラは「脂肪組織の修復」という目的で世界で初めて開発された革新的な注入材として認識されています。これは、再生医療に近い発想で、たるみやボリュームロスの根本原因に働きかける、新しいエイジングケアの選択肢です。

顔の老化における「脂肪コンパートメント」の重要性

お顔のたるみや輪郭の崩れは、実は皮膚表面だけの問題ではありません。その奥深くにある、皮下脂肪の構造的な変化が大きく関わっています。

私たちの顔の脂肪は、のっぺりとした一枚の層ではなく、薄い膜で仕切られたいくつかの「部屋(脂肪コンパートメント)」に分かれて存在しています。この脂肪の部屋が、若々しいハリと立体感を保つクッションの役割を果たしているのです。

しかし、加齢によってお顔の構造には次のような変化が起こります。

▼加齢による顔の構造変化

  1. 骨の萎縮  顔の土台である骨が、年齢とともに痩せて小さくなっていきます。
  2. 支持靭帯の弛緩  脂肪の部屋を骨に固定している柱(靭帯)が、伸びてゆるんできます。
  3. 脂肪の下垂・萎縮  土台と柱を失った脂肪の部屋が重力に負けて垂れ下がり、中身も減ってしぼんでしまいます。

これらの変化が複雑に絡み合うことで、頬のくぼみやほうれい線、フェイスラインのもたつきといった、エイジングサインとして現れるのです。

つまり、若々しい印象を維持するためには、この「脂肪コンパートメント」を健全な状態に保つことが非常に重要になります。プロファイロ ストラクチュラは、まさにこの加齢に伴う脂肪区画の変化に対応するために開発された治療法なのです。


Q&A:脂肪コンパートメントって何ですか? A. お顔の皮下脂肪が、薄い膜で仕切られて入っている小さな区画のことです。若い頃はハリがあり適切な位置にありますが、年齢とともに位置が下垂したり、ボリュームが減ったりして、たるみやシワの根本的な原因となります。


なぜ頬と側頭部の脂肪層をターゲットにするのか?

プロファイロ ストラクチュラは、顔全体にまんべんなく注入するわけではありません。専門家の議論に基づき、顔の構造を支える上で特に重要な、特定の脂肪層を戦略的に狙って注入します。

主なターゲットは「頬」と「こめかみに近い側頭部」の脂肪コンパートメントです。

  • 頬の脂肪層(表在性内側頬脂肪区画)  顔の中心に位置し、顔全体の立体感を支える土台です。  ここのボリュームが失われると、頬がこけて疲れた印象になり、ゴルゴラインやほうれい線が目立つ原因になります。

  • 側頭部の脂肪層(側頭頬脂肪区画)  顔の側面を支える重要な柱です。  ここが痩せるとこめかみが凹み、支えを失った顔全体の皮膚や脂肪が下垂しやすくなります。

ある専門家のレビュー論文では、これら重要な脂肪区画に的確に注入することで、製品の効果を最大限に引き出し、血管などへのリスクを最小限に抑えながら、効率的に脂肪組織を回復させることが可能だと結論付けられています。

失われた部分の脂肪組織が回復することで、顔の側面が引き締まり、自然なリフトアップ効果が期待できるのです。


Q&A:注入する場所は決まっているのですか? A. はい、効果を最大限に引き出すための基本的な注入ポイントが定められています。しかし、お一人おひとりのお顔の骨格や脂肪のつき方は異なります。専門の医師が診察した上で、その方に最適な注入部位と量を丁寧に見極めることが重要です。


臨床データが示す「リポリフティング効果」とは

「リポリフティング効果」とは、プロファイロ ストラクチュラがもたらす特徴的な作用を指す言葉です。「リポ(Lipo)」は脂肪、「リフティング(Lifting)」は持ち上げることを意味します。

つまり、単にヒアルロン酸で膨らませるのではなく、脂肪組織そのものを修復・再生させることで、顔全体を内側から自然にリフトアップさせる効果のことです。

▼期待できる具体的な効果

  • ボリューム回復  痩せてしまった頬やこめかみに、自然なふっくら感を取り戻します。
  • リフトアップ  脂肪組織の土台が再構築されることで、頬の位置が高くなり、フェイスラインがシャープな印象になります。
  • シワ・たるみの改善  顔全体が持ち上がることで、ほうれい線やマリオネットラインが浅くなります。

臨床的にも、ターゲット部位の脂肪組織を回復させることが、顔側面の引き締め(lateral tightening)とリフトアップ(lipolifting)につながることが専門家により示されています。

また、プロファイロの主成分である高分子と低分子のヒアルロン酸ハイブリッド複合体は、美容医療だけでなく、他の医療分野においても、女性の生活の質(QOL)向上を目的とした研究などでその有効性が評価され始めています。


Q&A:「ヒアルロン酸を注入する」と聞くと顔が不自然に膨らみそうで不安です。 A. ご安心ください。プロファイロ ストラクチュラは、従来のヒアルロン酸フィラーのように特定の場所を膨らませて形を作ることが目的ではありません。組織に自然になじみ、ご自身の脂肪組織の再生を促すため、不自然に膨らむ心配は少なく、あくまでもナチュラルな若返りを目指す治療です。


世界100万人以上の市販後調査で証明された安全性プロファイル

新しい治療を検討される際、その効果と同じくらい安全性が気になるのは当然のことです。プロファイロシリーズは、その安全性が世界的なデータによって裏付けられています。

2015年から3年間にわたり、世界でプロファイロ治療を受けた4万人以上のデータを集めた市販後調査が行われました。その結果、重篤な有害事象は一件も報告されませんでした。

報告された主な事象は以下の通りです。

  • 注射部位の反応  腫れ、赤み、むくみ、内出血など
  • 発生時期  ほとんどが注入後すぐに現れる早期発症のもの
  • 原因  製品自体が直接の原因ではなく、注射という行為に伴う反応や、ごくまれな過敏症によるものと考察されています。

最も重要な点は、報告された事象はすべて、特別な処置を必要とせずに自然に回復したという事実です。

この高い安全性は、プロファイロ ストラクチュラが化学的な架橋剤を一切使用せず、IBSA社独自のNAHYCO®技術によって製造された、高純度のヒアルロン酸製剤であることと深く関係しています。アレルギー反応などのリスクが極めて低く、体によくなじむため、安心して治療を受けていただくことが可能です。

お顔への施術にご不安がある方も、ぜひ一度当院のカウンセリングでご相談ください。専門の医師が、あなたの肌の状態やお悩みを丁寧にお伺いし、最適な治療法をご提案します。

(本記事は、形成外科専門医・美容外科専門医(JSAPS)Re:Birth Clinic NAGOYA院長の監修のもと作成しています)

美容医療の未来を拓くハイブリッドヒアルロン酸の応用と可能性

「鏡に映る自分の顔の変化が、どうにも気になる」「でも、いかにも治療しました、という不自然な変化は避けたい」。 このようなお悩みを持つ方は、決して少なくありません。

プロファイロやプロファイロ ストラクチュラは、これまでの美容医療の常識を変える可能性を秘めた治療法です。従来のヒアルロン酸のように、シワの溝やへこみを単に「埋める」対症療法とは根本的に発想が異なります。

この治療は、ご自身の肌細胞に働きかけ、肌の土台そのものを再構築(リモデリング)する「再生医療」に近いアプローチです。加齢による変化の根本原因に働きかけ、未来の肌まで見据えた、新しいエイジングケアの扉を開きます。

再生医療分野におけるハイブリッド協同複合体(HCC)の役割

プロファイロシリーズの効果の源泉は、「ハイブリッド協同複合体(HCC)」という特殊なヒアルロン酸にあります。これは、性質が違う2種類のヒアルロン酸を、化学的な接着剤(架橋剤)を使わずに結合させた、特許技術の結晶です。

このHCCは、美容医療の領域にとどまらず、再生医療の分野でもその可能性が注目されています。ある論文では、HCCが顔や体の若返りだけでなく、傷が治る過程(創傷治癒)や、様々な皮膚疾患の治療にも応用できる可能性が示唆されています。

ヒアルロン酸はもともと、組織の再生を促すだけでなく、炎症を抑えたり、体の防御システム(免疫)を調整したりする多様な働きを持つことが知られています。HCCは、これらの能力を最大限に引き出すことができるのです。

  • 細胞への働きかけ  コラーゲンやエラスチンを生み出す細胞を活性化させます。
  • 組織再生のサポート  肌組織が生まれ変わるプロセスそのものを後押しします。
  • 高い安全性  化学架橋剤を含まないため、アレルギーなどのリスクが極めて低いです。

この高い生体適合性(体へのなじみやすさ)は、再生医療への応用を考える上で、非常に重要な要素となっています。

根本的若返りを実現する他の施術との最適なコンビネーション治療

プロファイロ ストラクチュラは、単独の治療でもご満足いただける結果が期待できます。しかし、他の治療法と組み合わせることで、お一人おひとりのお悩みに合わせた、より理想的な若返りを目指すことが可能です。

大切なのは、顔のどの「層」に、どの治療が働きかけるのかを正しく理解し、効果的に組み合わせることです。

悩み・目的おすすめの組み合わせ治療期待できる相乗効果
全体的なたるみが強いHIFU(ハイフ)

プロファイロ ストラクチュラ
HIFUで土台の筋膜を引き締め、ストラクチュラでその上の脂肪と皮膚を再構築。より強力なリフトアップが期待できます。
肌の質感もたるみも気になる従来のプロファイロ

プロファイロ ストラクチュラ
プロファイロで皮膚の浅い層に潤いとハリを与え、ストラクチュラで深い脂肪層を支え、肌質から構造までトータルに改善します。
フェイスラインを整えたいスレッドリフト

プロファイロ ストラクチュラ
糸で物理的に引き上げたラインを、ストラクチュラが脂肪組織を再構築してなじませ、効果の持続性を高めます。
表情じわとハリ不足ボトックス注射

プロファイロシリーズ
ボトックスで表情じわの原因筋を緩め、プロファイロで肌自体のハリを向上。滑らかで若々しい印象に導きます。

このように複数の治療を計画的に組み合わせることで、シワやたるみといった表面的な問題だけでなく、お顔の構造からアプローチする、立体的で根本的な若返りを実現できるのです。

長期的なエイジングケア戦略におけるストラクチュラの最適な位置づけ

プロファイロ ストラクチュラは、今あるお悩みを解決するだけでなく、5年後、10年後を見据えた「未来の自分への投資」とも言える治療です。その理由は、効果が一時的なボリュームアップで終わらない点にあります。

注入されたHCCは、肌の奥で線維芽細胞や脂肪細胞を継続的に活性化させます。これにより、コラーゲンやエラスチンが作られやすい、若々しい肌環境が育まれていくのです。

▼長期的なエイジングケアにおけるメリット

  • たるみの予防  肌の土台である脂肪層と真皮層を強化し、将来のたるみの進行を緩やかにします。
  • 肌質の維持・向上  定期的な治療で、ハリと弾力のある肌状態を維持しやすくなります。
  • 自然な変化  急な変化ではなく、肌が内側から生まれ変わるため、周囲に気づかれにくい自然な若返りが可能です。

最初の2回は1〜2ヶ月間隔で、その後は半年から1年に1回のメンテナンス治療が推奨されます。計画的に治療を続けることで、加齢による変化のスピードを穏やかにコントロールし、若々しい印象を長く保つことが期待できます。

論文から考察する今後の技術的進化と展望

プロファイロ ストラクチュラの登場は、美容医療におけるヒアルロン酸治療の新たな時代を告げるものです。ある専門家の論文では「影響を受けた脂肪区画の脂肪組織を統合し回復できる、現在で最初で唯一のヒアルロン酸ベースの注入治療」と結論づけられています。

この革新的な技術の根底には、極めて高い安全性があります。顔用のプロファイロを用いた市販後調査では、**約109万人のデータの中で有害事象の発生率はわずか0.034%**と、非常に低いことが示されました。

この確立された安全性が、さらなる技術的進化の土台となっています。今後は、このNAHYCO®技術を応用し、さらに特定の悩みに特化した製品が開発されるかもしれません。

例えば、皮膚が薄くデリケートな目周り専用の製剤や、加齢で萎縮する骨をサポートするような製剤の登場も期待されます。安全性と再生能力を両立したハイブリッドヒアルロン酸は、アンチエイジング治療の可能性を、今後ますます広げていくことでしょう。


プロファイロ ストラクチュラに関するQ&A

Q. 施術の際に痛みはありますか? A. 極細の針を使い、注入箇所も限定的なため、痛みは最小限に抑えられています。ご不安な方には麻酔クリームもご用意しておりますので、カウンセリング時にお気軽にご相談ください。

Q. 従来のプロファイロとストラクチュラ、どちらを選べばいいですか? A. お悩みによって適応が異なります。

  • 従来のプロファイロがおすすめの方  肌全体の小じわ、ハリ・ツヤ感の低下、乾燥など、肌表面の質感を改善したい方。
  • プロファイロ ストラクチュラがおすすめの方  頬のこけ、フェイスラインのもたつきなど、加齢による脂肪の減少や下垂(たるみ)が気になる方。

どちらがご自身に適しているか、また両方を組み合わせるべきかは、専門の医師が診察の上で最適なプランをご提案します。

加齢によるお顔の変化は、お一人おひとり異なります。当院では、専門医が肌の状態だけでなく、骨格や脂肪のつき方までを総合的に診断いたします。まずはお気軽にカウンセリングへお越しください。

まとめ

今回は、プロファイロ ストラクチュラと従来のプロファイロの違いについて、その科学的背景から詳しく解説しました。

大きな違いは、アプローチする肌の「深さ」です。従来のプロファイロが皮膚の浅い層に働きかけ、肌全体のハリやツヤといった「肌質」の改善を得意とするのに対し、新しいストラクチュラは、加齢で失われやすい「脂肪組織」の再生を促し、たるみや頬のこけといったお顔の「構造」から再構築することを目指します。

どちらも化学架橋剤を使わない特許技術で安全性が高く、ご自身の肌細胞の力を引き出す「再生医療」に近い発想の治療です。不自然に膨らませるのではなく、肌の土台から若々しさを育てるため、自然な仕上がりが期待できます。

ご自身の悩みが肌質に関するものか、構造的な変化によるものか、まずは専門の医師に相談し、最適な治療法を見つけることが大切です。お気軽にご相談ください。

参考文献

  1. In Vitro Evaluation of Hybrid Cooperative Complexes of Hyaluronic Acid as a Potential New Ophthalmic Treatment.
  2. In vitro analysis of the effects on wound healing of high- and low-molecular weight chains of hyaluronan and their hybrid H-HA/L-HA complexes.
  3. In Vitro Evaluation of Novel Hybrid Cooperative Complexes in a Wound Healing Model: A Step Toward Improved Bioreparation.
  4. Intradermal Injection of Hybrid Complexes of High- and Low-Molecular-Weight Hyaluronan: Where Do We Stand and Where Are We Headed in Regenerative Medicine?
  5. Hybrid high and low molecular weight chains of hyaluronan for clitoral injection is an effective modality treatment for increasing female sexual satisfaction: an interventional, randomized-controlled parallel study.
  6. Safety Assessment of High- and Low-Molecular-Weight Hyaluronans (Profhilo®) as Derived from Worldwide Postmarketing Data.
  7. Hyaluronic Acid Hybrid Cooperative Complexes Nearing 10 Years of Use: Update on Safety Assessment Based on Post-Marketing Surveillance Data.
  8. Profhilo® Structura, Current Status and Future Perspectives: A Practical Review.
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