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二重埋没法の糸は何が違う?ナイロン・ポリプロピレン・アスフレックス(PVDF)の特徴と耐久性を形成外科専門医が解説

二重埋没法を検討するとき、多くの方が気にするのは「何点留めなのか」「どのくらい腫れるのか」「二重は何年持つのか」といった点ではないでしょうか。

しかし、もう一つ知っておきたいのが、まぶたの中に埋め込む糸の素材です。

二重埋没法では、医療用の細い縫合糸を使用して、まぶたに二重の折り込みを形成します。この糸は基本的に抜糸しない限り、長期間まぶたの中に残ります。

そのため、糸の強度、柔軟性、経年変化、組織との相性などは、手術を考えるうえで重要な要素です。

近年は、従来から使用されてきたナイロンやポリプロピレンに加えて、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)を素材とする「アスフレックス(ASFLEX)」も注目されています。

では、どの糸が最も優れているのでしょうか。

実は、この問題は単純ではありません。

糸が丈夫であることと、二重が長持ちすることは必ずしも同じではないからです。

今回は、二重埋没法に使われる代表的な縫合糸の特徴を、材料工学、形成外科、眼瞼の解剖学、臨床研究の観点から詳しく解説します。

1. 二重埋没法に使用される糸にはどんな種類がある?

現在の二重埋没法で使用される代表的な素材は、以下の3種類です。

  • ナイロン(Polyamide)
  • ポリプロピレン(Polypropylene)
  • PVDF(Polyvinylidene fluoride/ポリフッ化ビニリデン)

これらは一般に「非吸収性縫合糸」に分類されます。

非吸収性とは、吸収糸のように一定期間で分解・吸収されることを前提としていないという意味です。

ただし、非吸収性だからといって、何十年経過しても物理的性質がまったく変化しないわけではありません。

また、二重埋没法では、通常、1本の繊維からなる「モノフィラメント糸」が用いられます。

モノフィラメントは、複数の細い繊維を編んだマルチフィラメント糸と比較して表面が滑らかで、組織内での摩擦や細菌の付着・保持に関する特性が異なります。

二重埋没法に使用される3種類の糸を徹底比較

比較項目ナイロンポリプロピレンPVDF(アスフレックス)
化学構造ポリアミド系ポリオレフィン系フッ素系高分子
加水分解への耐性△ アミド結合が加水分解を受ける◎ 加水分解を受けにくい◎ 加水分解を受けにくい
長期間の強度保持△ 経年的に強度低下する可能性○ 比較的良好。ただし酸化劣化の報告あり◎ 長期耐久性に優れる実験報告あり
酸化への耐性○ 条件によって変化△ 長期留置後の表面亀裂などの報告あり◎ 高い化学的安定性
伸びやすさ・変形吸水や経年変化の影響を受ける持続荷重によるクリープが問題になり得るポリプロピレンより良好なクリープ特性を示した実験あり
結節保持力比較的扱いやすいが、糸径・結紮条件に依存表面が滑らかで結節の滑脱に注意結節強度でポリプロピレンより良好な実験報告あり
吸水性あり極めて低い極めて低い
組織反応一般に軽度一般に軽度一般に軽度
長期留置時の表面変化加水分解による材料変化が問題表面亀裂・劣化の報告あり比較試験で表面変化が少なかったとの報告
二重埋没法での実績◎ 長年の使用実績○ 外科領域での使用実績が豊富○ 外科領域で使用され、埋没法にも採用される
素材としての主な長所使用実績、操作性低吸水性、加水分解耐性化学的安定性、長期強度保持
素材としての主な短所長期的な加水分解酸化劣化、クリープ、結節滑脱埋没法での素材別長期比較研究が乏しい

◎・○・△は物性に関する文献をもとにした定性的な整理であり、二重埋没法の臨床成績を点数化したものではありません。結節強度やクリープの比較は、主に他領域の縫合糸試験に基づきます。

特に注目したいのは「9年後の強度保持率」

PVDFとポリプロピレンを比較した長期材料試験では、9年後の引張強度保持率について以下の結果が報告されています。

9年後の引張強度保持率(実験条件下)
PVDF 92.5%
ポリプロピレン 53.4%
出典:Polyvinylidene fluoride monofilament sutures: can they be used safely for long-term anastomoses in the thoracic aorta? PMID: 8579533。二重埋没法の持続率ではありません。

この結果から、少なくとも研究で用いられた条件下では、PVDFの長期強度保持がポリプロピレンを上回ったと考えられます。

ただし、この1研究だけで、あらゆる製品・糸径においてPVDFが優れているとまでは断定できません。

関連する主要文献

  1. Tomihata K, et al. The pH dependence of monofilament sutures on hydrolytic degradation. J Biomed Mater Res. 2001. PubMed
  2. Polyvinylidene fluoride monofilament sutures: can they be used safely for long-term anastomoses in the thoracic aorta? PubMed
  3. Comparison of the in vivo behavior of polyvinylidene fluoride and polypropylene sutures used in vascular surgery. PubMed
  4. Comparison of mechanical properties of polyvinylidene fluoride and polypropylene monofilament sutures used for flexor tendon repair. PubMed

2. ナイロン糸|長年使用されてきた標準的な縫合糸

ナイロンとは?

ナイロンはポリアミド系の合成繊維で、外科手術で長年使用されてきた縫合糸です。

皮膚の縫合、眼瞼の手術、形成外科手術など、さまざまな領域で使用されています。

二重埋没法でも歴史的に広く使用されており、現在の埋没法に関する医学論文にもナイロンを使用した術式が多数報告されています。

ナイロン糸のメリット

ナイロンのメリットは、豊富な臨床使用実績があることです。

また、モノフィラメントナイロンは比較的組織反応が少なく、細い糸を使用できるため、眼瞼のような繊細な組織にも利用されてきました。

ナイロン糸のデメリット|長期的な加水分解

ナイロンで注意したいのが、長期的な強度低下です。

ナイロンは非吸収糸ですが、化学構造上、加水分解による経年変化が生じ得ます。

Tomihataらは、異なるpH条件下で縫合糸を12週間評価した研究において、ナイロンが酸性環境で強度低下を示しやすい一方、ポリプロピレンは比較的強度を保持することを報告しています。

この研究は、ナイロンとポリプロピレンの材料特性の違いを示す重要な基礎研究です。

ただし、実験室での加水分解試験と、実際にまぶたへ埋め込まれた糸の経年変化は同じではありません。

したがって、ナイロンだから必ず数年で切れる、あるいは二重が取れると断定することはできません。

ナイロンは十分な臨床使用実績を持つ一方、長期間の材料安定性という点では検討すべき特性がある縫合糸と理解するのが適切です。

3. ポリプロピレン糸|組織反応が少なく、長期安定性に優れる素材

ポリプロピレンは、非吸収性の合成モノフィラメント縫合糸です。

代表的な製品として「プロリン(PROLENE)」などがあります。

血管外科、心臓外科、形成外科などで広く使用されており、長期間体内に残すことを想定した縫合にも利用されています。

ポリプロピレンのメリット

ポリプロピレンは、比較的組織反応が少なく、加水分解に対する抵抗性が高いことが特徴です。

前述のTomihataらの研究でも、試験した非吸収糸の中で、ポリプロピレンはさまざまなpH条件下で初期強度をよく保持していました。

こうした特性は、まぶたの中に長期間糸を残す二重埋没法においても魅力的です。

ポリプロピレンにも弱点はある?

ポリプロピレンは比較的滑らかな素材であり、結び目の安定性には結紮方法が関係します。

また、加水分解に強いことと、あらゆる環境下で永久に変化しないことは同じではありません。

長期間の使用に伴い、酸化や表面の微細な変化が生じる可能性が報告されています。

さらに、糸が滑らかであることは組織内での摩擦が少ないという利点につながる一方、結び目の保持という観点では慎重な操作が必要です。

つまり、ポリプロピレンを使用していても、糸の結び方や固定方法が適切でなければ、期待する結果が得られない可能性があります。

4. PVDF(アスフレックス)|長期耐久性が注目される縫合糸

PVDFとは?

PVDFは、Polyvinylidene fluoride(ポリフッ化ビニリデン)の略称です。

フッ素系高分子材料の一種で、化学的安定性や機械的特性に優れた素材として知られています。

日本では、PVDF製縫合糸の製品として「ASFLEX(アスフレックス)」などがあります。

ここで整理しておきたいのは、PVDFは素材名、アスフレックスは製品名という違いです。

PVDFの長期耐久性を調べた研究

PVDFの特性を理解するうえで重要なのが、1990年代に報告された血管外科領域の研究です。

PVDFとポリプロピレンの縫合糸を長期間比較した実験では、9年間の加水分解環境下で、次のような強度保持率が報告されました。

素材9年後の引張強度保持率
PVDF92.5%
ポリプロピレン約53.4%

この研究では、PVDFは長期経過後も比較的高い引張強度を保持していました。

一方、ポリプロピレンでは表面酸化などの変化とともに、強度低下が認められました。

これは、PVDFの長期材料安定性を支持する重要な研究結果です。

ただし、ここには非常に重要な注意点があります。

この「9年後92.5%」という数値は、二重埋没法を受けた患者さんの二重ラインが9年間維持された割合ではありません。

あくまで縫合糸そのものの材料試験です。

この違いを理解しておく必要があります。

動物実験でもPVDFの安定性が報告されている

1998年に報告された血管外科領域の動物実験では、PVDFとポリプロピレンの縫合糸について、生体内での組織反応や材料の変化が比較されました。

この研究では、両素材の取り扱いや治癒に関する特性は概ね類似していましたが、長期留置後のポリプロピレンには表面の微細な亀裂が観察され、PVDFでは同様の変化が確認されませんでした。

こうした結果から、PVDFは長期的な生体内安定性に優れる可能性が示されています。

結び目の強度にも注目

2001年に報告された屈筋腱修復に関する実験研究では、PVDFはポリプロピレンと比較して、結節引張強度やクリープ特性などで有利な結果を示しました。

クリープとは、持続的に力が加わることで材料が徐々に伸びる現象です。

まぶたは毎日何千回も開閉を繰り返す動的な組織です。

そのため、縫合糸の引張強度だけでなく、繰り返しの負荷や持続的な張力に対する材料の挙動も、理論上は重要な検討項目になります。

ただし、この研究は腱修復を想定した実験であり、二重埋没法における固定力を直接評価したものではありません。

5. 糸の耐久性が高ければ、二重埋没法は長持ちする?

ここが、今回の記事で最も重要なポイントです。

二重埋没法が長持ちするかどうかは、糸の素材だけでは決まりません。

なぜなら、二重埋没法は、単に丈夫な糸で皮膚を縛る手術ではないからです。

二重ラインができる仕組み

もともとの二重まぶたは、眼瞼挙筋腱膜などの組織と皮膚との連動によって、開瞼時に皮膚が折り込まれることで形成されます。

二重埋没法は、この仕組みを糸による固定で再現しようとする手術です。

そのため、二重の持続性には、以下のような要素が関係します。

  • まぶたの皮膚の厚さ
  • 眼輪筋や眼窩脂肪などの組織量
  • 希望する二重幅
  • 瞼板や眼瞼挙筋腱膜との固定方法
  • 糸の通し方と結紮方法
  • 術後の組織変化

糸の素材より術式の違いが大きく影響することもある

2015年に報告された204名を対象とする後ろ向き研究では、二重埋没法の連続縫合法と結節縫合法が比較されました。

その結果、二重ラインの消失は、結節縫合法で19.3%、連続縫合法で8.6%でした。

この研究は、二重の持続性が、糸の素材だけでなく固定方法によっても変わり得ることを示しています。

もちろん、この数字をすべての埋没法に当てはめることはできません。対象患者、術式、追跡期間などによって結果は異なります。

しかし、二重埋没法の耐久性を考えるうえで、糸の素材だけを比較することが不十分であることは理解できるでしょう。

6. 「ナイロンは安い糸だからダメ」は本当?

インターネット上では、ナイロンを古い素材、ポリプロピレンを中級素材、PVDFを最上級素材として紹介する記事も見られます。

確かに、PVDFには長期耐久性を支持する実験データがあります。

しかし、だからといってナイロンを使用した二重埋没法がすべて低品質というわけではありません。

実際、2026年に発表された日本の形成外科専門誌『形成外科』の埋没法に関する解説でも、ナイロン糸を用いる術式が取り上げられています。

また、眼瞼形成やアジア人の重瞼術に関する医学論文でも、6-0や7-0ナイロンを使用した埋没法が報告されています。

ナイロンは、長年の使用実績を持つ医療用縫合糸です。

一方で、長期的な材料安定性については、PVDFやポリプロピレンと異なる特徴があります。

つまり、素材ごとの特性を理解して適切に選択することが重要であり、素材名だけで手術の良し悪しを決めるべきではありません。

7. 糸の太さは二重の仕上がりに影響する?

二重埋没法では、糸の素材だけでなく、太さも重要です。

一般に、6-0や7-0などの細い縫合糸が使用されます。

縫合糸の規格では、数字の前のゼロが多くなるほど、糸は細くなります。

太い糸の特徴

太い糸は、同じ素材・構造であれば一般に高い引張強度を期待できます。

しかし、まぶたの中に残る糸の体積が大きくなるため、結び目の突出や異物感などを考慮する必要があります。

細い糸の特徴

細い糸は、まぶたの中に残る異物量を抑えられるという利点があります。

一方で、糸径が小さくなると、一般に絶対的な破断荷重は低くなります。

また、細い糸を強く締め付ければ、局所的な組織への負担が生じる可能性もあります。

したがって、単純に太い糸が優れている、あるいは細い糸が優れているとはいえません。

適切な糸径は、素材、術式、固定部位、まぶたの状態などを踏まえて選択する必要があります。

8. 二重埋没法の糸が原因で起こるトラブル

埋没法では、糸を長期間まぶたの中に残すため、糸に関連したトラブルが生じることがあります。

代表的なものには、以下があります。

① 糸の露出・突出

埋め込んだ糸や結び目が皮膚側、あるいは結膜側へ露出することがあります。

皮膚側では、結び目が透けて見えたり、小さなしこりとして触れたりすることがあります。

結膜側に露出した場合は、眼球表面への刺激が問題になります。

② 異物肉芽腫・炎症

糸は医療用材料ですが、体にとっては異物です。

そのため、まれに糸の周囲に炎症性の反応や肉芽腫が形成されることがあります。

ただし、組織反応の起こりやすさは素材だけでなく、感染、糸の露出、結紮方法などにも影響されます。

③ 角膜障害

特に注意が必要なのが、結膜側へ露出した糸による角膜障害です。

2021年に報告された12名の症例研究では、埋没糸に関連した角膜上皮障害、角膜潰瘍、眼球穿孔などが報告されています。

これは、すべての埋没法でこうした重い合併症が高頻度に起こるという意味ではありません。

しかし、術後に持続する目の痛み、充血、異物感、まぶしさ、視力低下などがある場合には、眼科的な評価が重要です。

④ 糸の抜去が難しくなることがある

埋没法のメリットとして「糸を取れば元に戻せる」と説明されることがあります。

しかし、実際には、すべての糸を簡単に取り除けるとは限りません。

糸が深い位置にある場合、周囲に瘢痕組織が形成されている場合、あるいは糸の位置が分かりにくい場合などには、抜糸が難しくなることがあります。

2016年に発表された日本人116名・210眼を対象とする研究では、他院で行われた二重埋没法に関連するトラブルに対し、糸の抜去手術が行われました。

この研究は、二重埋没法の糸に関連する合併症の治療において、糸の位置の把握と適切な抜去手技が重要であることを示しています。

9. 糸の色が透明になると抜糸できない?

二重埋没法で使われる糸には、青色や黒色に着色された製品があります。

これは手術中の視認性に役立つほか、抜糸の際にも糸を確認しやすくする場合があります。

一方、長期間の経過で糸の色調が変化したり、組織に埋もれて見えにくくなったりすることがあります。

また、最初から透明の糸を埋没糸として使用するクリニックも一部に存在します。

こういったケースでは有色の糸が用いられている場合に比べて抜糸難易度が上がります。

また、抜糸の難易度は、糸の色ももちろんですが、その他埋没位置、結紮部位、瘢痕形成、術式などに左右されます。

将来的に抜糸が必要になる可能性を考えると、手術を受けた際の糸の素材や術式を把握しておくことには意味があります。

10. アスフレックスなら二重が永久に取れない?

永久に取れないと保証することはできませんが、長期的に強度を保ちやすいPVDF製のアスフレックスは、二重埋没法の糸を選ぶうえで魅力のある選択肢です。

二重ラインを支える糸には、細さや扱いやすさに加え、体内で長く安定していることが求められます。

PVDFには、長期的な引張強度の保持や生体内安定性を支持する実験データがあります。糸そのものの劣化による強度低下を抑えるという点では、長期的な固定を目指すうえで有利な特性といえます。

ただし、二重の持続性には、糸の耐久性だけでなく、固定する位置や方法、張力、二重幅、まぶたの厚みなども関わります。糸が切れていなくても、組織の変化や糸の緩みなどによって、ラインが浅くなることはあります。

また、材料としての耐久性の高さが、そのまま他の糸より二重が長持ちすることを証明しているわけではありません。素材間の長期的な臨床比較は、今後の検証が必要です。

アスフレックスの安定した素材特性を、ご自身のまぶたに合った術式と組み合わせること。 それが、自然で長く続く二重を目指すうえで大切です。

11. 二重埋没法を受ける前に確認したいこと

二重埋没法を検討するときは、糸の素材だけでなく、次の点も確認しておくとよいでしょう。

  1. 使用する糸の素材は何か
  2. 糸の太さや製品名は何か
  3. どの組織へ固定する術式なのか
  4. 希望する二重幅が、まぶたの状態に適しているか
  5. 二重が薄くなった場合や、糸の抜去が必要になった場合にどう対応するか

特に大切なのは、希望する二重の形が、ご自身のまぶたに合っているかどうかです。

まぶたが厚い方、皮膚のたるみが強い方、非常に幅広い二重を希望する方などでは、糸の素材を変更するだけでは十分な改善が得られないこともあります。

場合によっては、切開法など別の術式を検討することも重要です。

12. まとめ|二重埋没法の糸選びは、素材と術式の両方が重要

二重埋没法で使用される代表的な糸には、ナイロン、ポリプロピレン、PVDFの3種類があります。

ナイロンは長年の臨床実績を持つ素材ですが、加水分解による長期的な強度低下が懸念されます。

ポリプロピレンは組織反応が比較的少なく、加水分解に対して安定した素材です。

PVDFは長期的な強度保持や生体内安定性について有望な実験データがあり、注目されている縫合糸です。

ただし、最も重要なのは、糸の性能だけで二重の仕上がりや持続性が決まるわけではないということです。

二重埋没法は、眼瞼の解剖学的構造を理解したうえで、適切な位置に適切な張力で固定することが重要な手術です。

糸の素材、太さ、固定方法、二重幅、まぶたの状態を総合的に考えることが、自然で安定した二重を目指すうえで大切だと考えています。


参考文献

二重埋没法の術式・解剖・臨床成績

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  3. Comparison of the in vivo behavior of polyvinylidene fluoride and polypropylene sutures used in vascular surgery. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9617952/
  4. Comparison of mechanical properties of polyvinylidene fluoride and polypropylene monofilament sutures used for flexor tendon repair. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11386769/
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