名古屋市「新瑞橋」美容外科・美容皮膚科・形成外科・一般皮膚科

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30代からのナチュラル中顔面短縮メイク完全ガイド

30代を迎え、「以前より顔が長くなった」「疲れて見える」と感じていませんか?そのお悩みの原因は、目の下から上唇までの「中顔面」が、知らず知らずのうちに間延びして見えていることにあるのかもしれません。

実は、その変化は単なる印象だけでなく、加齢による皮膚の「たるみ」や土台となる「骨の萎縮」といった内部構造の変化が深く関係しています。良かれと思って続けているハイライトやチークの入れ方が、かえって顔の長さを強調し、老けた印象を与えているとしたら…。

ご安心ください。この記事では、形成外科専門医が顔の構造に基づき、その原因と対策を徹底解説します。アイメイクの重心やチークを入れる数ミリの違いで、驚くほど若々しい印象は作れます。あなたの魅力を最大限に引き出す、ナチュラルな中顔面短縮メイクの全てをご紹介します。

(本記事は形成外科専門医・美容外科専門医(JSAPS)Re:Birth Clinic NAGOYA院長が監修しています。)

なぜ?30代から中顔面が長く見える原因とメイクの効果

30代を迎え、「以前より顔が長くなった気がする」「疲れているように見られることが増えた」と感じていませんか。

そのお悩みの原因は、もしかしたら「中顔面」が長く見えていることにあるのかもしれません。

中顔面とは、解剖学的に目の下から上唇までの範囲を指します。 この部分が間延びして見えると、顔全体のバランスが崩れ、老けた印象や不機嫌な印象を与えやすくなります。

しかし、ご安心ください。 毎日のメイクを少し工夫するだけで、このお悩みは効果的にカバーできます。

この記事では、医師の視点から、30代からの中顔面が長く見える原因を構造的に解説し、ナチュラルな短縮メイクの基本を丁寧にご紹介します。

30代から目立ち始める中顔面の間延び感、その3つの原因とは

30代から中顔面が長く見え始めるのには、見た目の印象だけでなく、顔の内部構造の変化が深く関わっています。 効果的な対策のためにも、まずはその原因を正しく理解しましょう。

  1. 皮膚と軟部組織の「下垂(たるみ)」  年齢を重ねると、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンが減少します。  さらに、皮膚や脂肪といった顔の軟部組織を骨に固定している靭帯(リガメント)が緩むことで、頬の位置が重力に引かれて徐々に下がってきます。  顔の老化プロセスに関する研究でも、頬の脂肪組織が下垂し、結果的に目の下から口もとまでの物理的な距離が長くなることが指摘されています。

  2. 骨格の「萎縮」とボリュームロス  加齢による変化は、皮膚だけでなく土台となる骨格にも及びます。  特に頬骨周辺の骨は年齢とともに少しずつ萎縮し、ボリュームが失われていきます。  頬骨の土台が小さくなると、その上の脂肪や皮膚を支えきれなくなり、顔全体の立体感が失われます。  この「ボリュームロス」が、のっぺりとした平坦な印象を生み、中顔面をさらに長く見せる一因となるのです。

  3. 表情筋の「衰え」とバランスの乱れ  長時間のデスクワークやマスク生活で無表情の時間が続くと、顔の筋肉(表情筋)が運動不足に陥り、衰えやすくなります。  また、無意識の食いしばりや噛み癖は、エラの筋肉(咬筋)を過剰に緊張させ、頬全体を斜め下に引っ張る力となります。  これらの筋肉のアンバランスが顔の重心を下げ、中顔面の間延び感を助長してしまうのです。

中顔面短縮メイクで叶う若々しい印象と5つのメリット

中顔面短縮メイクは、顔のパーツ配置や光と影を視覚的に調整し、若々しく魅力的な印象を演出するテクニックです。 美容医療のような物理的な変化ではなく、日々のメイクで以下のような変化が期待できます。

メリット具体的な効果
1. 若々しく快活な印象に頬の位置が高く見え、顔全体がリフトアップしたような印象になります。いきいきとした健康的な見た目を演出できます。
2. 自然な小顔効果顔の縦方向の余白がメイクで埋まることで、顔全体が引き締まって見えます。シェーディングなどを活用すれば、より自然な立体感が生まれます。
3. 親しみやすい雰囲気に視覚的な重心が下がることで、幼顔のバランスに近づき、穏やかで優しい印象を与えます。かわいらしく親しみやすい雰囲気にもなります。
4. 手軽に始められる美容医療を検討する前に、まずはお手持ちのコスメですぐに試せます。コストを抑えながら、ご自身の理想のイメージを探求できます。
5. 自信が生まれ前向きにコンプレックスに感じていた部分が解消されることで、自分に自信が持てるようになります。メイクが楽しくなり、毎日を明るい気持ちで過ごせます。

このように、中顔面短縮メイクは見た目の印象を変えるだけでなく、内面にも良い影響を与えてくれる可能性があります。

やってはいけない!逆に中顔面を長く見せるNGメイク事例

良かれと思って実践しているメイクが、実は中顔面をさらに長く見せているかもしれません。 以下のチェックリストで、ご自身の普段のメイクを一度見直してみましょう。

【中顔面が長く見えるNGメイク・チェックリスト】

  • ハイライトの入れ方
    • 鼻筋の付け根から鼻先まで、一本の長い直線でハイライトを入れている。
    • Cゾーンや頬骨の高い位置に広範囲に光を集めている。
      理由: 縦に伸びる光のラインは、見る人の視線を上下に誘導するため、顔の長さをかえって強調してしまいます。
  • シェーディングの入れ方
    • 頬骨の下に沿って、こめかみから斜め下の角度でシャープに入れている。
      理由: 頬がこけたように見え、疲れた印象を与えます。顔の重心が下がるどころか、かえって縦のラインを際立たせてしまいます。
  • アイメイク
    • アイシャドウやアイラインを上まぶた中心に施し、下まぶたはほとんど何もしていない。
      理由: 顔の重心が上に集まり、目の下から口までの余白(中顔面)がより目立ってしまいます。
  • 眉メイク
    • 眉山を高く設定し、角度をつけたシャープなアーチ眉にしている。
      理由: 眉の位置が高いと、額は狭く見えますが、その分、眉から下のパーツが間延びした印象になります。
  • チークの入れ方
    • にこっと笑った時に一番高くなる頬骨の位置から、こめかみに向かって斜めに入れている。
      理由: 高い位置のチークは顔全体の重心を上げてしまい、中顔面の長さをカバーする効果は期待できません。

一つでも当てはまった方は、次のポイントをぜひ参考にしてみてください。

ナチュラルに見せるためのメイク前の重要ポイント

中顔面短縮メイクを成功させる鍵は、パーツを個別に盛ることではなく、顔全体のバランスを整える意識を持つことです。 メイクを始める前に、以下の4つのポイントを心に留めておきましょう。

  1. 顔の「重心」を意識する  最も大切なのは、顔全体の重心を「やや下・中央」に寄せるイメージを持つことです。  アイメイクは下まぶたを主役に、チークはやや低めに、リップは上唇を少しふっくらさせるなど、各パーツで視線を下に集める工夫を凝らします。

  2. 「縦の余白」を埋める  中顔面短縮メイクでは、パーツ間の余白を効果的に埋めていくことが基本です。  チークを横に広めに入れる、涙袋をふっくら見せるなど、肌色の面積を減らすことで、視覚的にパーツ間の距離を縮めることができます。

  3. 常に「顔全体のバランス」を見る  一つのパーツのメイクに集中しすぎると、仕上がりが不自然になりがちです。  アイメイクが終わったら一度、チークを塗ったらもう一度、鏡を少し離して顔全体を客観的に見て、バランスが取れているかを確認する習慣をつけましょう。

  4. メイク前の「保湿」で土台を整える  ハリと潤いのある肌は、光を均一に反射して自然な立体感を生み出します。  逆に乾燥した肌はしぼんで見え、小じわによる影ができて間延びした印象を強めることもあります。  メイク前には化粧水やクリームでしっかり保湿し、ふっくらとした肌の土台を作ることが、ナチュラルな仕上がりのための重要なステップです。


Q&A:メイクでカバーしきれない場合はどうすれば良いですか?

A. セルフケアとしてのメイクは非常に有効ですが、加齢による軟部組織の下垂や骨格の変化といった根本的な原因が強い場合、メイクだけでは限界を感じることもあるかもしれません。

そのような場合は、美容医療を選択肢の一つとして検討するのも良いでしょう。 例えば、頬の位置を引き上げる「糸リフト(スレッドリフト)」や、失われたボリュームを補う「ヒアルロン酸注入」などは、中顔面の長さを物理的に短く見せる効果が期待できる治療法です。

近年の研究では、PDOという吸収性の糸を用いたリフトアップ治療が、安全かつ効果的に中顔面を若返らせることが示されています。 糸リフトは、たるんだ組織を物理的に引き上げるだけでなく、糸が吸収される過程でコラーゲン産生を促し、肌のハリを改善する効果も期待できます。

どのような治療がご自身に適しているかは、肌の状態や骨格によって異なります。 まずは専門の医師によるカウンセリングを受け、ご自身の状態を正確に把握することが大切です。 当院では、お一人おひとりのお悩みに合わせた治療法をご提案しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

(本記事は形成外科専門医・美容外科専門医(JSAPS)Re:Birth Clinic NAGOYA院長が監修しています。)

【パーツ別】3分で変わる!基本の中顔面短縮メイク完全手順

30代以降、加齢による肌のハリや骨格の変化は誰にでも起こります。 しかし、毎日のメイク手順を少し見直すだけで、その印象は大きく変えられます。

ここでは、医師の視点から顔の構造に基づき、各パーツメイクの効果を解説します。 アイメイク、チーク、リップ、眉の4点に絞り、忙しい毎日でも実践できる、自然な中顔面短縮メイクの基本をご紹介します。

涙袋と下まぶた強調で重心を下げるアイメイクテクニック

中顔面を短く見せるアイメイクの最も重要な鍵は「顔の重心を視覚的に下げる」ことです。 上まぶたよりも下まぶたを主役にすることで、目から頬までの距離が短く見えます。 これにより、顔の縦方向の印象が和らぎ、若々しく優しい雰囲気になります。

【下まぶた重心メイクの3ステップ】

  1. 下まぶたに血色感と立体感を加える

    • アイシャドウ  上まぶたには肌なじみの良いベージュ系を薄く広げます。  次に、同じ色を下まぶたの涙袋にやや広めにのせましょう。  さらに、オレンジやピンクベージュといった血色感のある色を、黒目の下に重ねることで、視線が自然と顔の下半分に集まります。
    • 涙袋の陰影  にこっと笑った時にできる涙袋の下に、薄いブラウンのアイブロウパウダーなどで影を入れます。  線で描くとクマに見えやすいため、点で置いてから綿棒などで優しくぼかすのがコツです。  最後に、涙袋の中央に微細なラメをのせると、光が集まり、ふっくらとした自然な立体感が生まれます。
  2. アイラインは「下げ気味」に描く  アイラインは、目尻をやや下向きに、数ミリ程度はみ出して描きます。  こうすることで目のフレーム自体が下がって見え、中顔面の余白を埋める効果が期待できます。

  3. マスカラは「下まつ毛」を主役にする  上まつ毛は軽く一度塗りで仕上げ、その分、下まつ毛にマスカラを丁寧に塗りましょう。  下方向へのまつ毛の存在感を加えることで、より顔の重心が下がって見えます。

チークとシェーディングで作る自然な立体感と余白カバー術

年齢とともに頬の脂肪が下垂したり、骨が萎縮したりすると、頬が平坦に見えがちです。 チークとシェーディング、ハイライトを効果的に使うことで、自然な立体感を取り戻し、余白をカバーできます。 ポイントは「横方向への広がり」と「光と影による立体感」を意識することです。

メイクポイント避けるべき入れ方
チーク小鼻の横から真横に向かい、横長の楕円形にふんわり入れます。下がった頬の位置を高く見せ、余白を埋めるイメージです。頬骨に沿って斜め上に入れると、顔の縦のラインが強調され、かえって老けた印象になる可能性があるため注意が必要です。
シェーディング鼻の下下唇の下にブラシで薄く影を入れます。顔の中心に影を作ることで、パーツが中央に寄って引き締まって見えます。フェイスラインを濃く囲むように入れると、不自然に見えやすいです。特にエラの部分は、たるみを強調してしまうことがあります。
ハイライト鼻根(目と目の間)、鼻先あごの先端にポイントでのせます。光を点で集めることで、自然で洗練された立体感を演出します。鼻筋に沿って縦に一本線のように入れると、鼻の長さが強調され、中顔面を長く見せる原因となるため避けましょう。

美容医療では、ヒアルロン酸などの注入剤で物理的に中顔面のボリュームを補い、若々しい印象を目指す治療があります。 メイクは、こうした治療と同様の「ボリュームアップ効果」を、光と影を利用して視覚的に再現する、手軽で安全な方法と言えます。

オーバーリップとハイライトで人中を短く見せるリップメイク

鼻と上唇の間にある溝「人中(じんちゅう)」は、短いほど若々しく引き締まった印象を与えます。 この人中は、リップメイクの工夫次第で、効果的に短く見せることが可能です。

【人中短縮リップメイクの3ステップ】

  1. 上唇を1mmオーバーに描く  リップペンシルでくっきり描くのではなく、リップスティックやチップを使いましょう。  実際の上唇の輪郭より1mmほどはみ出すように塗ります。  特に、上唇のM字の山(キューピッドボウ)をなだらかに描くと、唇と鼻の距離がぐっと縮まって見えます。

  2. 指で輪郭を丁寧にぼかす  輪郭がはっきりと残っていると、不自然に見えてしまいます。  リップを塗った後、指でポンポンと軽くたたき込むようにして輪郭をぼかし、肌との境界をなじませることが大切です。

  3. 上唇の山のキワに光を足す  ごく少量のハイライトを指先にとり、上唇の山のキワに沿って軽くのせます。  光の効果で上唇が立体的にぷっくりと見え、視覚的に人中が短縮されます。  つけすぎると不自然な光沢になるため、ごく少量にするのが成功のコツです。

眉山と眉下のラインが鍵!顔全体のバランスを整える眉メイク

眉の形や位置は、中顔面の印象に大きく影響する、見落としがちなポイントです。 眉と目の距離を近づけることで、顔の上半分の面積が引き締まって見えます。 これにより、中顔面の間延び感を解消する効果が期待できます。

【眉と目の距離を縮める眉メイクのポイント】

  • 眉下に「影」を足して眉位置を下げる  アイブロウパウダーを使い、眉毛が生えている部分の「すぐ下の皮膚」に影を足すようにふんわりとのせます。  眉そのものを太く描くのではなく、あくまで陰影をつけることで、眉の位置が下がって見え、目との距離が自然に縮まります。

  • 眉山は「なだらか」にして縦のラインを緩和する  角度をつけたシャープな眉山は、視線を上に誘導し、顔の縦のラインを強調する傾向があります。  眉山は高く設定せず、なだらかなアーチを描くように意識すると、優しい印象になり、顔の長さも目立ちにくくなります。

  • 眉マスカラで「存在感を和らげる」  黒々とした主張の強い眉は、顔のパーツを縦に分断して見せます。  その結果、肌色の余白である中顔面を強調する原因にもなります。  少し明るめの眉マスカラで眉毛の色を調整し、軽やかな印象に仕上げましょう。


Q&A:メイクを工夫しても、頬のたるみが気になります。他に方法はありますか?

A. メイクは手軽に印象を変えられる非常に有効な方法です。 しかし、加齢による皮膚や脂肪の下垂、骨格の萎縮といった構造的な変化が大きい場合、メイクだけでは限界を感じることもあるでしょう。

そのような場合は、美容医療を選択肢の一つとして検討するのも良いでしょう。 近年では、若々しい印象を求める男性の受診も著しく増加しています。

例えば、ヒアルロン酸やポリ-L-乳酸(PLLA)といった注入剤(フィラー)で中顔面にボリュームを補う治療は、満足度の高い治療法として知られています。 これらの治療は、失われたボリュームを物理的に補うことで、頬の位置を高く見せ、若々しい印象を取り戻す効果が期待できます。

ただし、どのような治療にもメリットとデメリットが存在します。 海外の研究報告では、まれに注入後に結節(しこり)が形成される可能性も指摘されています。

ご自身の状態にどの治療が最適かを知るためには、まず専門の医師に相談し、顔の状態を正確に診断してもらうことが最も重要です。 当院では、お一人おひとりの顔立ちのバランスを丁寧に診察し、最適な治療法をご提案しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

【応用編】あなたの顔立ちと悩みに合わせたパーソナルメイク術

基本の中顔面短縮メイクをマスターしたら、次はご自身の個性を活かす応用編です。 年齢とともにお顔の印象が変化するように、メイクもその都度アップデートすることが大切になります。

ここでは、お一人おひとりの顔型やお悩みに合わせた、よりパーソナルなメイク術をご紹介します。 ご自身の顔立ちの特徴を解剖学的な視点から理解し、少し工夫を加えるだけで、メイクはもっと楽しく、そして効果的になります。 コンプレックスを魅力に変えるテクニックで、自信に満ちたあなたらしい美しさを引き出しましょう。

顔型別(面長・丸顔・ベース顔)に合わせた調整ポイント

中顔面が長く見える原因は、お一人おひとりの骨格や脂肪のつき方によって少しずつ異なります。 ご自身の輪郭の特徴に合わせてメイクを調整することで、より自然にバランスの整った印象に見せることが可能です。

顔型特徴と悩みメイクの調整ポイント
面長・顔の縦の長さが骨格的に目立ちやすい
・頬に脂肪がつきにくく、落ち着いた印象に見えがち
横幅を意識して縦の印象を緩和
・チーク:小鼻の横から真横に広げ、視覚的な横幅をプラス。頬の余白を埋め、縦のラインを分断します。
・眉:角度をつけない平行眉気味に。眉尻を少し長めに描くことで、顔の上部の横幅を広げます。
・アイライン:目尻から少し長めに、やや下げ気味に引き、目の重心と横幅を強調します。
丸顔・頬がふっくらして脂肪がつきやすい
・骨格の凹凸が少なく、平面的に見えがち
縦のラインを意識してすっきり見せる
・チーク:頬骨の高い位置からこめかみに向かって斜め上へ。顔の重心を引き上げ、シャープな印象を演出します。
・ハイライト:鼻筋やあご先など、顔の中心に縦方向に入れ、光を集めて自然な立体感を出します。
・シェーディング:フェイスラインの両サイドに軽く入れ、輪郭を引き締めます。
ベース顔・エラ(下顎角)の骨格がしっかりしている
・重心が下がりやすく、顔が大きく見えやすい
顔の中心に視線を集め、輪郭を補正
・チーク:頬の高い位置に、ふんわりと丸く入れ、視線を上に集めます。優しい印象もプラスされます。
・シェーディング:気になるエラの部分にしっかり影を入れ、骨格の印象を和らげます。
・リップ:少しオーバーリップ気味に描き、上唇をふっくら見せることで、あご周りから視線を上に誘導します。

このように、チークやシェーディングを入れる位置や形を数ミリ変えるだけで、お顔の印象は大きく変わります。 ご自身の顔型を鏡で客観的にチェックしながら、最適なバランスを見つけてみてください。

30代の肌に合うおすすめコスメ(プチプラ・デパコス)の選び方

30代になると、肌のハリを支えるコラーゲンやエラスチンの産生が緩やかになり、お肌の状態も少しずつ変化します。 乾燥による小じわや、ターンオーバーの乱れによるくすみが気になり始める方も少なくありません。 そのため、以前と同じコスメではなく、今の肌状態に合ったものを選ぶことが、メイクの仕上がりを左右する重要な鍵となります。

【30代のコスメ選び チェックリスト】

  • ベースメイクは「ツヤ感」と「保湿力」を重視  マットな質感のファンデーションは、乾燥した肌では小じわに入り込み、かえって目立たせてしまうことがあります。  ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたリキッドタイプやクッションファンデを選び、みずみずしいツヤ肌を目指しましょう。  光を味方につけることで、肌の凹凸を自然にカバーできます。

  • チークやハイライトは「練り(クリーム)タイプ」を  パウダータイプよりも、クリームやリキッドタイプのほうが肌への密着度が高く、乾燥しにくいという利点があります。  内側からにじみ出るような自然な血色感とツヤを演出し、若々しい印象を与えます。

  • アイシャドウは「繊細なパール感」のものを  粒子が大きいラメは、年齢とともに薄くなるまぶたの皮膚の上では、小じわを悪目立ちさせてしまう可能性があります。  上品で繊細なパールやサテンのような質感のものを選ぶと、目元に自然な明るさと立体感が生まれます。

  • カラーは「肌なじみの良さ」で選ぶ  顔色を明るく見せてくれる、コーラルピンクやベージュオレンジといった血色感カラーがおすすめです。  くすみが気になる方は、メイク前にパープルやピンク系のコントロールカラーで肌色を補正しておくと、より美しく仕上がります。

メイクだけじゃない!髪型と表情筋トレーニングで相乗効果を狙う方法

中顔面の印象は、メイクだけで決まるわけではありません。 髪型による視覚効果や、顔の筋肉の状態も大きく影響します。 外側からのアプローチと、内側からのケアを組み合わせることで、より高い効果が期待できます。

  • 髪型で輪郭をコントロールする

    • 前髪を作る  おでこが隠れることで顔の見える面積が物理的に狭まり、中顔面の長さが目立ちにくくなります。  特に、透け感のあるシースルーバングは、重たい印象にならずおすすめです。
    • 顔周りに動きを出す  サイドの髪にレイヤーを入れたり、後れ毛を作ったりすると、フェイスラインを自然にカバーできます。  全体のシルエットが「ひし形」になるように意識すると、黄金比に近づきバランスが整いやすくなります。
  • 表情筋トレーニングで内側からアプローチする  加齢とともに頬の脂肪(メーラーファット)を支える靭帯が緩み、頬の位置が下がることが、中顔面を長く見せる一因です。  日々の簡単なトレーニングで、お顔の筋肉を意識的に動かし、すっきりとした印象を目指しましょう。

    1. 口角挙筋トレーニング  口を閉じたまま、左右の口角をゆっくりと限界まで引き上げ、5秒キープします。これを数回繰り返します。
    2. 頬筋トレーニング  口を「お」の形にして、頬の筋肉を上に引き上げるように意識しながら、笑顔を作ります。

マスクでも崩れない!メイクを長時間キープするプロの技

せっかく時間をかけて仕上げた中顔面短縮メイクも、汗や皮脂、マスクの蒸れですぐに崩れてしまっては台無しです。 メイクの持ちを格段にアップさせる、プロのテクニックをご紹介します。

  1. メイク前の「保湿」を徹底する  肌が乾燥していると、それを補おうと皮脂が過剰に分泌され、メイク崩れの原因になります。  化粧水で十分に水分を与え、乳液やクリームでしっかり蓋をして、肌のバリア機能を整えましょう。

  2. 「崩れ防止下地」を仕込む  皮脂吸着効果のある下地や、肌の凹凸をなめらかにするシリコン系のプライマーを使いましょう。  ファンデーションが均一に密着しやすい、なめらかな土台を作ることが重要です。

  3. ファンデーションは「薄く、叩き込む」  厚塗りは崩れのもとです。  少量を顔の中心から外側に向かって薄く伸ばし、水で濡らして固く絞ったスポンジで優しく叩き込み、肌に密着させます。

  4. 「フェイスパウダー」で固定する  大きめのブラシにパウダーを取り、余分な粉を手の甲で払ってから、顔全体にふんわりと乗せます。  皮脂の出やすいTゾーンや小鼻周りは、パフで軽く押さえるようにつけると、より崩れにくくなります。

  5. 「メイクキープミスト」を吹きかける  メイクの最後に、顔全体にフィックスミストを吹きかけます。  メイクの層を肌にしっかり固定し、マスクへの付着も防ぐ効果が期待できます。


Q&A:メイクやセルフケアでは限界を感じます。根本的な治療法はありますか?

A. はい、美容医療には様々なアプローチがあります。 メイクによる工夫は手軽で効果的ですが、加齢による骨格の萎縮や軟部組織の下垂といった根本的な原因に対しては、限界を感じることもあるかもしれません。

そのような場合、美容医療を選択肢に入れるのも一つの方法です。 近年では、若々しい印象を求める男性の受診も著しく増加しており、性別を問わず関心が高まっています。

例えば、ヒアルロン酸やポリ-L-乳酸(PLLA)といった注入治療(フィラー)は、加齢で失われた中顔面のボリュームを補い、ふっくらと若々しい印象を取り戻すことが可能です。 特にPLLAなどの非ヒアルロン酸フィラーは、効果が徐々に現れるため自然な変化を求める方に適しており、患者さんの満足度も時間とともに向上する傾向があることが報告されています。

また、たるみが気になる方には、吸収性の糸を用いる「PDOスレッド(糸リフト)」も有効な選択肢です。 たるんだ組織を物理的に引き上げるだけでなく、糸が吸収される過程でコラーゲン産生を促し、肌自体のハリを改善する効果も期待できます。

ただし、どのような治療にもメリットとデメリットが存在します。 注入治療では、まれに結節(しこり)が形成される可能性も指摘されています。 ご自身にどの治療が最適かを知るためには、まず専門の医師に相談し、顔の状態を正確に診断してもらうことが最も重要です。

当院では、形成外科専門医・美容外科専門医が、お一人おひとりの顔立ちのバランスを丁寧に診察し、最適な治療法をご提案しております。 ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

今回は、30代から気になる中顔面の長さをカバーする、ナチュラルなメイク術を原因から詳しくご紹介しました。

加齢によるお顔の変化は誰にでも起こる自然なことですが、毎日のメイクを少し工夫するだけで、その印象は大きく変えることができます。 下まぶたに重心を置くアイメイク、横に広げるチーク、ふっくらとした上唇など、大切なのは「顔の重心を下げて余白を埋める」という意識です。

難しく考えすぎず、この記事でご紹介したテクニックの中から、まずは明日、一つでも取り入れてみませんか? いつものメイクが、あなたらしい魅力をさらに引き出し、毎日をもっと楽しむきっかけになれば嬉しいです。

参考文献

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